♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯        オタルナイ・レコード提供         浜田隆史の音楽情報誌         『ライブ・ラギング』          <VOL.20>       (2005年7月7日発行) ♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯  浜田隆史:  北海道小樽市を拠点に活動しているラグタイム・ギタリスト。  自主制作CDを多数発表している他、1999年に「TAB Guitar School」から『クライマックス・ラグ』のCDと楽譜集を発表、ラグタイム・ギターの第一人者として評価されました。多数のオリジナル曲の他、スコット・ジョプリンなどのピアノ・ラグをギターにアレンジしたものが十八番です。 ======================================================= ■はじめに  気が付いたら前号から2ヶ月以上も経過してしまいました。久しぶりのメールマガジンです。小樽運河は観光シーズンまっただ中ですが、私のメインの音楽活動であるストリート演奏の他、ライブの予定もぼちぼち入ってきています。  このメールマガジンは、「Yahoo! eグループ」またはBCCで配信されています。今まで電子メールで交流のあった方にお送りしていますが、もし不要な方は、お手数ですがこのままご返信ください。次回からは配信されません。 ======================================================= ■ 新作アルバム予告 ★『Plays Roberto Clemente And Other Rags』(仮題);  『クライマックス・ラグ』(1999)以来の、ほぼクラシック・ラグのみのギター・アルバムを制作したいと思います。まだ選曲は決まっていませんが、Scott Joplin のパイナップル・ラグやパラゴン・ラグなど、そして念願の David Thomas Roberts の名作・パインランド・メモールやロベルト・クレメンテなど、そして自分のオリジナルなどで構成される予定です。  制作はオタルナイ・レコード、録音時期は10月、年内の発売を目指します。  どうかご期待下さい(というか、自分が一番楽しみなのかも...)。 ======================================================= ■ ジョン・フェイ(フェイヒイ)・トリビュート・アルバム予告  これも自分が一番楽しんでるかも知れない企画、故 John Fahey (1939-2001) に捧げるオムニバス・アルバムですが、引き続き参加するギタリストを募集中です。我こそはという方は、8月中には最低でもご参加の旨を私にお知らせ下さいますようお願いいたします。また、音源の最終締め切りは10月1日までです。  詳しい募集要項は、以下のリンクを参照して下さい。 http://www.geocities.jp/otarunay/johnfahey.html ======================================================= ■ 気になる音楽情報 (20) ★ 友情の北海道ライブシリーズご紹介  5月から始まっている、私の知人・友人・仲間たちの北海道ライブシリーズの続報。すでにAlexei & Hiromiさん、Sketchさんのライブシリーズが終了しています。引き続き、7月は以下の通り打田十紀夫さん(何とギターを4本も持ち込み!)、そして城直樹くんのライブがあります。彼らのライブは北海道以降もたくさんあるため、とりあえず7月の日程だけ全て記します。詳しくはホームページでご確認を。  お見逃しなく! ◎ 打田 十紀夫 (from 東京) http://www.tab-guitar-school.jp/  7/9 (土) 北海道旭川・アーリータイムス  7/10 (日) 北海道小樽市花園・一匹長屋 (ゲスト:浜田隆史)  7/11 (月) 北海道札幌市白石区・歌酔倶楽部ありがとう  7/12 (火) 北海道札幌市豊平区・フライアーパーク (ゲスト:浜田隆史)  7/13 (水) 北海道函館市・モンド・バー“ネヴォ”  7/14 (木) 青森県弘前市・ORANGE COUNTY  7/15 (金) 青森県八戸市・パワーステーションA7  7/16 (土) 仙台市青葉区・Satindoll2000  7/17 (日) 福島県福島市・Out Line  7/18 (月・祝) 茨城県水戸市・ブルームーズ  7/19 (火) 栃木県宇都宮市・Big Apple (ゲスト:小川倫生)  7/20 (水) 埼玉県上福岡市・曼陀羅  7/29 (金) お茶の水・カワセ楽器 インストア・ライヴ ◎ 城 直樹 (from 福岡) http://www.naoki-jo.com/  7/16 (土) 追分ラッキーフェスティバルに参加  7/17 (日)  〃  7/18 (月) 札幌 ライブハウス・ファニー  7/19 (火) 小樽 一匹長屋(共演:浜田隆史)  7/22 (金) 大手町サンケイビル/ランチタイムライブ  7/27 (水) 六本木EDGE  7/30 (土) 新星堂柏カルチェ5店/インストアライブ  7/31 (日) 千葉ANGA ======================================================= ■ 好きなアルバム (21)  私の好きなアルバムを幅広くご紹介したいと思います。 ◎ Tie The Ribbon /Hard To Find(KONPEIカムパニー CD-018、2005年) 1. Musical Priest / Februaly Reel/2. Skye Boat Song/3. Imelda Roland's / Master Crowley's/4. Coleraine / Old Man Dillon / The Reverend Brothers/5. Na Scobkach Mand Jurie [邦題・満州の丘に立ちて]/6. The Home Ruler / Kitty's Wedding/7. De Saint Paul A Terrebonne/8. O'Carolan's Cup/9. Knocknagow/10. Maggie From Bundoran/11. Coilsfield House/12. Aku Waltz/13. The Last Chance / Jim Keefe's /Billy Mahony's/14. Tie the Ribbons / Cup of Tea /Sporting Paddy  何と美しい音世界でしょうか。札幌を拠点に活動するハンマーダルシマーを中心にしたケルティック・アンサンブル、Hard To Find の最新作は、今も昔も変わらずとめどなく溢れてくる岩清水を思わせる、実に自然で清涼なサウンドです。  一聴して、取り上げている曲の傾向は、今まで数多く発表されてきたアルバムと大きくは違っていませんし、ダルシマー、フィドル、ギター、ボーランなどの編成も同様。ゲストもなく、強いて言えば録音方法に若干の工夫があった位のようです。しかし、だからこそ、全編に渡ってここまで落ち着いた、高度に自然体を貫いた音楽になったのでしょう。  言い方は奇妙かも知れませんが、演奏しているのは確かに Hard To Find なのに、むしろ音楽という一種の精霊が Hard To Find を選んで彼らに憑依したかのような印象を私は持ちました。音楽の達人としての技術的な円熟はもちろんですが、遠い昔から伝承されて今日まで続く大いなる音楽の海に、心からその身を捧げた人たちだからこそ、この境地に至ったのではないかと思います。  このアルバムを聴いていると、私もその身を音楽の大海原に委ねて、心からリラックスできるのです。 ======================================================= ■ 音楽と全く関係ない話題(18)  いや、むしろ関係大ありの話題で失礼いたします。  「投げ銭日記」番外編です。  ついに9年目を迎えている小樽運河での投げ銭活動ですが、最近自分のギターのピックアップの音に満足できなくなり、久しぶりにちょこっと設備投資をすることにしました。  まず、ほとんど寿命を迎えていたギター・アンプの鉛蓄電池を、初めて新品と交換。いろいろな調査の末に、規格が適合する電池を超安値で発見したのです(この辺、詳しくはホームページの「私の録音機材列伝 後半」を参照のこと)。おかげで、以前から感じていた歪みがウソのようになくなりました。  続いて、一時は心の底から拒否するぞと思っていた「ギター・エフェクター」を導入! いかにアンプが鳴るようになっても、所詮はピックアップの音を増幅しているだけなので、聴くに堪える音にするにはやはり何らかの補正が必要であることに、9年もかかってやっと気づいたのです。  この辺、遅ればせながら、詳しい記事が載っている「アコースティック・ギター・マガジン19」(リットーミュージック;ちなみに私の記事もあり)でプリアンプなどの勉強をしましたが、検討の結果、結局またも一番安い Zoom のエフェクターを購入しました(検討してないじゃん...)。  その中で、一番目立たないプリセットをさらに目立たない設定で使うと、なかなかいい感じに聞こえるようです。  さて、この成果は...ぜひ小樽運河に確認しに来て下さい!  ちなみに、ステージで使う予定はありません。 ======================================================= ■ライブ情報など  今のところ決まっている夏のライブをお知らせします。 ★ 7月10日(日) 開場 18:30 開演 19:00 小樽・一匹長屋 http://shino.cside.com/nagaya/  【出演】打田 十紀夫(ギター)  【ゲスト】浜田 隆史(ギター、ボーカル)  【料金】前売2,800円、当日3,000円(1ドリンク付き)  【問合先】tel: 0134-24-9620(浜田) ★ 7月12日(火) 開場 20:00 開演 20:30  札幌・フライヤーパーク http://www.st-seki.com/fp/  【出演】打田 十紀夫(ギター)  【ゲスト】浜田 隆史(ギター、ボーカル)  【料金】3,000円(1ドリンク付き)  【問合先】tel: 011-825-5406(フライヤーパーク) ★ 7月16〜17日(土〜日) 追分・ラッキーフェスに参加 http://www.hf.rim.or.jp/~dlcm1959/oiwake/oiwake.html  【出演】バッコンズ/ストーブ/国本 武春/城 直樹 他多数  【料金】1,000円 ★ 7月19日(火) 20:00〜 小樽・一匹長屋 http://shino.cside.com/nagaya/  【出演】城 直樹(ギター)/浜田 隆史(ギター、ボーカル)  【料金】2,000円(1ドリンク付き)  【問合先】tel: 0134-24-9620(浜田)  ではまた! ======================================================= 発行者:浜田隆史 〒047-0021 小樽市入船2-12-5 tel & fax : 0134-24-9620 e-mail:otarunay@yahoo.co.jp 「オタルナイ・レコードのホームページ」 http://www.geocities.jp/otarunay/ =======================================================