8.ジョンソン Johnson

JD-27 (製作年不明[2009年製?]、#0013839)(現在無し) NEW!!

表面板:イングルマン・スプルース単板
側板・背面板:インディアン・ローズウッド単板
指板・ブリッジ:エボニー
ネック:マホガニー(1本)
 
使用アルバム:なし
 
2011年3月、オークションでJohnsonの中国製ギター、JD-27を落札しました。


実は、ヘッドウェイのあたりから中国製のギターには注目していましたが、今までそのようなギターを購入することはありませんでした。
いや、もっと的確に言うと、避けていたというのが本当のところかも。
なぜなら、私が試奏したどの中国製ギターも、ヘッドウェイでもSヤイリでもイーストマンでも、正直に言って驚くべきクオリティーだったので、国産ギターファンである私は内心、複雑な気持ちになっていたのです。

実際に届いたギターを弾いて、改めてその思いを強くしました。
一目見ただけでわかるような良質な材。
ほとんど弾かれていない新品のような状態なのに、どういうわけなのかよく鳴るボディー
幕やフィルターがかかっていない抜けの良い音が、低音から高音まで全方向に明るく、しかも深く鳴ります。
正直に言って、生半可な国産ギターよりよっぽど良い音だと思いました。
なんかくやしい気持ちです。

明るくてウェットな感があまりないのは、歴史の浅さとデザイナーの好みから来るものかもしれません。
それにしてもこのギターが数万円で手に入るというのは、手工ギターメーカーにとって大いなる恐怖だと思います。

唯一の欠点は塗装。特にネックの塗装は厚くてテカテカしています。
カタログ通り1本ネックなのかどうか、木目ではわからないくらいです。
こういう塗装だと結露がつきやすいようで、寒いところから持ってきたときはなかなかギターケースを開けられません。
(そのギターケース、割としっかりしたハードケースがついてきて、これもラッキーでした)。

ともかく、いろいろ考えさせられる、素晴らしいギターです。


(私ではなく、伊藤賢一くんが2011年に小樽運河に来てくれたときの写真。LR.BaggsのM1を付けて音を出しています。)

追記(2013-2-17) 
とてもよいギターで、手放すのが惜しかったのですが、2012年11月に手放しました。
いまや中古市場でもなかなか手に入らないギターになってしまいました。
もし見つけたら、一度試奏してみることをお勧めします。

 

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