♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯        オタルナイ・レコード提供         浜田隆史の音楽情報誌         『ライブ・ラギング』          <VOL.27>        (2006年3月26日発行) ♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯  浜田隆史:  北海道小樽市を拠点に活動しているラグタイム・ギタリスト。  自主制作CDを多数発表している他、1999年に「TAB Guitar School」から『クライマックス・ラグ』のCDと楽譜集を発表、ラグタイム・ギターの第一人者として評価されました。多数のオリジナル曲の他、スコット・ジョプリンなどのピアノ・ラグをギターにアレンジしたものが十八番です。 ======================================================= ■はじめに  ついに春! 私も充電期間を終え、そろそろ小樽運河での音楽活動をしていきたいです(まだ雪が積もっているので、解けてからになりますが)。外でギターが弾ける日が待ち遠しいです。  このメールマガジンは、「Yahoo! eグループ」またはBCCで配信されています。今まで電子メールで交流のあった方にお送りしていますが、もし不要な方は、お手数ですがこのままご返信ください。次回からは配信されません。 ======================================================= ■ 「ミクシイ」に参加しました!  ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ソーシャル・ネットワークサイトとして評判の「ミクシイ」(http://mixi.jp/)に私も音楽仲間から招待され、参加しました。最初はおっかなびっくりでしたが、同好の趣味の方とリンクしたり、同じ話題で書き込みを楽しんだり、ライブのお知らせをしたり、なかなか面白いものです。  通常の掲示板などと違い、友人・知人から招待されないと入れないサイトなので、悪質な書き込みは全くありません。もし「ミクシイ」への招待を希望される方がいらっしゃれば、私から招待メールをお送りいたしますので、ご一報下さい。 ======================================================= ■ 浜田隆史・新ビデオクリップのお知らせ  「ピボット・ライブステージ・ステーション」に、浜田のビデオ・クリップが取り上げられています。以前から2曲が登録されていましたが、新たに2曲が追加。さらに新たなインタビューのページも載っています! http://pivot.tv/music/interview_TakashiHamada.html  1.Maple Leaf Rag/2.Savoia Rag/3.Hure Cis/4.吹雪(Blizzard)/  RealAudio, WindowsMediaAudio, XVDAudio の三方式に対応。  上記インタビューのページから飛べますので、ぜひご覧になって下さい。 ======================================================= ■ 気になる音楽情報 (27) ★ 札幌に「楽天舎」開店! http://www.hl-sapporo.com/  数年前に何度か共演させていただいた札幌のシンガーソングライター・浅井修平さんが、この3月に「Cafe & Lunch & Beer 楽天舎」というお店を札幌東区にオープンしました。私はまだおじゃましていませんが、お食事にコーヒーにパーティーにと、いろいろ楽しめるお店だと想像しています。  さらに、同じ場所に「Music Shop はーとらんど」も開店。生演奏が楽しめるお店として、音楽愛好家の注目も集めています。  私は光栄にも、4月1日(土)にここでライブをさせていただくことになりました(下にある予定表を参照して下さい)。偶然にもエイプリル・フールですが、この情報はウソではありませんので念のため。同じ北海道の音楽仲間のお店ということで、これからも注目していきたいと思います。 ======================================================= ■ 好きなアルバム (28)  私の好きなアルバムを幅広くご紹介したいと思います。 ◎ An Album Of Early Folk Rags/David Thomas Roberts (Stomp Off Records S.O.S.1021、1982年) http://www.davidthomasroberts.com/  今回は趣向を変えて、今のところ入手困難なLPのご紹介。毎回ご紹介しているデヴィッド・トーマス・ロバーツの真骨頂の一つと言えるジャンル、「フォーク・ラグ」研究の成果を示す最初のアルバムです。 A面 1.Teddy In The Jungle(1910)Edward J. Freeberg 2.Pride Of The Smokey Row(1911)J. M. Wilcockson 3.Missoura Mag's Chromatic Rag( ? )H. H. Farris 4.Mashed Potatoes(1911)Calvin Lee Woolsey 5.Kalamity Kid(1909)Ferdinand Alexander Guttenberger (arr. by J. Russel Robinson) 6.X. L. Rag(1903)L. Edgar Settle 7.Texas Rag(1905)Callis Wellborn Jackson B面 1.Cole Smoak(1906)Clarence H. St. John 2.Sweet Pickles(1907)Theron C. Bennett [alias George E. Florence] 3.Back To Life(1905)Charles Hunter 4.Queen Of Love(1901)Charles Hunter 5.Holy Moses(1906)Cy Seymour 6.Sponge(1911)W. C. Simon  よほどラグタイム・マニアでないとわからないような、マイナーな作曲者の曲ばかりですが、スコット・ジョプリンの完成されたラグとは微妙に異なる印象を持った作品集で、私はここでもラグタイムの芸術性について確信を持つようになりました。  「フォーク・ラグ Folk Rag」という言葉に、彼は独自の定義をしています。それによると、フォーク・ラグは田舎の音楽で、いわゆるクラシック・ラグのヨーロッパ的な作法から逸脱した、型にはまらない性格を持つとのことです。言葉を替えると、クラシック音楽家から見ると理論的に間違った音使いも含むようです。  しかし、フォーク・ラグの中でも優れた作品は、例えばショパンのマズルカにも引けを取らないような熱情や表現力があると彼は主張しています。彼自身の作品も、「Pinelands Memoir」を筆頭に、フォーク・ラグに影響を受けているものが多く、またその後のアルバムでもたびたびフォーク・ラグを取り上げています。  ラグタイムといえばジョプリン一辺倒だった時代に出されたこのアルバムは、地味ながらラグタイム界にとって非常に重要な作品だったと思います。型にはまってマンネリになりやすかったラグタイムの世界に、異なる視点から光を当て、新たなモチーフを生み出しているのです。 ======================================================= ■ 音楽と全く関係ない話題(25)  スポーツで泣かさった(「泣かされた」の方言)話。  最近は、スポーツで泣かさる話が多いのです。スキージャンプの原田さんの引退会見を見て泣かさりましたし、野球のWBCで日本が世界を制したときも、めでたいのに不思議に泣かさりました。  そして昨日。現役を最後まで希望しながら引退した、元日本ハムの岩本投手(愛称・ガンちゃん)が、日本ハム開幕戦のテレビ解説者として出演していました。日本ハムはこの試合に勝利。私は最後までテレビ観戦していたのです。  そして開幕を飾った金村投手が、勝利後のヒーロー・インタビューで、あえて岩本投手のテーマ曲で登板した事に触れ、「岩本さんと一緒に戦いたかった」と話したとき、あの明るかった放送席のガンちゃんが思わず男泣き...。  いや〜、今でもこの場面を思い出すだけで泣かさります。  スポーツに限らず、人生を掛けて何かに打ち込んだ人だけが、こういうドラマを生み出すことができるのでしょう。 ======================================================= ■ 3−4月の予定  ついに春! これから注目ライブが目白押しです。  皆様のお越しをお待ちしております。 http://www.geocities.jp/otarunay/yotei.html ★3月29日(水) 20:00〜  小樽・一匹長屋 http://shino.cside.com/nagaya/  【出演】浜田 隆史(g)  【料金】2,000円(1ドリンク付)  【問合先】tel : 0134-32-4049(一匹長屋) ★4月1日(土) 18:30開場/19:00開演  札幌・Cafe & Lunch & Beer 楽天舎 http://www.hl-sapporo.com/  【出演】浜田 隆史(g)  【料金】前売2,000円/当日2,500円(1ドリンク付)  【問合先】tel : 090-5079-3334または011-704-1101(浅井さん) ★4月27日(木) 開場19:00/開演20:00  東京 新橋・レッドペッパー http://www31.ocn.ne.jp/~redpepper/  【出演】Sketch(g)/荒谷 みつる(g)/浜田 隆史(g)  【料金】2,500円(+1オーダー)  【問合先】tel: 03-3574-6067 (RED PEPPER) ★4月28日(金) 19:30〜  東京・国分寺 クラスタ http://www.classta.com/  【出演】浜田 隆史(g)  【ゲスト】覆面シンガー(特別出演)  【料金】2,000円(+1オーダー)  【問合先】tel: 042-326-8184 (クラスタ) ★4月29日(土) 開場17:30、開演18:30  千葉 新柏・キッチンパタータ http://www.patata.jp/  【出演】浜田 隆史(g)/Sketch(g)  【料金】3,500円(イタリアンバイキング・1ドリンク付き)  【問合先】tel : 04-7166-2383(キッチンパタータ) ★4月30日(日) 開場17:30/開演18:30  東京・Star Pine's Cafe  http://www.mandala.gr.jp/spc.html  【出演】ステファン・グロスマン(g)/打田 十紀夫(g)  【ゲスト】浜田 隆史(g)  【料金】前売 5,300円/当日 5,500円 (税込み、ドリンク別)  【問合先】tel: 03-5350-3509(TABギタースクール)  ではまた! ======================================================= 発行者:浜田隆史 〒047-0021 小樽市入船2-12-5 tel & fax : 0134-24-9620 e-mail:otarunay@yahoo.co.jp 「オタルナイ・レコードのホームページ」 http://www.geocities.jp/otarunay/ =======================================================