♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯          オタルナイ・レコード提供          浜田隆史の音楽情報誌          『ライブ・ラギング』            <VOL.1>         (2003年1月15日発行) ♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯  浜田隆史:  北海道小樽市を拠点に活動している、ラグタイム・ギタリスト。  自主制作CDを多数発表している他、1999年に「TAB Guitar School」から『クライマックス・ラグ』のCDと楽譜集を発表、ラグタイム・ギターの第一人者として評価されました。多数のオリジナル曲の他、スコット・ジョプリンなどのピアノ・ラグをギターにアレンジしたものが十八番です。 ====================================================================== ■ はじめに  このメールマガジンは、BCCで配信されています。今まで電子メールで交流のあった方にお送りしていますが、もし不要な方は、お手数ですが私宛にメールでご一報ください。次回からは配信しません。  今回、初めて自分のメールマガジンを作ろうと思い立ったのは、札幌の「ハード・トゥ・ファインド」のメールマガジンにインスパイアされたからでした。これからは、自分のホームページとひと味違う情報誌を目指し、少しずつ内容を充実させていきますので、よろしくお願いいたします。 ====================================================================== ■ 好きなアルバム(連載第一回)  自分のホームページでは「好きなCD」の更新が止まっていますが、ここで最近聴いて好きになったアルバムを幅広くご紹介したいと思います。 ◎ブレインウォッシュド/ジョージ・ハリスン(2002) [東芝EMI TOCP-67074] http://www.georgeharrison.com/  元ビートルズのジョージ・ハリスンは、今思えば私の最初のギター・ヒーローでした。中学の時から本格的に聴き始めたビートルズのメンバーの中でも、一番のお気に入りでした。特に彼のソロ・アルバムが大好きで、『慈愛の輝き』をレコード店に予約して買ったのもよき思い出です。 改めて、2001年に病気で亡くなったことは、本当に残念でした。  このアルバムは、以前から噂に上っていた彼の遺作、正真正銘最後の作品です。死後約一年で発表されたこのアルバム、私は最近まで、CDショップでなかなか買えずにいました。これを買ってしまったら、もう次の楽しみが無くなってしまう、ジョージがもういないということを認めることになってしまうと思ったのです。しかし、やはり買ってしまい、とうとう聴いてしまいました。  まぎれもなく、私の大好きなジョージ・ハリスンの歌でした。とても優しく、ほとんど衰えを見せていない歌声、あの丸っこい独特のスライド・ギター、美しいアコースティック・ギター、ディミニッシュの多い曲構成など、あまりにも期待通りの出来で、逆にびっくりしました。言い方は悪いかも知れませんが、ロック・ミュージックとして完全に仕上がっているのです。これをジョージの最高傑作という人がいたとしても、私は異議を唱えません。  歌詞の内容としては、病床での心の移ろいや人生の悟りを感じさせる、哲学的なものが多いのに、私はその音楽を心地よいものとして楽しむことが出来ました。1999年から制作を始めていたといいますが、これが仮にも死の淵にいた人の、しかも生前は未完成に終わった音楽でしょうか。これには、(「トラベリング・ウィルベリーズ」など共同の仕事が多かった)プロデューサーのジェフ・リンの手腕もさることながら、最後まで変わらなかったジョージの人生観のようなものが感じられます。  もともと、ジョージは、常に神への敬意と賛美を、大衆ロックの中で違和感なく表現してきました。「マイ・スイート・ロード」「ギブ・ミー・ラブ」のような代表曲は、まさに賛美歌です。彼のそうした姿勢が、どんな苦しい状況の中でも最後まで一貫していたことに、私は心からの敬愛を感じるのです。  タイトル曲「ブレインウォッシュド」を筆頭として、数曲に盟友だったボブ・ディランの音楽の影響が伺えるという、新たな興味もわいてきます。その「ブレインウォッシュド」の、サビでのコーラスが「God, God, God!」というもので(こんなコーラス聴いたことがない)、カッコよすぎて鳥肌が立ちました。  これでもう次の新曲を聴くことは出来ませんが、最後の最後にこんな素晴らしいアルバムを残してくれました。ジョージの音楽は、ビートルズ・ファンだけでなく、すべての音楽ファンに聴いてもらいたいです。 ====================================================================== ■ライブ情報など  2月までのライブを一覧にしてみました。ご都合のよろしい方は、是非私のライブを楽しんでください。  なお、3月には関東〜大阪方面、4月には岡山〜九州方面のツアーを企画中です。詳しくは、「オタルナイ・レコードのホームページ」(末尾にURLあり)を参照してください。 ★ 1月19日(日)開場13:30 開演14:00  恵庭・夢創館(JR島松駅下車、徒歩1分)  【ゲスト】夢和(g)  【料金】一般1500円(1ドリンク付)小学生以下(大人同伴)入場無料  【問合先】夢創館[0123-36-6050]/てぶくろ[0123-36-3957]  【一言】夢創館は、ロマンチックな多目的スペース。      夢和くんの素晴らしいギターソロは必見! ★ 1月22日(水)開場19:30 開演20:00  札幌・LIVE&BAR くう(札幌市中央区南1西20 LOGビルB1)  【ゲスト】クレズマー・デュオ(堀口栄一[sax]/田中美好[accordion])  【料金】前売2000円/当日2500円(1ドリンク付き)  【問合先】「くう」011-616-7713(店)  【一言】急遽決まったライブ。何曲か珍しくトリオ演奏もあります! ★ 1月25日(土)開場18:30 開演19:00  ラグタイム・ギターとハンマーダルシマーの夕べ  札幌・スペース2・3(北2条西3丁目越山ビル2階)  【出演】浜田隆史(g)、小松崎健(hammerdulcimer)  【料金】一般2000円、小学生以下(大人同伴)入場無料  【問合先】0134-24-9620(浜田)  【一言】HARD TO FIND のリーダー、小松崎健さんとのジョイント・ライブ。      まさに夢の共演です。 ★ 1月26日(日)開演19:00 クレズマー・デュオ  小樽・一匹長屋(花園町、もと松竹ボーリング向かい)  【料金】1500円(1ドリンク付)  【問合先】0134-32-4049(一匹長屋)  【一言】クレズマー・デュオのライブ(私はゲスト出演)です。 ★ 2月5日(水)開演20:00  小樽・一匹長屋(花園町、もと松竹ボーリング向かい)  【料金】2000円(1ドリンク付)  【問合先】0134-32-4049(一匹長屋)  【一言】一匹長屋のライブは、私の唯一の定期ライブ。      真冬に燃えて見せましょう! ★ 2月8日(土)開場18:30 開演19:00  「三者三様」オムニバス・ライブ  恵庭・夢創館(JR島松駅下車、徒歩1分)  【出演】浜田隆史(g)/池庄(g. duo)/クレズマー・デュオ  【料金】一般2500円(1ドリンク付)、小学生以下(大人同伴)入場無料  【問合先】夢創館[0123-36-6050]/てぶくろ[0123-36-3957]  【一言】友達のミュージシャンと共にオムニバス・ライブを行います。      さまざまな音楽を堪能してください。 ★ 2月19日(水)開場19:30 開演20:00  札幌・LIVE&BAR くう(札幌市中央区南1西20 LOGビルB1)  【出演】HARD TO FIND、浜田隆史  【料金】前売2000円/当日2500円(1ドリンク付き)  【問合先】「くう」011-616-7713(店)  【一言】札幌のダルシマー・バンド「HARD TO FIND」とライブ。      新作『フェアリー・ダンス』を発表してノリにのっています。 ====================================================================== 発行者:浜田隆史 〒047-0021 小樽市入船3-4-23 tel & fax : 0134-24-9620 e-mail:hamada@mb.infosnow.ne.jp 「オタルナイ・レコードのホームページ」 http://www.infosnow.ne.jp/~hamada/ ======================================================================