ライブ日記2009秋(9〜10月)(2009年11月9日更新)

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 目 次

はじめに

9月16日(水)市川・ALMANAC HOUSE(with okayan)
9月17日(木)国分寺・クラスタ(with 冨田健二)
9月18日(金)横浜・ココペリ亭(with 西山隆行、伊藤賢一)
9月19日(土)東京 西荻窪・サンジャック(with 伊藤賢一)
9月20日(日)東京 恵比寿・Ebisu-45(with 西山隆行、荒谷みつる)
9月21日(月)東京 新宿・SACT(岡崎倫典プロデュース・イベント出演)(with 千葉英樹、なゆた、okayan)
9月22日(火)青山 外苑前・Z.imazine(with 一 卓嗣)
9月23日(水)新橋・レッドペッパー(with 小川倫生)
9月24日(木)市川・PUNCH CLOUD(with moisten)
9月25日(金)名古屋・源(with 前澤勝典)
9月26日(土)大阪・TEN-ON(with Yousei、前澤勝典)
9月27日(日)笠岡・カフェド萌(with 前澤勝典)
9月28日(月)広島・OTIS!(with 前澤勝典、SHiMA、唐津人士)
9月30日(水)北九州・フォークビレッジ(with 益田洋、長谷場隆嗣)
10月1日(木)福岡 博多・レディホーク(with 益田洋) NEW!!
10月2日(金)大牟田 カフェ シフォン(with 益田洋) NEW!!
10月3日(土)久留米・田主丸 晴留音(with 益田洋) NEW!!
10月4日(日)熊本・ヌアージュ(with なゆた) NEW!!

 

◎ はじめに

 2009年9/16〜10/4まで、私は過去最長の本州ツアーに行ってきました。
 今年は春のソロツアーをお休みしてしまったため、少しでも日程を入れたいという思いから、いろんな方にご協力をお願いした結果、何と1日だけ休みを空けた18ものライブの予定が入りました。最初はえらいことになったと思いましたが、いざ始めてみると、これがまた楽しいのなんの。休みをあまり入れずに連続でライブを行うことが、むしろ体にも心にも良い効果を上げているみたいで、最後まで健康的にツアーを回ることができました。

 今回のツアーは、2枚組ベストアルバム『Echoes From Otarunay Vol.1』の発売記念という名目の他に、初めてケータイを導入したツアーという、私にとってかなり大きな転換点となるツアーでした。私は今まで「ケータイ許さない」「もうケータイはいらない」などのアンチケータイソングを作ったことで、一部の好事家に知られている(?)稀有なミュージシャンだったのですが、ここ数年来の各方面からの要請などに屈する形で、この便利な道具を導入したのが、ツアー開始のつい何日か前。しかもあのiPhone(旧機種の3G)なのです。
 さあ、今回のツアーの顛末やいかに...

 

★ 9月16日(水)市川・ALMANAC HOUSE(with okayan)

 行きの飛行機は、当然ながら格安チケット。もはやツアーの成功は、交通費・宿泊費などの固定費の低減にかかっているといっても過言ではありません。
 南千住の安ホテルのチェックインは4時からなので、それに合わせると意外に遅い便でも大丈夫なため、またまた余裕の時間となりました。
 それにしても、東京に着いたとたん、その暑さに驚嘆しました。なんでも30度を越えていたそうです。
 北海道では前日がぐずついた天気で、20度も行っていなかったと思いますので、そのあまりの別世界ぶりに絶句。

 チェックインしてからはあまり余裕がなかったので、すぐに市川へ。
 ライブ会場は、北海道のおのぼりの人には多少わかりにくいような場所だったため、さっそくここで新規導入したiPhoneが大活躍!
 いつもだったら迷い迷ってお店に泣きの電話でも入れていただろう所でしたが、ほぼスンナリと到着できました。これはすごい!

 そしてokayanさんとの再会! 相変わらずのナイスガイぶり。
 okayanさんは、新CD『ギターのしらべは風にのって』からの曲を中心に、メロディアスな曲が印象的なステージでした。開演前にお店のマスター(写真左)に披露していただいた歌ものに感化されつつ、okayanさんの歌もたっぷり堪能しました。私も、長いツアーの初日を、楽しく気合の入った演奏でスタートできたと思います。私も歌ものの新曲「遠く離れて」を熱唱させていただきました。
 okayanさんと、この後にご一緒することになっているオムニバスライブ「アラフォー・ビッグ4」に出る、千葉英樹くんとも、この日初めてお会いしました。
 ギタリスト同士の交流にも花が咲いた、記念すべき初日のライブでした。

 なお、今回のツアーでは写真用カメラとしてiPhoneを使い、新規購入したデジカメはもっぱらビデオ撮影用に使いました。そのため、残念ながら自分の写っている写真があまり撮れていません。その代わり、時間ができたら、それらのビデオファイルを見繕ってYouTubeにアップしてみたいと思っています。

 

★ 9月17日(木)国分寺・クラスタ(with 冨田健二)

 ツアー二日目は、国分寺クラスタでのライブ。
 関東方面9日連続ライブということで、宿も同じところに9連泊しましたから、荷物の移動も最小限でとても楽。
 ライブ前、ギリギリまで寝て過ごすことができるというこの環境は、この長いツアーを乗り切る秘訣のひとつでした。

 冨田健二さんとのジョイントライブは、長い付き合いなのにまだ二、三回目ですが、バーデン・パウエルに加えてチェット・アトキンス、ジョプリンの「Weeping Willow」、さらに私の初期の作品「ワッカ・トゥイトゥイ」など幅広いレパートリーを楽しませてもらいました。ギターは前回と同じ「サイモン&パトリック」のシダートップという、ギターソロでは使っている人を見たことがないものでしたがこれがまた鳴るギターなのです。

 私は、昨日のレパートリーから意識的に外しつつ、ヴァリエーションをつけたパフォーマンスにしてみたつもりです。覆面くんは、ケータイを持ってしまったこの私を「裏切り者」呼ばわりしていましたが、もう同じ穴のムジナです。

 この日さらにビックリしたのは、凄腕のラグタイム・ギタリストのミキくん(写真右)に出会ったこと。TAB Guitar Schoolの生徒さんとのことで、まだまだ若いのに、普通のチューニングで何と巧みなラグ編曲をすることか。やっとこういう人が出て来る時代になったんだなーと、感慨深い出会いでした。ぜひ近いうちにCDを出してもらいたいです。

 最後の最期に覆面くんの覆面を忘れてしまった(回収済み)以外は、バッチリの一日でした。
 帰りは、またまたお客さんのお車でお送りいただき、感謝感激です。

 

 

★ 9月18日(金)横浜・ココペリ亭(with 西山隆行、伊藤賢一)

 私にとって初めてのお店、ココペリ亭
 昨日のクラスタの常連・まごさんから道順を詳しく記したページをご紹介されていたので、さっそく新兵器iPhone(なんかくどくなってきました?)でそのページを表示させながら歩くと、あれよあれよという間にお店に来てしまいました。このお店も、初めて来る人にはちょっと説明が難しい場所にあるのですが、方向音痴だった私のツアーにしては革命的に早い時間で迷わず着く事ができて、いやあ鼻高々でした。(後に一緒にツアーを回る益田さんには、このiPhone自慢をさんざん揶揄されましたが...)。

 さて、このお店で、ありそうでなかった3名のジョイントライブが実現しました。西山隆行くんとは、9/12に札幌・ファニーで行った共演が記憶に新しいところ。ピックを使ったギャロッピング奏法で、楽しく弾きまくるそのパフォーマンスは、見る度に進化しています。トミーのオープニングを控えてノリノリで、さすが西山くんです。

 伊藤賢一くんともすでに何度も共演していますが、彼もココペリ亭には初登場。しかも、こんな至近距離で鑑賞したのは私としても初めてかも。西山くんのラインを前提にした音とはまた違う、生ギターの味わい深い響きを堪能しました。初めて聞くトローバのロマンチックな曲にも感動しました。それにしても、偶然の一致ながら二人ともステージ衣装が黒尽くめ...黒子ですかキミたち(笑)。

 初めての会場の温かいご声援に包まれ、幸せを感じつつ私もバリバリ演奏。ここでも歌もの「雪ちゃんは魔物だ」は大ウケ状態でした。お客様もノリノリ状態で、弾いていて楽しかったです。最後の三人セッション、思いがけずアンコールまでいただき、全く打ち合わせしていなかったのですが、先日亡くなったPPMのマリーさんにちなみ、伊藤くんが提案した「パフ」で締めくくりました。
 お客さま、関係者の皆さん、どうもありがとうございました!

 帰りは、またまた伊藤くんに車で送ってもらい、車中で彼がMIXI日記でも書いていたビートルズのリマスター盤、しかもモノラルセットのいくつかを鑑賞。いやあ、モノラルなのになんと言う広がり、さらに繋がりや分離も良く、そもそも聞き覚えのないように感じる箇所もあったりして、初めて彼の言っていた「モノラルはステレオと違うミックス」ということが理解できました。
 ついでに家系ラーメンまで食べられて、最高の締めくくりでした。・・・夜中に喰うラーメン、たまにはいいですね。

 

★ 9月19日(土)東京 西荻窪・サンジャック(with 伊藤賢一)

 この日のお昼は、iPhoneを持って南千住から浅草までのお散歩。
 浅草駅の思いがけないところに、1杯500円という格安のうな丼があり、これがもううまいのなんのって。
 旅の新たな楽しみと醍醐味を感じました。

 もうツアー4日目、伊藤賢一くんとのジョイントライブが、西荻窪・サンジャックで行われました。
 サンジャックは、マイクで音を出すには適度な広さと和める雰囲気、おいしい料理も楽しめるお店で、健さんとのジョイントライブを始め、たびたびお世話になっています。
 開演前は、伊藤くんのお勧めの立ち食いそば屋へ行きました!
 まさかここで立ち食いそば屋に行くとは、さすがの私も予想していませんでしたが(笑)。

 普段はピックアップでのステージが多い伊藤くん、今回は彼の生音が存分に楽しめました。特に、彼をして「楽器終了!」とまで言わしめた名器ハウザーの深遠な響きは、マイクの存在すら邪魔に思えるほどの味わい深いものでした。この日、彼のギターを聞けたお客様はラッキーだったと思います。生で良いなと思うのは音色だけでなく、ダイナミクスもそのまま伝わるという、聞き手にも特別な臨場感が味わえることです。彼のギターを熟知した演奏では、そういう味わい方ができるのです。

 さて私も、いつもの通りマイペースで演奏。ベスト盤で初収録した「最後の休暇」も板について来ました。
 最後は、前日に引き続き「パフ」で締めくくり、爽やかなエンディングになりました。
 伊藤くんとのジョイント、また来年も企画しますので、今回来られなかった方もぜひよろしくお願いします。

  

 

★ 9月20日(日)東京 恵比寿・Ebisu-45(with 西山隆行、荒谷みつる)

 西山くんからご紹介いただき、これまた初めてのお店で、ユニークなオムニバス・ライブが行われました。

 行きは、iPhone片手に、普段だったら迷いそうな恵比寿の街を探索すると、Ebisu-45(フォーティーファイブ)に簡単に着けました。インターネットでの情報を通して、このお店の存在は前から知っていましたが、実際にお邪魔するのは初めてでした。日本でも稀に見るくらいの素晴らしい手工ギターの品揃えは圧巻で、店長の田中さんのお人柄からか、いつまでも試奏していたい雰囲気の素敵なお店でした。

 大盛況の店内。楽器店でのインストアライブには特有の「ご静聴お願いします」的な雰囲気の中、再び西山くんの演奏を楽しみました。水を得た魚のように、ギャロッピング奏法でグイグイ押してきます。しっかり自分の持ち味を出すあたりはさすが。

 荒谷みつるくんとはずいぶん久しぶりの共演(2006年4月の新橋・レッドペッパー[旧店舗]以来)となりました。以前よりさらに磨きのかかったギターソロ、さらにマイペースなテンポのMCが、店内を盛り上げていました。男性ボーカルとのユニットでのパフォーマンスもステキで、ギターソロにこだわらない間口の広さを感じさせるものでした。

 前の二人はここでギター講師をされているのですが、もちろん私はほとんどの方と初対面。様子を探るように徐々に調子を上げて行きました。しばらくやっていなかった「The First Kiss」をやろうとしたらすっかり忘れていて、急遽曲を変更したりしましたが、その他はいつも通り楽しんで演奏できました。
 最後の三人セッション、「Just A Closer Walk With Thee」と「Johnny B-Goode」で、ノリノリで締めました。さすが二人ともセッション慣れしてますね! 特に後者の曲はやっていてゴキゲンでした。

 終演後、近くの定食屋チェーン店でささやかな打ち上げ。おかわりも自由とか、結構いい店だ〜。
 荒谷くんもiPhoneユーザーで、なんか新たな連帯感が(笑)。
 二人とも、また機会があれば、いっしょにやりましょう!

 

★ 9月21日(月)東京 新宿・SACT(岡崎倫典プロデュース・イベント出演)(with 千葉英樹、なゆた、okayan)

 新宿 SACTの三周年記念イベントとして、あの岡崎倫典さんがプロデュースしたオムニバスライブ『アラフォー・BIG 4』。
 このオムニバスのお話をお聞きしたのは何ヶ月も前のことでした。今回の秋ツアーは、私のツアーにしてはスタート時期が普通より早い(いつもなら10〜11月あたりに企画します)のですが、この予定が最初に決まっていたため、その周辺を入れていった結果だったのです。

 それにしても、常々尊敬している、日本を代表するアコースティック・ギタリストの一人からお声が掛かったのは、大変感慨深く、光栄なことだと改めて思います。しかも、その倫典さんがオープニングアクトだなんて! (最初に2曲だけ演奏)。
 この日は、いつも通り平静を装っていたものの、私はガラにもなく舞い上がって緊張していました。

 千葉英樹くんは、倫典さんのお弟子さんで、清涼感あるフィンガースタイルギタリスト。音頭を取り入れるなど、センスある選曲もナイスでした。CD、無料配布はもったいない!

 okayanさんとは、このツアー二回目の共演。MCのツッコミが鋭い!ギタープレイも鋭い! 最後の「天国と地獄」、最高の完成度でしたよ。快傑ハリマオみたいな衣装もグッジョブでした。

 熊本から参戦したなゆたさん、相変わらずものすごく派手なパフォーマンス!グルーブ感とサービス精神に溢れる、かっこいいステージを堪能しました。電飾ストラップも実は使っていたのですが、ステージライトがバッチリ当たっていたため、あんまり良くわからなかった(笑)。

 私もバリバリ演奏、と行きたかったのですが、あまりに舞い上がってしまい、「アートウッド・ラグ」が半分しかできず、うわ〜、よりによってこんなところでミスっちゃった!という不本意なステージでした。反省・・・それ以外は楽しんで演奏できました。

 各共演者との共演、四人でのセッション、そして倫典さんも加わった「I'll See You In My Dreams」もうまく行き、大団円と思いきや、予想外のアンコール(本当はアンコールが掛かってから倫典さんが出る予定でした)で、全く打ち合せていなかった「見上げてごらん夜の星を」を5人で演奏。あたふたしながらも、楽しいセッションとなったのでした。

 打ち上げもいろいろヤバイ感じに盛り上がり、気がついてみたら終電の一歩手前でした。
 改めまして、呼んでいただいた倫典さんをはじめ、関係者・共演者の皆さん、ご覧いただいた皆さんに感謝します。

 (写真左は、全く関係ないのですが、新宿・SACT近くにあったインドネシアのバリ風ホテル。ちょっといいかも。)

 

★ 9月22日(火)青山 外苑前・Z.imazine(with 一 卓嗣)

 この日は、初めて青山のZ.imazine(ジマジン)でライブをさせていただきました。
 おしゃれな洋服のイメージばかり思い描いていましたが、だいたい当たってました。
 リハの後に気軽に入ったカフェがやたらに広く、しかも壁が鏡張りで、まるでダンスホールのようでした。たかがコーヒーを飲むのに、この広さや構造はないよというくらい。ひょっとしたらもともとクラブか何かだったのでしょうか。なんか落ち着かなかったです...

 この日は、一くんの友達のアラブくん(何で「アラブくん」なのかな?)が、あのYOKOYAMAギターを持ってきていて、急遽オープニングで何曲か演奏していただきました(写真左)。おお、やるじゃん!私のような世代にはちょっと懐かしい、ニューエイジ風の素敵なギターソロでした。

 さて、一卓嗣くんとも、もう何度も一緒にジョイント・ライブをしてきています。彼の曲はとてもメロディアスで、しっとりと流れていく印象的なアルペジオに特色があり、私は昔から大好きなのです。初めて見る彼の新ギター、SUZUKAWA GUITARS OMc-03の繊細な響きが、彼のそんなメロディアスな曲を新鮮に彩っていました。また、最後に演奏されたディレイホールドなどのエフェクトを駆使したインプロビゼーションも新しい試みで、ジョン・フェイ繋がりの私はいたく感動しました。
 今度は、その調子で私とセッションしましょう!

 

★ 9月23日(水)新橋・レッドペッパー(with 小川倫生)

 この日は、ライブ前にも大事な会合(飲み会?)があり、結構盛りだくさん。
 お昼から、その会合、すなわち日本ラグタイムクラブのオフ会に参加。なかなかラグタイムファンがこうして集まる場が少なく、約一年に一回開かれるオフミの意義はとても高いのです。今回は、会長である室町さん(私との共作ラグもあり)が初めて名古屋から参加して、ますます盛り上がり、親睦を深めたのでした。

 さて、夜は、ツアー定番の新橋・レッドペッパーにて、小川倫生くんと久しぶりのジョイントライブでした。
 リハ後は、お客として来てくれたギタリストのNemさんと小川くんの三人で、軽くマックで腹ごしらえ。
 小川くんは、一時期は活動休止状態だったこともあり、実はしばらく共演していなかったのですが、ブランクを感じさせない素晴らしさでした。新機材として導入されていた、3Uもある真空管プリアンプが圧巻! しばらく見ない間に、また凄みを増した印象のソロギターを堪能しました。さらに、新曲の「New Song」をいち早くライブで聴けました。彼のこれからの活動が楽しみです。

 レッドペッパーは、17日の国分寺・クラスタと同じく、私も古くからお付き合いさせていただいているお店で、いつもリラックスして演奏できるホームグラウンドのように感じています。この日は、昨日共演してくれた一くんやアラブくん、さらにクラスタで共演した冨田さんもお客としてきてくれました。私は、一くんが持ってきたSUZUKAWAギターをちょっとだけ弾かせていただきました。まさに鈴鳴り、軽やかに鳴るギターでした。(ギターといえば、終演後にNemさんが弾かせてくれたSakataギターも味のある音を出していました)。

 恒例のセッションは、二人のなぜか共通のフェバリット、ビーチボーイズが取り上げた曲として有名な「Sloop John B」で楽しく締めくくりました。
 音楽仲間たちと作る楽しい空間、そんな雰囲気で彩られた素敵なライブだったと思います。
 (右の写真は、左から順に私、罪滅ぼしダンさん、アラブくん、一くん、Nemさん、そして小川くん。みんな、ありがとう!)

 

★ 9月24日(木)市川・PUNCH CLOUD(with moisten)

 ついに関東方面ライブシリーズ(9連続)の最終日。
 千葉県市川市、行徳という初めての街で、moistenさんとのジョイントライブが行われました。
 moisten(モイスン)は、マイミクのゆつ☆さんかりんさんのユニット。
 ゆつ☆さんたちとは、戦うオヤジの応援団でお知り合いになり、ありがたくも共演のオファーがあって、いっしょのステージに立つことになったのでした。

 またiPhone自慢ですが(笑)、行徳駅でゆつ☆さんと待ち合わせするときにも、iPhoneは大活躍。最初は直接お店まで行こうとしていたら、道すがらゆつ☆さんから電話が入り、思いがけず合流することができました。今までの待ち合わせと違うやり方ができることが改めてわかり、(ケータイに慣れている人なら、どってことない事なのに)感動を覚えました。パンチクラウドは、所狭しとエレキギターの名器が壁一面にディスプレーされているナイスなお店。ちょっと弾いてみたいなんて思ってしまいました。
 リハもそこそこに、ゆつ☆さん・かりんさんと定食屋で腹ごしらえ。
 かりんさんはお習字の先生でもあり、私の名とRagtimeという文字をあしらった素敵な色紙もいただきました。感激でした!

 さて、ステージでは、ゆつ☆さんの演奏する倫典さんや押尾コータローさんのギターソロ曲、懐かしさと共に和みつつ聴かせていただきました。
 かりんさんの歌も明るくかつ情感豊かで、ゆったり目のポップスを中心としたステキな選曲とともに、ゆつ☆さんとの息がピッタリのユニット演奏を堪能しました。
 和める雰囲気の中、私はアレンジもの中心の選曲で、誰もが楽しめるステージを目指しましたが、突然マニアックな曲もやったりと、自分自身も楽しんで演奏させていただきました。最後のmoistenとの共演がまた、大人の雰囲気で素敵でした。

 9/16の市川アルマナックハウスで始まり、同じく市川のパンチクラウドで終わった関東ツアー。計9日間にも渡りましたが、皆さんのおかげで楽しく乗り切ることができました。どうもありがとうございました!

 

★ 9月25日(金)名古屋・源(with 前澤勝典)

 本来は移動日の予定だった9/24に予定が入ったため、この日の移動は朝早くの高速バスという選択になりました。以前にも経験がありましたが、意外と下りのバスはスムーズに流れる上に料金も格安なため、私のツアーの定番的移動方法になりそうです。この方法で一番のネックは、朝早いため大都会・東京の通勤ラッシュと重なるという点です。しかし、そこさえクリアすれば大丈夫。朝早くといっても朝9:30から新宿→名古屋への高速バスに乗り、午後3時というちょうどいい時間に到着。早起きは三文の得なり、でした。

 久しぶりの名古屋の「源」で、これから4日間ジョイントする前澤勝典くんと再会。彼と会うのはドン・ロスの来日ツアー以来一年ぶりでしたが、相変わらずのナイスガイ、しかし我々も平等に一日一日年を取っているので、しばし過ぎ行く年齢の話題になりました。
 リハの後、ご飯を食べていたらしい彼を残し、私は源に来る途中で気になっていた「290円ラーメン」のお店で腹ごしらえ。
 う〜ん、ちょっと微妙...でも、デザートはメチャおいしかったです。

 前澤くんとは久しぶりの共演。ドン・ロスが使用していたものと同じ、ボスのペダルエフェクターを駆使しつつ、パワフルなギターソロを弾きまくり、改めて我がギターライバルの実力を目の当たりにしました。だから、早くギターソロCDを作ってと言っているのに...。奥さんのハンマーダルシマー奏者・朱美さんとのユニット、亀工房での演奏しか知らない人は、ぜひ彼のギターソロ音楽にも注目してほしいと思います。

 9/23に日本ラグタイムクラブのオフミで会っていた会長の室町さん、そのほかにもいろんな友達たちが見に来てくれて、私は感激しながら名古屋でも弾きまくったのでした。前澤くんの前で、無様なプレイはできません! 恒例のセッションは、アイリッシュの名曲・シーベグ・シーモアで美しく締めくくったのでした。

 打ち上げも盛り上がり、車の運転のある前澤くんを尻目に、ついつい美酒に酔いしれてしまう私でした。
 その後、名古屋郊外にある、駐車場付きのホテルで、男二人でバタンキューしたのでした。
 ホテル料金はシングルだと高いのですが、ダブルだと負担が減るのです。

   

 

★ 9月26日(土)大阪・TEN-ON(with Yousei、前澤勝典)

 一夜明け、名古屋のホテルの目の前にある、ファミレスほどもある大きさの喫茶店でコーヒーを飲みました(我が生涯で入った喫茶店の中で最大の大きさ?)。
 今年の2月に小松崎健さんとのツアーでお世話になった、愛知県のカフェカレドニアでも聞いていましたが、特に名古屋では朝にモーニングセットを喫茶店で頼むという文化が確立しているらしく、他の町に比べて喫茶店が元気な感じがします。

 それから、前澤くんの車で大阪へ。便乗させていただく私は全く楽な旅で、改めて前澤くんに感謝!
 途中の高槻で、馴染みのギターショップ「井上楽器」に久しぶりに寄り、しばしのギター談義に花が咲きました。
 愛すべきおやっさん、井上さんの親しみやすい独特の口調、旅すがら二人で真似するとなんか笑いのツボに入ってしまい、これ以降たびたび口真似してしまう私たちでした。おかげさまで楽しい旅になりました!

 さて夜は、大阪・関目高殿のTEN-ONで、Youseiくんとの3人オムニバスライブが行われました。
 井上楽器でたまたま出会ったお客さまがいらしてくださったりして、堀尾さん流に言うと激・感謝!でした。
 Youseiくんの不思議な雰囲気を持つギターソロ。自分ならこういう発想はできないだろう、というスリリングな瞬間に満ちていて、改めて感銘を受けました。

 前澤くんと私の出会いのきっかけは、タコマのギタリストであるレオ・コッケやジョン・フェイのファンだったからということを考えると、この日のオムニバスの裏テーマ「タコマ・フォロワー」、とても感慨深いものがありました。ちょっと時間が押してしまい、最後三人の共演ができないかも...と思われましたが、私はどうしてもこの三人で共演がしたかったので、無理やり時間を合わせて、歴史的三人セッションとなったのでした。

 特大アイスもなかを食ったり、ささやかな打ち上げが終わってYouseiくんと別れた後、前澤くんと私は、2月にもお世話になった三宮のTさん宅にお世話になりました。
 前澤くんと一緒にここに泊まりに行ったのは数年ぶりでした。おかげさまでぐっすり眠ることができ、英気を養いました。

 (写真左は、井上楽器で発見したアタッシュケース型カホン! すごい良い音で叩けます。)

 

★ 9月27日(日)笠岡・カフェド萌(with 前澤勝典)

 また前澤くんの車で、岡山県笠岡市へのドライブ。うまく休日1000円の高速料金を利用。
 長い道のりでしたが、前澤くんのおかげで普段行けないようなところでも行けてしまい、楽しく賢い旅になりました
 前澤くんは亀研究家としても知られていて、岡山県笠岡市にある「カブトガニ博物館」にも興味心身だったので、車で向かってみると、あいにくの雨、しかも閉館時間の15分前でした。しかたないので、博物館前の恐竜展示の前で記念撮影しました。
 う〜む、カブトガニを見に来て恐竜にあたるとは、ちょっとスケールが大きすぎ。

 カフェド萌のせっちゃんさんと久しぶりの再会。何度目かでやっとせっちゃんさんお勧めの素晴らしいホテルに泊まることができ、長い宿題を終えたようなすがすがしさを感じました。部屋も広くて、一部屋でも前澤くんと一緒に眠れそうなくらいの部屋を一人で占有というぜいたくさ。前回は不思議大爆発の怪しい民宿でしたから、私も偉くなったものです(笑)。特にいつでも入れるヒノキ風呂が最高でした。

 夜はそのカフェド萌にて、前澤くんとのジョイントライブ。
 アットホームな雰囲気のお店で、二人とも楽しみつつそれぞれのベストを尽くして演奏できたと思います。
 前澤くんは今回、バリトンギターは持ってきていないのですが、ギルドの12弦ギターで奏でられる、生々しい迫力ある「タートル・トーク」は、その穴を埋めて有り余る、素晴らしいパフォーマンスを発揮していました。私も歌ものを交えつつ、萌でのステキな夜を満喫したのでした。

 海老嫌いの前澤くんの手前、シャコ丼はまた今度の楽しみにしておきます(笑)。 

 

★ 9月28日(月)広島・OTIS!(with 前澤勝典、SHiMA、唐津人士)

 朝、萌で腹ごしらえさせていただき、名残惜しくも笠岡を出発。この日は高速料金1000円というメリットが使えないので、ゆっくりと下道での車の旅。
 途中、車窓から面白い神社が見えたので寄ってみると、広島県福山市草戸町の「草戸稲荷神社」という、美しく由緒正しい神社でした。
 まるで厳島神社のような赤く巨大な社殿が印象的で、今回の旅の中で最も多くの枚数の写真を撮ってしまいました。
 これこそ、車の旅の醍醐味というものでしょう。
 前澤くん、ありがとう!

 広島に着き、ウィークリーマンションにチェックイン。この手の宿泊施設に泊まるのは初めてかも。
 そしてOTIS!で冴えキングさんと再会! いつもお世話になってます!
 リハの最中に冴えキングさんに教えてもらったiPhoneアプリの数々は、かなり素晴らしいものばかりでした。
 特にギターチューナーのアプリ(Guitar Toolkit)、今まではチューニングを変えられないのではないかと勝手に想像していて、二の足を踏んでいましたが、全然大丈夫でした。どんなチューニングでもOKで、しかもスケールやコードも自由に表示できる優れもの。むしろオープンチューニングをやる人のためのアプリだと思います。

 さて、 OTIS!でのライブ、今回はいつもと趣が異なり、フィンガースタイルギターのオムニバスライブ形式でした。
 唐津人士さんと会社の同僚の方の心温まる歌とギター、そして広島ではおなじみSHiMAさんのハワイアンスタイルのソロギターを楽しみ、そして前澤くんと私も、今回のジョイント・ツアー最後の競演を楽しんだのでした。アンコールは、再び前澤くんと二人で有終の美を飾りました。
 打田十紀夫さんとのつながりからブルースギターのYoshiさんが見に来てくれたり、その他いろんな方のご支援があり、想像以上の賑わいの中で楽しいライブイベントが無事終了したのでした。みんな、ありがとう!

 前澤くんとは、翌日の日中まで広島観光(といっても原爆ドームの見学など)でも一緒でした。
 本当に、おかげで楽しいツアーができました。また次の競演の機会を楽しみにしています。

 

★ 9月30日(水)北九州・フォークビレッジ(with 益田洋、長谷場隆嗣)

 9/29はこのツアー唯一の休み。といっても、前述の観光やら、移動やらであっという間に時間が過ぎ去ってしまいました。
 ケータイを持ったのを機に、翌日から4連続ライブをご一緒する益田洋さんといち早く小倉で待ち合わせして、とりあえず乾杯しました。

 さて、9/30は、九州ツアー初日。
 いつもお世話になっている小倉・フォークビレッジで、益田洋さんとのジョイントライブが行われました。
 九州に入ってから、決して天候は良いとはいえませんでしたが、そんな中、見に来ていただいたお客様には本当に感謝するのみです。

 オープニングでクラシック・ギターを弾く長谷場隆嗣さん、前回同様サザンの曲などをナイロン弦ギターソロで演奏してくれて、しばし和みました。
 益田さんは、さすが貫禄のプレイ。いきなりメイプルリーフ、そして70年代ポップスの名曲の数々。意外にも久しぶりの共演となりましたが、以前と全く違う選曲で、歌うように奏でられるギターを楽しみました。ちなみに、今回は「Camps」と言うナイロン弦ギターを使っています。

 私もバリバリ演奏。やはり最初は私も、益田さんに負けじとメイプルリーフ。二者二様のメイプルリーフが聞けるライブというのも、また一興ではありませんか。今まであまりやらなかったミシシッピ・ジョン・ハートの曲なども、ついついやってみました。今までの選曲から少しづつ変えていき、レパートリー豊富な益田さんを意識した構成になりました。最後に益田さんと共演した「さらばジャマイカ」、いい感じでした!

(写真右、食べませんでしたが、激安ラーメン店の前で記念撮影。...食べたかった。)

 

★ 10月1日(木)福岡 博多・レディホーク(with 益田洋) NEW!!

 この日の朝、益田さんのお友達、クニさんのお車で、ありがたくも博多のホテルまでお送りいただきました。
 同じ福岡県とは言っても、小倉から博多はかなり移動距離があるのです。
 クニさんは、この日のライブ全般にお世話になり、大変感謝しています。

 そのホテル、最初予定していた旅館よりも料金が安いことがわかって、ツアー中に変更した宿でしたが、これがまた久しぶりに...なかなか面妖な雰囲気を持った個性的なホテルでした。従業員がどうやら韓国の方らしく、1階の居酒屋兼食堂ではそれっぽいメニューがいっぱい。テレビにはお昼の韓流ドラマが流れていて、思わずニヤッとしてしまいました。共同のお風呂もなんというか民宿みたいな感じで、これも旅の醍醐味というヤツでした。

 ライブ会場の「レデイホーク」は、普段は音楽ライブをしない普通のバーなのですが、益田さんやクニさんのつながりで演奏させていただくことになりました。
 益田さんがこの日のために持ってきてくれたローランドのギターアンプを使った、手作り感覚のライブになりました。
 とてもアットホームな雰囲気で、私はまた選曲を変えながらマイペースで演奏。
 益田さんの演奏は、昨日にも増して素晴らしかったです。ハバネラのリズムを持つジャニス・イアンの「Will You Dance」、益田さん個人のエピソードも交えての演奏は絶品でした。この曲は、2009/11に発売になった益田さんの新作CDの表題曲にもなりました。

 終演後、益田さんとクニさんと三人で長浜ラーメンを食し、改めてそのうまさに感服しました。
 どうして九州はこうラーメンがうまいのでしょうか!

 

★ 10月2日(金)大牟田 カフェ シフォン(with 益田洋) NEW!!

 この日はあいにくの土砂降り。クニさんの車で待ち合わせの六本松まで連れて行っていただき、この日から三日間いろいろお世話になったろくさんと合流しました。
 ろくさんは、以前私のことをインターネットでチェックしていただき、しかも小樽運河にも来てもらって、楽しい交流をさせてもらっていました。
 大牟田や久留米といった初めての街でライブができることになったのも、全てろくさんのおかげでした。

 大牟田は昔炭鉱の町として栄えましたが、今は斜陽化の波と戦っているという、似たような盛衰の歴史を持つ小樽に住む私としても親近感のある街でした。カフェシフォンに集った大牟田の熱い音楽仲間たち(大牟田プレーヤーズ)との交流が、まずうれしかったです。街を音楽で盛り上げるパワーを感じました。開演時間が近くなると、トイレに行くのも苦労するくらいの混雑で、ライブは大盛り上がり! この熱さに触れるにつけ、私は北海道の音楽状況と重ねるように見てしまい、ただ単に街と一緒にがっかりしているようではダメだということを、皆さんから無言のうちに教えてもらったような気がします。

 益田さんとのジョイントははや三日目。益田さんの尽きないレパートリーには、もう呆れてしまうくらい。ギターの心地良い響きを楽しみました。
 指に火が付くんじゃないか、という位に、私自身も自分の演奏を楽しみながら、幸せな一時を過ごしました。
 MCでは互いにいじったりいじられたり。特に、ケータイやiPhoneがらみで絡まれることが、何故かケータイを持つ以前よりも多くなってしまいました!
 益田さん、どうぞお手柔らかに(笑)。

 終了後は、やはり大牟田プレーヤーズの皆さんを交えて大セッション大会。
 その後、打ち上げで食べた大牟田ラーメン、白濁系とんこつで、長浜ラーメンとはまた別種の美味しさでした。
 九州のラーメン文化の奥深さをまたひとつ教えてもらいました。

 なお、翌日知ったのですが、大牟田は日本におけるカルタの発祥の地でもあるそうです。
 知れば知るほどステキな街です。ぜひまたお邪魔したいと思います。

 

★ 10月3日(土)久留米・田主丸 晴留音(with 益田洋) NEW!!

 私にとっては分不相応なくらいデラックスなホテルに泊まらせていただき、名残惜しくもまた次の街へ。
 ろくさんのお車で、まず久留米ラーメンを食べに行き、さらに地元のルシアー、桑野ギター工房にお邪魔したりと、旅を満喫させていただき激・感謝でした!
 桑野ギター、当日はあいにくOOほどの小さいモデルしかありませんでしたが、周囲の自然からインスピレーションを取り入れたような、伸びやかで素晴らしいサウンドでした。九州は、ラーメンだけでなくギター製作の文化も素晴らしいものがありますね!

 そして、田主丸(たぬしまる)にあるスケールの大きいロッジ風レストラン、晴留音(はれるね)に到着。
 自然と山に囲まれた素晴らしいロケーションで、この雄大な風景を見てるだけで曲が書けそうな気がしてしまいます。
 ここで、益田さんと4回目にしてこのツアー最後のジョイントライブが行われました。

 前日に引き続き、多くのお客さまにお越しいただきました。
 オープニング・アクトをしていただいた松本かつひろくんの歌がまた素晴らしかったです。
 私たちも負けじと、またまた燃え上がるように演奏!
 益田さんとはこの4日間、本当に充実したライブができました。

 マスターの信玄さんは素晴らしいシンガーで(打ち上げのときの歌には鳥肌が立ちました)、お店はなんとあのマルハギター(古い国産ギター)のコレクションが! といっても知らない人は全然知らないと思いますが、今は無きブランドの中でも特に弾き語りの人に愛されているようです。マルハ製の「グランドオープリーCF-81」を長く所有していたこともあり、国産ギターマニアの私は狂喜乱舞でした。なんと、ライブ本番でもOOOタイプのマルハをお借りしてしまいました。オールドならではの渋い音に感激しました。ぜひこのままマルハコレクションを大事にしてください!

 益田さんとの最後のセッションもピッタリ決まり、打ち上げもまた盛り上がり、この日寝たのは2時くらい・・・

 

★ 10月4日(日)熊本・ヌアージュ(with なゆた) NEW!!

 晴留音で泊まらせていただき、起きてからは地元の露天風呂に入りました。
 人もまばらでコセコセしていない、のんびりした入浴タイムでした。
 その後、益田さんと別れ、ろくさんにお知り合いの店まで連れて行っていただいたり、玉名まで送っていただいたりしました。今回のツアーはいろんな方にお世話になってきましたが、特にろくさんにはいろいろご配慮いただきました。この場を借りまして心から御礼申し上げます。

 さて、長かった私のツアーもこの日で最後。玉名から電車で熊本入りして、そこから繁華街の安ホテルにチェックイン。
 千秋楽は、9/21にも東京で共演した、熊本のなゆたさんとのジョイントライブ!
 大人な雰囲気のマイク録り(実はマイク派の私に合わせていただいたのです)のなゆたさん、今までと一味違う渋さを発揮していました。

 私にとって、ヌアージュでのライブは久し振り。楽しみつつ、なんと大牟田から三回連続でライブを見にきていただいた方のために、また少しづつ選曲を変えながら、最終日の演奏を楽しんだのでした。なゆたさんとの最後のセッションは、東京でもやったスティービー・ワンダーの「可愛いアイシャ」で締めくくりました。...これでいつか北海道でも競演できれば、全国制覇みたいになりますね! その日を楽しみにしています。
 終演後は、カントリーの大御所・チャーリー永谷さんのお店にお邪魔したり、なゆたさんの打ち上げに途中から合流したりと、最終日の夜を満喫したのでした。

 翌日の熊本→福岡空港行きの高速バスは、安いし早いしSAに止まらないし、なかなか素晴らしい手軽さでした。
 久しぶりに乗る福岡→新千歳までの飛行機。
 窓際の席だったので、長く雄大な雲海の景色を楽しんでいるうちに、あっという間に着いてしまいました。

 たくさんの人たちのおかげで、こうして長い長いツアーを締めくくることができました。
 本当に、どうもありがとうございました。

 次回のツアーは、なんと再び九州へ!
 小松崎健さんとの珍道中(11/22〜11/29)です。こうご期待!

(完)

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