♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯        オタルナイ・レコード提供         浜田隆史の音楽情報誌         『ライブ・ラギング』          <VOL.24>        (2005年12月2日発行) ♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯  浜田隆史:  北海道小樽市を拠点に活動しているラグタイム・ギタリスト。  自主制作CDを多数発表している他、1999年に「TAB Guitar School」から『クライマックス・ラグ』のCDと楽譜集を発表、ラグタイム・ギターの第一人者として評価されました。多数のオリジナル曲の他、スコット・ジョプリンなどのピアノ・ラグをギターにアレンジしたものが十八番です。 ======================================================= ■はじめに  みなさん、こんにちは。  おかげさまで、11月のツアーが無事終了しました(以下の記事参照)。次は、12月8日から13日まで、関東中心の「ツアー2」です(予定は一番最後に記しました)。今年最後のライブ・シリーズ、どうぞよろしくお願いします。  このメールマガジンは、「Yahoo! eグループ」またはBCCで配信されています。今まで電子メールで交流のあった方にお送りしていますが、もし不要な方は、お手数ですがこのままご返信ください。次回からは配信されません。 ======================================================= ■ 秋の全国ツアー、終了。  浜田隆史、秋の全国ツアー(11月4〜16日)。北海道から九州まで総計12カ所という、過去最大級の長いライブ・ツアーでしたが、おかげさまで無事終了しました。たくさんのご来場、ありがとうございました。  今回のツアーも、皆さんの協力のおかげで無事にやり遂げられました。共演者(名古屋の野田悟朗さん、岡山のmasakiさん、広島のウパシクマさん、小倉の若菜潤一郎さん、そして熊本のなゆたさん)をはじめ、ライブに関わった様々な方たちに、この場をお借りしましてお礼申し上げます。  このツアーの模様は、「写真のページ」と「ライブ日記2005」に掲載しましたので、どうぞご覧下さい。 http://www.geocities.jp/otarunay/gallery.html http://www.geocities.jp/otarunay/livenikki3-2.html ======================================================= ■ 気になる音楽情報 (24) ★ ジョン・レンボーンとウッディー・マン、来日中!  打田十紀夫さんの主催するTABギタースクール15周年記念ライブで、ブリティッシュ・フォーク界の第一人者であるジョン・レンボーンと、アメリカの素晴らしいギタリストであるウッディー・マンが、来日公演をしています。  以下の日程で行われている真っ最中。  11/29(火) 東京 Star Pine's Cafe  11/30(水) 横浜 Thumbs Up  12/2(金) 大阪 Banana Hall  12/3(土) 名古屋 Tokuzo  12/4(日) 東京 Star Pine's Cafe  12/6(火) 東京 Back In Town  実は私も、12/6の最終日に見に行きます。私の12/8からの関東ツアーは、この「ついで」なのかも? ともかく、ファンなら絶対見逃せません。 http://www.tab-guitar-school.co.jp/15th-live-vol1/15th-live-vol1.html ======================================================= ■ 好きなアルバム (25)  私の好きなアルバムを幅広くご紹介したいと思います。 ◎ タイム・トゥ・ラヴ/スティーヴィー・ワンダー (ユニバーサル・インターナショナル/Motown Records UICT-1027、2005年) http://www.steviewonder.net http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/stevie_wonder/ 1. イフ・ユア・ラヴ・キャンノット・ビー・ムーヴド feat. キム・バレル/2. スウィーテスト・サムバディ・アイ・ノウ/3. ムーン・ブルー/4. ボトム・オブ・マイ・ハート/5. プリーズ・ドント・ハート・マイ・ベイビー/6. ハウ・ウィル・アイ・ノウ feat. アイシャ・モーリス/7. マイ・ラヴ・イズ・オン・ファイアー/8. パッショネイト・レインドロップス/9. テル・ユア・ハート・アイ・ラヴ・ユー/10. トゥルー・ラヴ/11. シェルター・イン・ザ・レイン/12. ソー・ホワット・ザ・ファス/13. キャント・イマジン・ラヴ・ウィズアウト・ユー/14. ポジティヴィティ feat. アイシャ・モーリス/15. タイム・トゥ・ラヴ feat. インディア.アリー  前作『カンバゼーション・ピース』(1995)以来、何と10年ぶりのオリジナル・アルバム。  新作がついに発表されるという噂を何度聞いても、「どうせまた遅れるんでしょ」と、私は半ばいじけたような状態だったのですが(そして実際何度も待たされたのですが)、この長すぎるほど長い沈黙を経て、やっと私たちの元に届けられた本作(テーマはズバリ「愛」)は、当然ながら音楽神・スティービー・ワンダーの歴史的な傑作として、長く語り継がれることでしょう。  掛け値なしに素晴らしいアルバムであるというだけでなく、多少オーバーに言えば、人類がかつて作ったあまたの文化的創造物の中でも最も意義の深い作品の一つとして、このアルバムを認識するべきであると思います。  先行シングルカットされた12曲目は、割とストレートなモータウン・ナンバーという感じでしたが、グルーブ感溢れながらスティービー独特の華麗でマジカルなコード感と、月並みな表現ながら「天才」としか言いようがないメロディーセンスは、アルバム全編に渡ってフル回転状態。どの曲を取っても実に気合いの入った素晴らしいもので、新たなスタンダードの誕生と言うべきでしょう。  特に3曲目の神秘的なファルセット、4曲目の正調スティービー節、最初の妻とハリケーン・カトリーナの被災者に捧げられた11曲目の感動的なバラードなどで、久しぶりに目が潤んでしまいました。14曲目ではラップミュージシャン顔負けのマシンガントークを取り入れているのに、決してメロディーの魅力は忘れないと言う心憎さ。また、サポートする豪華ミュージシャン、特に女性ボーカリストの艶やかさも、このアルバムに彩りを添えています(何と長女のアイシャも参加)。  『キャラクターズ』(1987)あたりからかつての神々しい輝きが失われたと囁かれ、デビュー以来あきれるほど多作家だった彼が、一転して滅多にオリジナルの新作を出さなくなってしまった(もちろん『カンバゼーション・ピース』は素晴らしい作品でしたが)という近年の状況を考えると、この音楽の充実ぶりはファンとしてとてもうれしいのです。  もちろん、このアルバムは音楽を愛する人々全てにお勧めします。 ======================================================= ■ 音楽と全く関係ない話題(22)  交通費と宿泊費について。  本州ツアーを重ねる度、いつも問題になるのがこの点で、もちろん、いかに安くあげるかというのが至上命題です。  宿泊費を安くあげるために一番手っ取り早いのは、知り合いのお家に泊めてもらうことです。ただ、もう私も齢41になりつつある独身男性で、泊める方も泊まる方も気遣いが多いもの。最近の私は少し遠慮しがちなのです。  その代わり、安い宿を探すこと自体が、ツアーの醍醐味というか、楽しみの一つになっています。インターネットでの検索は定番ですが、現地に行って見ないとわからないことも多いです。公衆電話を探し、そこにある電話帳の広告から安い宿を探すというのは今でも使える常套手段です。11月のツアーでも、何度その手を使ったかわかりません。  宿自体の魅力も棄てがたいものです。例えば、九州でのとあるホテルは、マンションの部屋を分割利用したもの。一つの部屋に3つの区分けを設けて、それぞれ知らない人が入るという「シェアルーム」でした。ツーリングの人などがよく利用するらしいのですが、こういう「これでいいのか?」的な宿にドキドキしながら泊まるのも結構楽しいことなのです。  交通手段では、時刻表はもちろん、大きな街で格安チケットを取り扱うお店をチェックすることも忘れません。  問題は安さや速さだけではありません。長い旅では、何もすることがない無駄な時間は、むしろ体力の消耗に繋がります。目的地にちょうどいい時間に乗ってちょうどいい時間に着くという快適性が重要。そういう交通機関を選んで、かつ安く利用するのが賢い旅行者だと思います。  ちなみに、つい最近まで使っていた夜行の長距離バスは、宿泊費が一晩分浮きますが、代わりに体力を根こそぎ奪います。私は、よっぽどのことがない限り、ツアーではもう利用しないと思います。  これからのツアーもがんばって、安く快適な旅を楽しんでいきたいです。 ======================================================= ■ 12月関東ツアー直前!  恒例の秋〜冬の本州ツアー、今回は12月(関東中心)の予定について詳しい情報をお伝えいたします。前回に比べて「短期決戦」のツアーになります。  皆様のお越しをお待ちしております。 http://www.geocities.jp/otarunay/yotei.html ★12月8日(木) 19:30〜  東京・国分寺 クラスタ  【出演】浜田 隆史/ゲスト:覆面シンガー  【料金】2,000円(+1オーダー)  【問合先】tel: 042-326-8184(クラスタ) ★12月9日(金) 20:00〜  東京 新橋・レッドペッパー  【出演】浜田 隆史/南澤 大介/Sketch  【料金】チャージ2,500円(+1オーダー)  【問合先】tel: 03-3574-6067(RED PEPPER) ★12月10日(土) 開場18:45/開演19:15  さいたま市民会館うらわ(8F コンサート室) 『夜のギターコンサート タンゴとラグタイム』  【出演】浜田隆史/飯泉昌宏  【料金】全自由席1,800円(小学生1,000円)  【問合先】tel: 048-885-4139(ボルドーナ いいずみ) ★12月11日(日) 19:00〜  横浜・ぐりふぉれ屋 『浜田隆史 バースデー・ライブ!』  【出演】浜田 隆史/オープニング:浜野 誠(boonie)  【料金】チャージ2,000円+2ドリンクミニマム  【問合先】tel: 090-6043-1436(ぐりふぉれ屋) ★12月13日(火) 19:00〜  伊豆・SPICE DOG 『"GUITAR SYBERNETICS"フィンガースタイルギターの未来』  【出演】浜田 隆史/藤原 シゲトシ/AKI  【料金】チャージ1,500円  【問合先】tel&fax: 0558-23-2845(SPICE DOG)  ではまた! ======================================================= 発行者:浜田隆史 〒047-0021 小樽市入船2-12-5 tel & fax : 0134-24-9620 e-mail:otarunay@yahoo.co.jp 「オタルナイ・レコードのホームページ」 http://www.geocities.jp/otarunay/ =======================================================