ライブ日記2005冬(2006年1月8日更新)

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 目 次

2005年冬の関東ツアー 12月5日〜12月15日

1.12月5〜7日 移動日+ライブ鑑賞+いきなり休日

2.12月8日(木) 東京 国分寺・クラスタ(with 覆面シンガー)
3.12月9日(金) 東京 新橋・レッドペッパー(with 南澤大介、Sketch)
4.12月10日(土) 埼玉 さいたま市民会館うらわ(with 飯泉昌宏)
5.12月11日(日) 横浜・ぐりふぉれ屋(with 浜野誠)
6.12月12日(月) 温泉日
7.12月13日(火) 伊豆・SPICE DOG(with 藤原シゲトシ、AKI) NEW!!

8.12月14〜15日 小樽へ帰還

 

・2005年冬の関東ツアー 12月5日〜12月15日

 ライブ日記 2005秋でも触れた通り、今年の秋のツアーは二本立てとなり、今回がその二回目となります。打田十紀夫さんが、あのジョン・レンボーンとウッディー・マンのライブを企画したので、その最終日にあたる12/6から上京し、その後自分のツアーにしてしまうという、ある意味「便乗ツアー」でありました。

 もう一つのハイライトは、初めておじゃまする伊豆で温泉に入るということ。
 なんだか、完全に行楽感覚なのですが、今年最後を締めくくるツアーなので、本来の目的(新作CD『プレイズ・ロベルト・クレメンテ』の販促)を忘れずに、それなりに気合いを入れていきました。

 

1.12月5〜7日 移動日+ライブ鑑賞+いきなり休日

 12/5に小樽を出て苫小牧まで行きました。苫小牧から一日かけて大洗まで行き、そこから東京入り。
 いつも私が利用する小樽から新潟行きのフェリーは、ちょうど月曜日に当たる5日には運休だったので、仕方なく選んだ旅程でした。日程が近づいてきてからこのことに気が付いたのですが、本当は飛行機の「超割」が使える時期だったのを「フェリーでのんびり行こうよ」と思って敢えて取らなかったのでした。ちょっと失敗。

 大洗のフェリーにはかなり久しぶりに乗りましたが、お風呂は新潟のフェリーよりデラックスなのです。一般的に、フェリーは距離が長いほど設備も豪華になるもので、まだ東京−釧路間のフェリーがあった頃はものすごくデラックスな風呂で、お風呂だけゴージャスな旅を楽しんだものでした。
 フェリーには二等から特等まで、値段によって様々な等級がありますが、お風呂だけは、まずほとんどの人が一緒に大浴場を利用します。フェリーのお風呂は、いつも旅の楽しみの一つです。

 このフェリーの二等客室は、窓が付いていない代わりにテレビが置いてあり、一長一短という感じでした。たまたま隣り合わせになった人といろいろお話をしたりして、結構楽しく大洗まで旅をしました。

 その後、長い距離をかけて何とか東京(南千住)まで行き、さっそく安ホテルにチェックイン。その足ですぐジョン・レンボーンとウッディー・マンのライブ会場(新宿のバックインタウン)に向かいました。なかなか時間の余裕がなく、開場時間ぎりぎりに行くと、何とお店の前の横断歩道で打田さん、ジョン、ウッディーを発見! こんな偶然がまたとありましょうか。ウッディーは私のことを覚えていてくれて、感激でした。
 挨拶もそこそこにして、ライブ前にジョンの幻のアルバム『ギター・オブ・ジョン・レンボーン』を購入。つい最近まで全く知らなかったアルバムで、これを買うのはもはや義務というか、自然の摂理(by 藤原シゲトシさん)みたいなものでした。開演前の時間を利用して、待ちきれずにポータブルCDプレイヤーで全部聴いてしまったのです。ああ、感動。
 やっぱり私はジョンの音楽が大好きなのでした。

 もちろん、ライブも素晴らしいの一言。打田さんの人柄を感じさせる気配りが十分感じられて、本当に自然に彼らの音楽を楽しむことができました。ウッディーはもはや円熟の域に達していて、どのプレイにも素晴らしいエンターテナーのひらめきが感じられました。ジョンのライブには生きた伝説を感じ、約三年前のジョン&ダックとはまた少し違った、ブルースをメインにした構成が新鮮でした。また、ハーミットから一曲だけ(カロランのアレンジ物)プレイしていたのが感慨無量でした。

 翌日の7日は、いきなり完全休日。いやあ、ホントに何か入れればよかった...

 

2.12月8日(木) 東京 国分寺・クラスタ(with 覆面シンガー)

 開店以来ずっとお世話になっている国分寺のクラスタ。
 覆面くんも結構この日を楽しみにしていたようです。


[写真:実はビールが飲みたいのを我慢して演奏する浜田。]
 今回の演奏曲は、やはり新作CD『プレイズ・ロベルト・クレメンテ』を意識したものでしたが、このアルバムはほとんどの曲が以前からライブで弾いてきたものだったので、特に変わったセットでもありませんでした。

 しかし、いいものはいつまでもいい。自分の曲を誉めたりするのは結構苦手なのですが、過去のラグタイムの名曲なら遠慮なく褒めちぎることができます。
 伝統を踏まえた音楽を演奏するというのは、そういう心強さもあるのです。

 ファンの皆さんのおかげで、気持ちよく演奏できました。多謝!


[写真:冬でも半袖でがんばる覆面くん。]
 最近のクラスタ・ライブには必ず出てくる、我らが覆面くん。今回は調子に乗っていっぱい唄ってしまいました。
 すみません。

 どうしてこんな事をしてまで歌うのか、だんだん最初の崇高な理想を見失ってきたような気もするのですが...

 そろそろクラスタでも、何とかボロを出させようという鋭い質問が多くなってきました。まあ、いいじゃないですか。

 実は覆面くんはこの日、覆面をクラスタに忘れてしまったようです
 仕方ないので、次のライブの時に、彼に取りに行かせます。

 

3.12月9日(金) 東京 新橋・レッドペッパー(with 南澤大介、Sketch)

 昨日だけは打田さんの家に泊めていただき、その後また例の安ホテルへ。安ホテルのほとんど全てには「夜11時」までの門限があるので、ツアー・ミュージシャンにとっては結構やっかいなのですが(打ち上げで盛り上がったりしたらアウト)、探せば何とか大丈夫なところがあるのです。

 今日のライブは、これはまた最近のツアーではお世話になりっぱなしのレッドペッパーで、恒例の三人ライブ。南澤大介くん、Sketch さんと私で、名付けて「ギターソロ 三人の匠」。伝説のギター同好会「ギタリスツ」での繋がりが、ついにこういう形で実現しました。
 言い出しっぺの私は、最初このライブに「新たなる三人の変態」というタイトルを付けようと思っていたのですが、やはり Sketch さんが強硬に反対。いわく、「今回はAKIさんがいないんだから、ヘンタイは君だけだよ!」。
 ...言われちゃいました。

 ギター・ソロというジャンルは、今の時代はなかなかライブの集客が厳しいものですが、今回は共演のお二人のお力で、レッドペッパーは私がかつて体験したこともないほど満員になりました。亀工房の前澤くん、新鋭ギタリストの荒谷くんたちまで来てくれました。
 楽屋で男泣き。

 さて、出演順はじゃんけんで決めようと私が提案して、負けた私が出演順を選ぶことになり、結局一番手にしました。たまにはライブの企画者として考えて、トリを外してみたかったのです。しかし、私もおだっていたのか、自分の出番でアマチュアみたいに緊張しました。よく考えたら、最近こんなにたくさんの人の前に出ていった事って、あんまりなかったような...(お恥ずかしや)。


[写真:Sketch さん。]
 この日は三人ともピックアップを使わず、何と三台のスタンドマイクで音を拾って、ナチュラルな音を追求しました。

 Sketch さんとは年に何回も共演していますが、この日の演奏は本当に素晴らしいものでした。たくさんのお客様の反応を楽しむかのようにじっくり演奏して、喝采を浴びていました。

 やはり音楽は、私たちだけでなく、お客さんも共に作っていくものなのです。


[写真:南澤大介くん。]
 最後はご存じ南澤大介くん。新作CD『Milestone』を出したばかり。このCDは、Sketch さんの曲のカバーを含んでいて、その意味でも、このオムニバス・ライブの企画が実現できたのは本当に良かったです。

 体調が優れなかったり、演奏の最後で爪を割ってしまったりと、実はあまり本調子でなかったようですが、演奏自体はまさに南澤くんの世界で、素晴らしいパフォーマンスでした。

 最後に三人で共演。ありそうでなかった、夢の共演でした。

 後で南澤くんに訊いたら、「いや〜、ボクも別にヘンタイで良かったですけど?」だって。
 よし、次の機会には「三人の変態」復活だ!

 

4.12月10日(土) 埼玉 さいたま市民会館うらわ(with 飯泉昌宏)

 次の予定は、日本が誇るタンゴギターの俊英、飯泉さんとの久しぶりのコラボレーション。その前に、同じさいたま市民会館うらわの会議室にて、日本ラグタイムクラブ(JRC)の記念すべき第一回総会が開かれました。もちろん私も参加。
 今までメールなどでのおつきあいしかなかった人もいて、初めて直にお会いできました。主な議題は、今年後半から話が出てきたデヴィッド・トーマス・ロバーツ(David Thomas Roberts)の来日ツアー企画について。ぜひ進めようということで話が一致しました。その他、日本一のラグタイム愛好家・大矢さんの貴重なラグタイム楽譜原版を拝見、さらにトーマス・ロバーツのDVD上映会、ボブ・ミルン・コンサートの報告会など、実に楽しく意義深い会合になりました。

 その後、ついに飯泉昌宏さんとの共演コンサート。
 昨日のコンサートに引き続き、数多くのお客様にご来場いただき、感激でした。

 飯泉さんは今年、『タンゴとギター2/飯泉昌宏』『ケーナとギターの夢/高橋マサヒロ&飯泉昌宏』という二枚のCDを発表、ますます磨きの掛かった演奏で、初期タンゴの素朴で豊かな音楽世界と、ピアソラの自由で鋭く切り込む演奏表現が同居した、実にユニークなパフォーマンスを実現しています。この斬新な解釈は、敢えて表現すればロックと中南米音楽との結婚も感じさせるもので、まさに飯泉さんの独壇場です。ライブでの気合いの入ったプレイに、私も思わず唸ってしまいました。

 写真を撮ってもらわなかったことが悔やまれますが、この日の私の演奏、我ながらノリノリでした。特に今回の企画に最適の曲・ハバネラ風にリアレンジした「エンターテナー」は、弾いていて実に気持ちがよかったです。JRCの皆さんたちも見つめる中、ここで下手なプレイなどできません。過去のラグタイム名曲へ敬意を払いつつ、私の持てる力を存分に出したつもりです。
 最後は飯泉さんとの共演で2曲演奏。これもぶっつけにしてはバッチリ決まっていて、有終の美を飾ることができました。
 スタイルは違えど、同世代のギタリスト同士、不思議な絆を感じた夜でした。

 このコンサート企画、飯泉さんご夫婦にはいろいろお世話になりました。改めてお礼申し上げます。

 実はこの後、ゆっくりもできず、昨日忘れてしまった弦などを取りにレッドペッパーに直行。二日連続でライブ会場に忘れ物をしてしまうという、さすがの私でも今まで無かった、不名誉なトホホ記録を作ってしまいました。

 

5.12月11日(日) 横浜・ぐりふぉれ屋(with 浜野誠)


[写真:浜野誠くん。]
 この日は横浜の能見台にある素敵なお店「ぐりふぉれ屋」での二度目のライブ。

 オープニングを飾っていただいたのはシンガーソングライターの浜野誠くん。CDも何枚か発表していて、実にさわやかな音楽が印象的。彼の優しい歌声に、ツアーで疲れ目の自分もしばし癒されました。

 クリスマスの電飾が輝き、気分はロマンチック。


[写真:浜田隆史。]
 この日は私の41才の誕生日だったのですが(つまりバースデーライブ)、この年になって浜野くんからプレゼントをいただいてしまい、お店からもケーキをいただきました。どひゃー、感激です。

 このツアーではヤマハS−51ではなく、久しぶりにLL−45Dを演奏。繊細な生音が心地よく響きます。

 調子に乗って私も歌ものを何曲か披露。浜野くんの後ですと、「私は人に優しくない人間なのでは?」と思ってしまいます。「ケータイ許さない」とかね。


[写真:Sketch さん、帯名久仁子さん、AKIさん。]
 アットホームな雰囲気の中、無事にライブが終了。Sketch さんはじめ、ご来店いただいた皆さん、ありがとうございました。

 終わり近くになってきてくれたAKI&久仁子さんからも、下記の「誕生日ケーキ」をいただいてしまいました。本当にありがとうございます。



[写真:「世界のラグタイマー浜田タカシ」誕生日ケーキが減っていく様。]
 久仁子さん曰く、

 「浜田さん、ローソク立てて下さいね!」

 「絶対ですよ!」

 「絶対にローソク立てて下さいね!」

 どういうわけか、妙に繰り返し念を押されてしまいました。しかし、結局翌日の朝、ホテルが火事になるとまずいので、ローソクを立てずにお箸で黙々といただくことにしました。

 ここに証拠写真を掲載いたします。

 

6.12月12日(月) 温泉日

 さて、この日は忘れ得ぬ一日。生まれて初めて伊豆・下田まで足を伸ばしました。
 北海道出身の私ですが、伊豆の温泉といえば全国的に有名。昔は、首都圏の新婚旅行先といえばここだったそうです。冬の12月に温泉に入りに行けるというのは、まさに人生の悦楽そのものです。AKIさんほどではないにせよ、私も温泉は大好きです。

 そもそも、この伊豆入りは、地元のギタリスト・藤原シゲトシさんのご尽力で実現しました。藤原さんと共演するのは久しぶりで、とても楽しみにしていました。本当は、もう一人の共演者・AKIさんも「この日に是非行きましょう!」と言っていたのですが、残念ながら録音の仕事が入ってしまい、明日直接伊豆に向かうとのこと。ああ、残念でしたねぇ〜。

 下田駅で藤原さんと再会。お車で自宅までお送りいただき、その後ついに温泉へ。
 温泉の名前を忘れてしまったのですが、ものすごい山奥、というか山の上にある秘湯で、相当狭くて曲がりくねった坂道をどんどん車で上っていき、もう夜になっていたのですが全く灯りのない山道もあり、まさにやっとたどり着いたという場所でした。そこは、神社のような形をした建物で、下界が丸見えの露天風呂。
 これ、これだよ! ボクの望んだものは! 

 アルカリ質の温泉で、お肌がスベスベ。夜の月や星々もまるで絵みたいにキレイで、たまに月に雲がかぶったり、飛行機が通り過ぎたり、山の涼やかな風が吹き抜けたり、なぜか宮澤賢治の童話を思い出させるような、最高の露天風呂でした(いや、別にAKIさんを悔しがらせようとして言っているわけではないのですが...)

 藤原さんとの語らいも楽しく、お家でご飯まで御馳走になってしまい、この日はあっと言う間に過ぎ去ってしまったようです。
 いよいよ明日がツアー最後。しばし疲れを癒した一日でした(今回のツアー、あちこちで癒されまくっていた感じです)。

 

7.12月13日(火) 伊豆・SPICE DOG(with 藤原シゲトシ、AKI) NEW!!



[写真:伊豆半島を一回り! 右下は思いがけなく現れたニホンザル。]

 午前中から午後に掛けて、空き時間は、藤原さんに車でいろいろ場所に連れていってもらいました。車でないと行くのが困難な場所ばかりで、本当に感謝することしきりです。伊豆半島の風景は、非常にダイナミックというか、車で移動するたびに次々と地形が変わっていくのです。こんなに起伏が激しくて面白い景勝地は初めて見ました。藤原さんによると、いわゆるパワースポット(霊気の集まる場所)もあるとのことで、さもありなんと思いました。

 さて、ついに最後のライブ会場、スパイスドッグに到着。アメリカンテイストの感じられる素敵なお店で、チキンスープカレーが激ウマでした。やさしそうな店長さんと、PAを担当してくれた藤原さんのお友だち、そして思いがけなく再会となった湯淺佑一くん(以前、岡山でmasakiさんと一緒にやりました)。
 来るはずだったインド舞踊の方が来られなくなってしまったというアクシデントがありましたが、それでも雰囲気は徐々に盛り上がってきたのです。


[写真:藤原シゲトシさん、AKIさん。]
 よく考えたら、藤原さんもAKIさんに負けず劣らず、フィンガースタイル・ギター界の異端児ではないか(失礼!)と思います。
 特に、ディレイを使った神々しいエフェクトと瞑想的な演奏表現が印象に残る「Dog Star Rising」は、藤原さんの代表作です。

 次回作が非常に楽しみですが、その前に私のプロデュースする「ジョン・フェイヒイ・トリビュート」CDに参加してくれることになっています。


[写真:リハ中の湯淺佑一くんと藤原さん。]
 岡山・倉敷時代にコラボレーションもしていた湯淺くんと藤原さんの息はピッタリでした。
 湯浅君のプレイは、以前よりさらに研ぎ澄まされていました。現在は東京・八王子にお住まいとのことで、また機会があれば是非一緒にやりたいギタリストです。

[写真:リハ中のAKIさん。]
 そして、やっぱりAKIさん!

 AKI&久仁子でのプレイはまた格別ですが、ソロでもおびただしいエネルギーを発する、AKIさんならではの音楽です。

 この日もゆっくりできず、終演後トンボ帰りしなければならないとのことで、結局伊豆の温泉には入れませんでした。
 ああ、残念!


[写真:ギター集結の図。]
 この日使われたギターは何と5本。左から順に、湯淺くんのテイラー、藤原さんのギルド12弦、AKIさんのモーリス、藤原さんのマーチン、そして私のヤマハ。

 この中では、藤原さんのマーチンが一番の変わり種ギター。マーチンM−38のボディーにフィールズのネックを付けたもので、ピックガードは取り外してあります。パッと見、どこのギターか全くわかりませんが、これがすごく良い音なのです。


[写真:雰囲気抜群のステージに酔う浜田。]
 そして私。周りがかなり濃いメンツだったので(実は、企画段階で「ニュー変態トリオ」というキャッチ・コピーも考えました)、私は割とオーソドックスに、客席の年齢層を考えて古めの曲も入れながら、またまた楽しく演奏できました。

[写真:藤原さん、浜田、AKIさん。]
 そして最後の最後に、その濃いトリオでの歴史的共演が実現。これがあるからライブはやめられないのです。

 1コード・インプロ、昔の私なら全くできませんでしたが、今はむしろ「いつでも来い!」というくらい。人によって全く異なる音楽世界を、つかの間でもみんなで共有するというこの喜び、はまるとやめられません。

 予想以上に寒い中、ライブをご覧いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 

8.12月14〜15日 小樽へ帰還

 朝、一緒に寝ていた湯浅くんをたたき起こし(?)、ご迷惑でしたが藤原さんに車で下田駅まで送ってもらい、早めの電車で帰路に着きました。改めて電車でまっすぐ東京まで行くと、伊豆の遠さを実感しました。

 結局、行きも帰りも大洗−苫小牧経路になってしまいました。やはり疲れがあったのか、行きで悟ったためか、帰りの便ではついつい二等寝台を取ってしまいました。ああ、せめて帰りは飛行機にしたいところでした...これが貧乏ミュージシャンのつらいところ。

 というわけで、2005年のライブ・ツアーはこれで全て終了したのでした。
 皆さんのおかげで、また一年生き延びることができました。
 また来年もよろしくお願いします!

(完)

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