♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯        オタルナイ・レコード提供         浜田隆史の音楽情報誌         『ライブ・ラギング』          <VOL.42>        (2008年6月13日発行) ♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯  浜田隆史:  北海道小樽市を拠点に活動しているラグタイム・ギタリスト。  自主制作CDを多数発表している他、1999年に「TAB Guitar School」から『クライマックス・ラグ』のCDと楽譜集を発表、ラグタイム・ギターの第一人者として評価されました。多数のオリジナル曲の他、スコット・ジョプリンなどのピアノ・ラグをギターにアレンジしたものが十八番です。 ======================================================= ■ はじめに  皆さんお元気ですか。忘れた頃に発行される、浜田隆史のメールマガジンです。  これから夏場を迎えつつあり、小樽運河での演奏にも熱が入ってきました。最近は、モラレスのギター3本(私が「モラレス三兄弟」と呼んでいる、BM-100, BM-60DH, BM-50)を交代で弾いています。それぞれの違いを楽しみながら、ますます音楽にのめりこんでいます。小樽にいらっしゃることがあれば、ぜひお気軽に運河にお立ち寄りください。 ======================================================= ■ 春のソロ・ツアー、無事終了しました! http://www.otarunay.com/livenikki2008-2.html  5/13〜5/25まで行われた、春の本州〜九州までのソロ・ツアーが無事終了しました(厳密に言うと無事というわけではなかったのですが...詳細は上記の「ライブ日記」をご参照ください)。東は茨城から南は福岡まで、いつも以上に長いツアーになりました。お忙しい中お越しいただいたお客様、そして関係者の皆さんに心からお礼申し上げます。  なお、次回の本州ツアーは、11〜12月ごろを予定しています。こちらもどうぞよろしくお願いします。 ======================================================= ■ 気になる音楽情報 (41) ★伊藤 賢一、二度目の北海道ツアー! http://kenichi-ito.com/  アコースティック・ギター・ブック25,26号付録DVDでの演奏や、アコースティック・ギター・マガジン vol.35の「フィンガースタイリスト」でも取り上げられた、東京の実力派フィンガースタイル・ギタリスト。大屋、アントニオ・マリンといったギターの名器を駆使し、オリジナリティー溢れる美しいギター演奏を聴かせてくれます。昨年に引き続き、二度目の来道。  私は6/21〜23のライブでジョイントさせていただきます。 <全日程>  6月20日(金)札幌・ファニー(伊藤賢一ソロライブ)  6月21日(土)札幌・LOG(伊藤賢一/浜田隆史)  6月22日(日)小樽・一匹長屋(伊藤賢一/浜田隆史)  6月23日(月)札幌・BOSTON CLUB(伊藤賢一/浜田隆史)  6月24日(火)函館・FOLK SAKABA 高円寺          (伊藤賢一ソロライブ)  ライブの詳細は、この号の最後の方にもご紹介しています。  北海道のギターファンの方々、どうぞお見逃しなく。 ======================================================= ■ 好きなアルバム (40) ★『フィーリンの誕生』/ホセー・アントニオ・メンデス               (El Sur Records, 2007年) 曲目:01: 至福なる君 /02: 錯乱 /03: 最愛の女性 /04: 今を生きなければ /05: わたしの愛する人よ /06: もっと苦しみなさい /07: 1000の苦しみ /08: わたしの最高の歌 /09: 日暮れ /10: 謎 /11: 静けさ /12: あなたはわたしを忘れる /13: 至福なる君 /14: 臆病者たち /15: わたしの最高の歌 /16: 決心しておくれ /17: できることなら /18: 至高の愛 /19: あなたがわたしをわかってくれたなら  前述の本州ツアーの最終日(5/25)、私はリハの後、福岡のギタリスト・城直樹くんに連れられて街を散策していました。すると、マニアックなCDショップに行き当たりました。宝物のように多くの品揃えがあり、迷ってしまいましたが、時間がない中で探し当てたのが、このCD『フィーリンの誕生』でした。  「フィーリン」という音楽について、私は全く知りませんでしたが、スペインのトロバドール(吟遊詩人)の音楽が源流となって1950年代にキューバで生まれたロマンチックなモダン歌謡です。同時代のジャズの影響も受けつつ、落ち着いた雰囲気と訴えかけるような情感が素敵な音楽で、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」で世界的に有名になった女性歌手、オマーラ・ポルトゥオンドも「フィーリン」の流れを汲む人だとのことです。  このCDは、「フィーリン」の中心人物、ホセー・アントニオ・メンデスが1950年代半ばにメキシコで発表したデビュー・アルバムと、完全ギター弾き語りによるライブ録音をカップリングした編集盤です。ホセーはギターも実に達者な人だったようで、この弾き語り、聞けば聞くほどに心に染みる名演です。  陽気でのどかなラテン系というイメージのあったキューバの音楽界に、「ボサノバ」に勝るとも劣らないモダンで内省的な音楽が生まれていたというのは、大きな驚きでした。  皆さんも、機会があったらチェックしてみてください。 ======================================================= ■ 音楽と全く関係ない話題 (38)  最近はいろんなことがめまぐるしく起きていて、語ろうと思えば切りがありません。二三、かいつまんでご紹介します。 ◎ 今月6日、アイヌ民族は先住民族であると、初めて国会決議で認められました。昨年9月の国連の「先住民族の権利宣言」には賛成しておきながら、先住民族の定義があいまいだからという非常に変な理由で、今まで日本政府はアイヌ民族の先住権を認めてきませんでした。この決議は、やっとたどり着いた歴史的な第一歩だと思います。まずアイヌ民族が直接参加する、意味のある話し合いを切に望みます。 ◎ 上でご紹介している本州ツアーで壊してしまったヤマキの12弦ギターを含め、私はここ一ヶ月で所有ギターを5本も修理に出しました。さすがの私もこんな状況は初めてです。修理代だけでギターが一本買えそうなくらいですが、私は別にコレクションのためにギターを買っているわけではないので、実戦で使えないとわかったギターは、使えるようにするまでです。それにしても、自分の腕も20本くらい欲しい今日この頃です。 ◎ 先日、小樽でコーヒー豆を販売している(有)ビーンズワークスの千葉さん(Ramatさん)のお宅にお邪魔しました。以前からの知り合いでしたが、改めて入れていただいたコーヒーを飲んで、その芳醇な香りを味わいつつ、四方山話に花が咲きました。  このドミニカ産の「ラマットコーヒー」、この種の高級豆の中では良心的な価格で、こだわりのコーヒー党にはたまらないと思います。興味のある方は、ホームページをご覧ください。 http://www12.plala.or.jp/Ramat/ ======================================================= ■ これからのライブ予定 http://www.otarunay.com/yotei.html  東京のギタリスト、伊藤賢一くんのツアーサポート、そしてハンマーダルシマー奏者・小松崎健さんとの札幌ライブも予定されています。どうぞよろしく! ★ 6月20日(金) 開場19:00/開演20:00  札幌・Live House Funny (札幌市中央区南5条西2丁目 美松村岡ビル7F) http://www.lh-funny.com/ 【出】伊藤 賢一(ギター) *浜田は出演しません。 【金】2,500円 【問】TEL 011-552-0477(Funny) ★ 6月21日(土) 開演20:00  札幌・LOG (札幌市北区北14条西3丁目 ゼウスビル地下) http://sapporo-log.net/log_main.html 【出】伊藤 賢一(ギター)/浜田 隆史(ギター) 【金】2,500円(ワンドリンクつき) 【問】TEL 011-737-5388/090-7648-3037(LOG) ★ 6月22日(日) 開場18:30/開演19:00  小樽・一匹長屋 (花園町、元・松竹ボーリングの向かい) http://shino.cside.com/nagaya/ 【出】伊藤 賢一(ギター)/浜田 隆史(ギター) 【金】2,500円(ワンドリンク付) 【問】tel : 0134-32-4049(一匹長屋) ★ 6月23日(月) 開場19:30/開演20:00  札幌・BOSTON CLUB (札幌市中央区南5西2中銀ビル4階) http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=CHEW 【出】伊藤 賢一(ギター)/浜田 隆史(ギター) 【金】2,500円(ワンドリンク付) 【問】TEL : 011-512-4939(BOSTON CLUB) ★ 6月24日(火) 開演20:00  函館 FOLK SAKABA 高円寺 (函館市本町32-35 第三五洋ビル1F) 【出】伊藤 賢一(ギター) *浜田は出演しません。 【金】2,000円(2ドリンク付) 【問】TEL 090-7646-5311(すずきたつや) ★ 7月4日(金) 開場18:30/開演19:00  札幌・珈琲淹リファインド (札幌市白石区菊水8条2丁目1-35) http://www.refined-coffee.com/ 【出】浜田 隆史(ギター)/小松崎 健(ハンマーダルシマー) 【金】2,000円(別途飲食) 【問】TEL・FAX 011-825-9461  ライブ会場でお会いしましょう。  ではまた! ======================================================= 発行者:浜田隆史 〒047-0021 小樽市入船2-12-5 tel & fax : 0134-24-9620 e-mail:otarunay@yahoo.co.jp 「オタルナイ・レコードのホームページ」 http://www.otarunay.com/ http://www.myspace.com/otarunay/ =======================================================