浜田隆史 ミクシイ日記 (2006年6月分 NEW!!.

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 ソーシャルネットワーキングサイトの「mixi.jp」で執筆している日記の過去分[親記事のみ]をここに公開します。
 記事が古いのはご容赦ください。

2006年06月01日
01:55
 雨の日、食べる
通算4日も雨。運河でギターを弾けない日が続き、気分も落ち込み気味です。
こんな時は食べます。
いや、今まで何も食べていなかったのではなく、仕事の日にはなかなか行けないようなお店に行って、せめてもの食い道楽でエネルギーを蓄えようと思ったのです。

まず、なか卯。小樽中心部では唯一の牛丼チェーン店ですが、牛丼が復活しているとは知りませんでした。何となくそば屋さんに昔からある牛丼の味に近づいた感じかな。

そして、小樽に最近できた本格的インドカリーのお店。量に若干不満がありましたが、本格的なチキンカリーが我が町で味わえるのはうれしい限り。何とお店の人も本場の人みたいでした。

蛇足ですが、カレールーは右か左か、というクラスタ田中さんの興味深い議論がありましたので、興味のある方はぜひご一読を。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=142746127&owner_id=619841
2006年06月05日
12:08
 ビギンに夢中
最近、ビギンに夢中です。
沖縄のビギン(BEGIN)ではなく、アンチル諸島のクリオール音楽(biguine)の方です。
ずっと前からCDでその魅力の虜になっていましたが、しばらく聴いてなかったので改めて聴き直すと、今さらながらハマってしまいました。

日本ラグタイムクラブのホームページで書いた解説で、私はビギンとラグタイムの類似性を指摘しています。メロディーの雰囲気、シンコペーションや転調の仕方がよく似ているのです。

コール・ポーターの「ビギン・ザ・ビギン」も好きですが、ちょっとおしゃれでおとなしすぎ。本場のビギンは、まさにヨーロッパ、南米、アフリカ文化の融和という感じで、クラリネットやバイオリンの演奏が絶妙に弾み、ノリノリで踊れる音楽です。

しかしまだまだ私も勉強不足。楽しむのにも勉強が必要なのです。
ビギンのお勧めCDがあれば、ぜひご教授下さい!
なお、私が持っているのは今のところ以下のCDです。

「ビギンの再発見 〜1930-1943〜」(二枚組、オルターポップWCCD-41017)
「ビギンズ・フロム・マルチニーク」(P-Vine PCD-1014)
もう一枚(今は行方不明)
2006年06月08日
10:32
 ノダゴローさん
私も未だに信じられないのですが、昨日(6月7日)ギタリストのノダゴローさんが死去されたそうです。ミクシイつながりのメッセージや「ぬちぐすい」のトピックで知りました。

死因はよくわかりませんが、小樽のベーシストでノダゴローさんの友人の飯田雅春さんによると、九州で事故で亡くなったとのことです。
本当に信じられません。
この夏、ノダさんと北海道で会えると思っていたのに。

ノダさんの参加していたグループ「ぬちぐすい」のメンバー、MAKOTOさんの書き込みを転載します。

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ノダゴロー〜新しい未来への旅立ち〜のお志
昨日、2006年6月7日14時34分、ノダゴロー氏43歳の生涯を終えました。
しかし、悲しいことに身寄りが無く、このままでは福祉機関に全て任せる事になり、誰にも最後をみとってもらえない事になってしまいます。
そこで、「ノダゴロー〜新しい未来への旅立ち〜へのお志」を設立し、せめて皆で送りたいとの思いがあり設立を決心しました。

その基金で葬儀、家の撤去などもろもろの費用に当てたく思います。

ノダゴロー最後のお志です。
どうか、どうか皆様のお力をお貸し下さい。

[注:すでに終了のため、口座名は書きません]

待ってます。
宜しくお願い致します。
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取り急ぎ、ご報告まで。
2006年06月10日
22:19
 CD『涙』の完成に涙...
CD『涙』が今日完成しました。
初回プレス1000枚入りの箱が運び込まれてきました。

箱を前にして私は感慨無量でした。
完成がもう少し早ければ、ノダゴローさんが生きている間に届けられたのに、と思うと本当に残念ですが、とにかくみんなの努力の結晶がついに形になりました。
このCDは、当初の企画だったジョン・フェイヒイだけでなく、ノダゴローさんの追悼盤と見ることもできるでしょう。

ノダゴローさんは、この時の録音(昨年秋に小樽で収録)の出来が大変気に入っていて、この他に収録した数曲も含めて別にミニアルバムを作ろうかな、と私に話してくれていました。問題はあるかも知れませんが、近いうちにその希望通り、私のプロデュースでCDRのアルバムを作ろうと思います。
2006年06月11日
21:59
 改めて、CD『涙』。

CD『涙』が6月10日に完成しました。
ジョン・フェイヒイのみならず、完成直前の6月7日に43才でこの世を去った、参加者の一人・ノダゴローさんにこのCDを捧げたいと思います。

『涙 〜ジョン・フェイヒイ・トリビュート〜 』  [OTR-020] ¥2,500(税込)

1.スナッピング・タートル・ブルース#2/青柳 学
2.レイルウェイ・フォー・J.F./扇柳 トール
3.ウェイル/小川 榎也
4.レクイエミネンス 2台のエレクトリック・ギターのための種々の響きの研究から/小川 倫生
5.タートル・トーク/亀沢 ノリボー
6.羊水/ノダ ゴロー
7.バイシクル・ビルト・フォー・ユー/一 卓嗣
8.舟歌(スコポラミン・ミックス)/浜田 隆史 [ミックス:南澤大介]
9.石の高み/masaki μ
10.Dの福音と若しくは杭打ちブルース/渡辺 昭彦

詳細、ご購入は以下のページへ。
http://www.geocities.jp/otarunay/newdisk.html

2006年06月17日
23:02
 最近の神様は厳しい
6月に入って、急に忙しくなりました。

CD『涙』の通販や宣伝、アイヌタイムズの編集、ワールドカップの観戦で寝不足(?)、デヴィッド・トーマス・ロバーツのツアー準備、さらに本業の小樽運河での演奏がそろそろ本格的なシーズンを迎えています。

ここ数年の小樽運河では、長い時間弾いてもなかなか稼げないのですが、忍の一字で弾き続けていると、何とか一人二人とお客の反応があり、その都度救われた気持ちになります。
時間ギリギリまで粘って、もう限界と思っていたら、終了直前にやっと一枚CDが売れた、なんて事が今年は何度もありました。

ひょっとして、私は神様から「最後までまじめにやれ!」と試されているのかなあ、と思うのです。
2006年06月20日
12:45
 著作権の問題
Reverend Gary Davis のコミュニティで、「Torrent」による貴重なライブ音源の無料ダウンロードが問題になっています。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=7790719&comm_id=38527

私は自分のホームページなどで、現行の私有財産的な著作権法には不満を呈しているのですが、さすがに、音源丸ごとのやりとりは、どんな理由があろうとも明らかに違法です。好きなギタリストだからこそ、無視できませんでした。

当のホームページの管理人に抗議のメールを出しましたが、全く話し合いになりません。
私はこれを何とかやめさせたいと思います。
とりあえず、Reverend Gary Davis の著作権を管理しているらしい「Folklore Productions」にはメールで連絡しておきました。

これをご覧の皆さんに妙案があれば、ぜひご教授下さい。

2006年06月21日
10:56
 ケータイ、どーだい?
数日前、某ケータイ販売店に行きました。

デヴィッド・トーマス・ロバーツ来日ツアーのため、呼び屋さんの私はケータイを持っていないとマズイのかな、と不安にかられて、つい話を聞いてみる気になったのです。
正直、敗北者の気分でした。

広い店内。カウンターには銀行にあるような番号札の発券機までありました。私は、うら若き受付嬢に、自分にいかにケータイの知識がないかをとうとうと力説。
「半年くらい使えて安いのなら何でもいいんですが」

彼女はマニュアル通りと思われるセリフ。
「長く使えば割引率が上がりますよ、お得です」

得も何も、半年でいいって言ってるのに、一生使えと言わんばかり。また、基本料金の高さや、解約時に解約金が発生することにも驚きました。もちろん解約するつもりなので、それも計算に入れたらえらい金額になりそうです。

「うちに帰って検討します」と言ってその場を離れ(黙っていたら吸い込まれそうな感じでしたから)、分厚いカタログを持って帰りました。このカタログ、何と82ページもある...。
料金体系の多さ、機種の多彩さ、弁舌の巧みさ、デザインの華麗さ、儲かる分野に努力を惜しまない、どれかにひっかかってくれるだろう、そういう人間のたくましいはずのエネルギーが、なぜかどうしようもなく鼻につきました。

検討結果は即日出ました。
我があさましき行動を恥じ入るのみ。
2006年06月24日
20:43
 カリプソに夢中
先日、札幌に行った際、『南米音楽』という三枚組の廉価版CDを買いました。ブラジル、キューバ、そしてカリプソのベストコレクションです。

割と知られている他の二つに比べて、カリプソは恥ずかしながら全く聞いたことがありませんでした。ジョン・デンバーの名曲「我が友、カリプソ号」でしかこの名を知らなかったと言ってもいいでしょう。今思い起こせば、ナベサダの有名なオリジナル曲(名前失念)も、カリプソの曲みたいです。
この三枚組は、そのカリプソ目当てで買ったのです。

いや、これはイイ! 素晴らしい! ビギンに夢中だった私には、さらにルーツが古そうなこの音楽にも心を奪われてしまいました。

サッカーワールドカップに代表が出たカリブ海の島国、トリニダート・トバゴの音楽。小節を越えてシンコペートするのはビギンと似ていて、やはりラグタイムと非常によく似ています。

ただ、割と上品なビギンとは少し雰囲気が違い、歌詞が英語であり(昔はパトワ語だったそうです)、男性ボーカルが大活躍しています。日本で言えば大阪の河内音頭のように、時事ネタや人生訓など様々なことが早口で唄われていきます。

このCDも、当分繰り返し聴き続けることでしょう。もし、もっと詳しい方がいらっしゃれば、是非カリプソについてご教授下さい。
 
2006年06月29日
09:24
 海外の硬貨
投げ銭をいただく商売をやっていると、たまに海外の硬貨が入っていることがあります。
以前、自分のホームページの「投げ銭日記」でも執筆していました。
http://www.geocities.jp/otarunay/street.html#money

昨日は、韓国のウォンがいっぱい入っていました。複数の100ウォン硬貨の中で、1979年製だけはデザインが違っていて、おそらく旧硬貨なのだと思います。
他にも、久しぶりにロシアのコペイカ硬貨、アメリカのセントが入っていました。

また、日本の5円硬貨も、今までに昭和25〜28年製の、書体が筆書きのものを何枚かもらっています。ネットで調べてみると、こういうのは最低でも1枚30円くらいするそうです(笑)。

珍しい硬貨をもらうのも、楽しみの一つ。
ドル紙幣以外は、換金しないでコレクションしています。

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