浜田隆史 ミクシイ日記 (2006年12月分 NEW!!.

  日記の目次へ戻る HOME

 ソーシャルネットワーキングサイトの「mixi.jp」で執筆している日記の過去分[親記事のみ]をここに公開します。
 記事が古いのはご容赦ください。

2006年12月01日
00:56
 しばらくお休み
11月29日の小樽・一匹長屋ライブが終了しました。クリスマス前に札幌で星くんとのジョイント・ライブがありますが、それ以外は、残念ながらしばらくギタリストとしての活動をお休みします。

代わりに、日本ラグタイムクラブのオムニバスCD第二弾『The Favorite』のプロデュース、アイヌ語新聞の製作、テープの聞き取りのアルバイトなどで忙しくなる予定です。寒い冬を何とか乗り切り、来年の春にまた皆さんとお会いしたいです。
2006年12月01日
23:33
 池田製菓の廃業
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061201&j=0024&k=200612019808

「北海道小樽市出身!」コミュニティーの書き込みで知りました。
ああ、何と言うことでしょう...!

池田製菓は、大正時代に創業、私も子供の頃に親しんだお菓子のメーカーです。
「池田バンビのピーナッツロール」というコマーシャル音楽は、私の世代の小樽っ子なら知らない人はいないでしょう。他にも「バンビキャラメル」「エビス豆」などの大ヒット作がありました。

私の家からも歩いてすぐの距離ですが、勝納川の畔、南樽市場の向かいに、池田製菓の大きな工場があります。昔は、宣伝塔の看板にイメージキャラクターの「バンビ」がデカデカと掲げられていましたが、数年前の台風で看板が吹き飛ばされ、今では廃墟のようなひどい姿をさらしています。それでも今まで続いてきました。長い間がんばってよく続いているなあ、こっちも負けずにがんばろう、などと思っていました。

私は今、時の流れの無常さを、そして小樽というかつて繁栄した街の絶望的な斜陽を、改めて感じています。

2006年12月04日
01:25
 二風谷に行く
先日、10年ぶりに二風谷に行ってきました。
アイヌタイムズが次回で第40号(季刊ですから10周年)を迎えるので、その記念にアイヌ語ペンクラブゆかりの地で編集会議ということになったのです(いつもは千歳で会議が行われています)。

会議の後は、地元のアイヌ語教室の方々も交えて親睦会が行われました。その後は旅館でも宴会。かなり久しぶりに浴びるほど酒を呑み、アイヌ語ペンクラブの仲間たちと共に有意義な一夜を過ごしたのでした。

私は、自分で言うのもなんですが頑固な人間らしく、いいと思って始めたことを自分からやめるつもりはありません。これからも目の黒いうちはアイヌ語新聞の発行に関わり続け、自分にできる範囲でアイヌ語・アイヌ文化の大切さを訴えていきたいと思います。
2006年12月11日
01:38
 MDと思いがけないもの
前に「DAT時代の終焉」を取り上げましたが、どうやらMDにも終わりの時が近づいているように感じます。ヤフーオークションでMDデッキの価格動向を見ると、昔は10万円もしたデッキが二束三文。携帯音楽プレイヤーの普及に伴い、その居場所が無くなっているようです。
HiMDという新しい規格も、カセットテープにとって画期的といわれた新技術「ドルビーS」などと同様に、時すでに遅しという印象です。

デヴィッド・トーマス・ロバーツの10/27の録音メディアがMDのため、デッキを持っていない私は、これをCDRに起こせなくて困っています。安い中古のデッキが札幌にもあるかも知れないと思い、私は札幌での部材購入のついでに中古屋に行きました。
しかし、店頭価格では、さすがにまだ「激安」という所までは落ちていません。1万2万は出さなければいけません。起こしたいMDが他のも含めて数枚しかない状況で、新たに落ち目の機械を買う事もあるまいと思い、いさぎよく断念しました。

実は、その中古屋で全く思いがけないものを発見しました。
私がずいぶん前にお世話になっていたラックスマンのヴィンテージ・アンプと、デンオンのDATデッキです。
後者は、私が今でも持っているもの(DTR-2000G)と全く同じですが、自分のはすでに壊れていて、直る見込みもなさそうなのです。これで録った昔のマスターテープは、今のソニー製DATデッキに掛けても微妙にエラーが起こるようなので、ほとほと難儀していました。(詳しくは「私の録音機材列伝」参照のこと)
http://www.geocities.jp/otarunay/record2.html

この中古屋のDATデッキの価格は、三万三千円という、これまた実に微妙な値段。いや、はっきり言えば高いのです...。何だか、こちらの弱いところを突かれていじめられているみたいな気持ちになりました。
確かに貴重なのですが、昔のマスターテープのためではなく、今新たなものを作るために投資したいので、これまた購入を断念しました。

でも、楽器屋巡りと同じくらい、中古屋巡りってワクワクするのです。

2006年12月15日
21:00
 アイヌタイムズ10年の歴史
現在、自分のホームページにアイヌ語新聞・アイヌタイムズ40号分の全記事の見出しを執筆中です。
http://www.geocities.jp/otarunay/taimuzu-all.html

本当は第40号の編集作業に追われている身なのですが、これもずいぶん前からの宿題として残っていた作業だったので、何とか今日中に完成したいと思います。

こうしてみると、創刊号からほとんど毎号、記事を書き続けている神崎さんの存在の大きさが改めてわかります。

2006年12月21日
15:05
 借りたMDプレイヤー
昨日、友人の星くんから借りたMDプレイヤーで、やっとMD音源のCDR化ができるようになりました。ポータブルプレイヤーなのでデジタル・アウト端子はありませんが、MDの音質を(わかってはいたものの)改めて聞き、デジタルアウトはなくても充分だと感じました。

確かに「割といい音」なのですが、「本当にいい音」「生音」を知っている人なら、これでシビアに音楽を聴くと、どうにももどかしさを感じると思います。この頭打ち感はカセットの耳に優しい音域の狭さとも違い、ただ何か足りないという印象。マスタリングに難のあった初期のCDソフトみたい。音源のサルベージのためだからと、無理してMDを買わなくてよかったです。

多分、携帯音楽プレイヤーも、通常モードではこんな感じだと考えられますが、24bit/96kHz(CDを大きく凌駕するスペック)録音を使ったりして一生懸命いい音で作ろうとする作り手の意識と、何でもいいからとにかく手軽に聴きたい聴衆の意識との間に、かなり大きなズレを感じます。
2006年12月24日
10:43
 今年のライブ終了
昨日は札幌のりびあんカフェで、星直樹くんとのクリスマス・ジョイント・ライブ。おかげさまで超満員の中、大いに盛り上がりました。

星くんとは学生の頃からの長いつきあいで、オムニバス『Acoustic Guitar / Solo』(1997)にも一曲参加していただきました。しかし、ギターソロでのジョイント・コンサートは、意外にも今回が初めて(ユニットのRINKAなどで何度か共演していますが)。アイリッシュやイギリスの曲を中心にした、繊細かつ着実に構築されたフィンガースタイル・ギターの世界。オリジナル曲の「休石」も素晴らしい曲。ぜひソロ・アルバムを作ってもらいたいです。

私は、最近導入したクレオバンブー製の竹ギターを使い、最後までノリノリのタケタケで演奏。今年最後に覆面クンまで現れて、楽しいコンサートでした。

私の今年のライブはこれにて終了です。
また来年、機会があればよろしくお願いします。
2006年12月28日
18:50
 ノリノリのタケタケ
今年もあとわずかですね。

この冬は、名古屋のクレオバンブー製のカスタム竹ギターをよく弾いています。今年は、秋のツアーでカワセ楽器のマスターOMも導入しているため、この1年で二本もギターを手に入れたことになります。

竹ギター、当然予想すべきですが、普通のギターとはかなり違うユニークな特色を持っています。まずサウンドホールがトップの真ん中でなく左肩に付いていて、外見上はハワイアン・ギターみたい。ブレイシングも全く違う構造です。
しかし、奇妙な外見とは裏腹に、かなりサスティンが長く(多分私の持っているギターの中で一番長い音)、コードの響きが実に素敵なギターです。

同じ竹ギターの愛用者だった故ノダゴローさんはナイロン弦ギターでしたが、私のギターはスチール弦。しかし、竹ギターを弾いていると、ノダゴローさんの好きだった即興演奏の感覚がどんどん湧いてきます。日本ならではの響きで、既存のラグタイムとはひと味違う発想ができそうですし、もちろん通常のラグタイムも魅力的に響きます。
ピックアップを付けにくい形状なのが唯一の欠点という所でしょう。

いきなり来年の抱負ですが、このギターを使った「ラグタイム即興アルバム」を春に発表したいと思います。
どうぞお楽しみに。

日記の目次へ戻る HOME