初心者のためのアイヌ語文法解説(2004年6月11日更新)

 何か、文法を書いていくうちに、どんどん専門的になってしまい、とても初心者向きとは言えなくなってしまった...。

HOME

目次

  初心者のための、アイヌ語一口解説

    アイヌ語について

    アイヌ語の文法

音節とアクセント

語順

動詞の種類

動詞の活用

名詞の所有表現

場所を表す名詞

    語彙 NEW!!

 

 

 初心者のための、アイヌ語一口解説

 私は、教員免許など持っていない。いろいろあって、ミスリードの恐ろしさを知っているつもりなので、私は人にものを教えることが怖い。できれば避けたい方である。しかし、アイヌ語について興味を持ってこのページを見てくれる初心者の方が少しでもいらっしゃるならば、本当に大まかな、基本的な情報くらいはご提供したい。それが、ひいてはアイヌ語やアイヌ文化への興味をかき立て、学習意欲を刺激することにもなるかも知れないからだ。実際に、小樽運河でタイムズを買ってくれて、アイヌ語を勉強したいと言ってくれた観光客の方もいらっしゃった。なお、アイヌ語の表記は、ローマ字を採用する。

 

アイヌ語について

 アイヌ語は、当然ながら日本語とは全く別の言葉である。意外にも「アイヌ語って日本語の方言なの?」と聞いてくる人が未だにいる。例えば「人間」は「aynu」、「食べ物」は「aep」、「水」は「wakka」、「魚」は「cep」など、単語がまるで違う。単語も違えば、文法も違う。アクセント法則も違う。日本語にない音節もある。アイヌ語での会話を収めた昔のテープが、早稲田大学で一般に販売されていた時期があった。そのテープを聴いても、アイヌ語を知らない人は、たぶんたったの一言も理解できないだろう。つまり、一般の外国語を学ぶ際にまず重要となる「語彙」の知識を増やすことが、アイヌ語についても必須となる。

 アイヌ語は、明治政府によってその使用が厳しく禁じられて以来、現在では日常会話できる人がほとんどいないくらい衰退してしまった。民族問題に関するひどい話はもっといろいろあるのだが、本筋と反するので割愛する。ただ、異文化を抹殺しようとした私たち日本人の過去の罪は、全ての人が直視しなければいけない。しかし、アイヌ文化は、そのような厳しい環境の中、アイヌ民族やその協力者たちの努力によって今まで脈々と伝えられてきた。アイヌ文化法(1997)成立以来、一般の人たちにもアイヌ文化復興の気運が本格化してきた。私たちは、最低でもこの流れを遮らないような配慮が必要である。

 

アイヌ語の文法

 アイヌ語の簡単な文法を、以下に少しずつ紹介していきたい。なお、主な参考および引用資料は以下の通り。

・『アイヌ語千歳方言辞典』(1995)中川裕著 草風館
・『萱野茂のアイヌ語方言辞典』(1996)萱野茂著 三省堂
・『アイヌ語沙流方言辞典』(1996)田村すず子著 草風館
・「アイヌ語」(『言語学大辞典』第一巻(1988)三省堂 より。田村すず子によるアイヌ語概説)

 

 音節とアクセント

 アイヌ語の音節には、子音+母音+子音(閉音節)、子音+母音(開音節)の2種類がある。子音が連続する場合は、必ずこの組み合わせの中で起こり、英語などのように自由に子音が連続することはない。
 母音は a,i,u,e,o の5種類。ほぼ日本語と同じ。
 子音は k,s,t,c,n,h,p,m,y,r,w,' の12種類。ただし北海道アイヌ語の場合、c,h,' の3つは音節末には使えない。「'」(喉頭破裂音)は、煩雑になるので表記を省略することが多い。
 なお、母音の連続は嫌われ、y, w, ' の3つの子音がそれを回避するのに用いられる。
   例:aynu 人間。uwepeker 昔話。te'eta 昔。

 アイヌ語のアクセントは、どこから音を高くするかという「高低アクセント」である。次の法則がある。
1.最初の音節が閉音節の場合、アクセントはその音節にある
   例:y`upke 激しい。`aynu 人間。
2.最初の音節が開音節の場合、アクセントは次の音節にある
   例:nuk`ar 〜を見る。it`ak 話す。
 アクセントのポイントさえ高く発音すれば、後は勝手に下げていいのではないことに注意。また、例外アクセントの単語もあるので、それは個別に覚えるしかない。

 

 語順

 アイヌ語の語順は、日本語にかなり近い。普通は、英語や中国語のように動詞が目的語の前に出てくることはない。

/easir, iyotta k=eramasu sinotca anak "ragutaimu" sekor a=porose p ne.
   さて   一番  私・〜が好き   歌    は  「ラグタイム」  と  人・〜を呼ぶ もの 〜である

 ただし語順には例外もある。例えば、否定辞「〜ない」や禁止辞「〜するな」は、動詞の前に来る。

/numan somo k=ek 「昨日わたしは来なかった」(『アイヌ語沙流方言辞典』より引用。)
  昨日 〜ない 私・来る

 

 動詞の種類

 どの言語でも、動詞の用法は最も肝要な文法である。アイヌ語の動詞は、自動詞か他動詞かの区別がとても厳格だ。主語や目的語など、動詞のとる名詞の数によって「完全動詞(0項動詞)」「自動詞(1項動詞)」「他動詞(2項動詞)」「複他動詞(3項動詞)」と分類されている。同じような意味の言葉でも、自動詞と他動詞を間違えれば文が成り立たなくなるので、動詞の意味を覚える際には、その動詞の種類も覚えなければならない。

完全動詞(0項動詞) 一切名詞をとらない。これだけで一つの文とも言える。【完動】

 例:sirpirka 天気がいい
 /tanto sirpirka 「今日は天気がいい」(tanto は副詞)
    今日  天気がいい

自動詞(1項動詞) 1つの主語をとる。なお自動詞は、場合によっては名詞としても使われる。【自動】

 例:an ある、いる
 /e=iwanke  no   e=an  a ruwe? 「お元気でしたか?」
 あなた・元気である ように あなた・いる 〜した ですか

他動詞(2項動詞) 1つの主語と1つの目的語(または補語)をとる。【他動】

 例:ye 〜を言う、〜に言う
 /ragutaimu sekor a=ye itak 「"ラグタイム"といわれる言葉」
    ラグタイム  と 人・〜を言う 語

複他動詞(3項動詞) 1つの主語と2つの目的語(または補語)をとる。【複他動】

 例:epakasnu 〜に〜を教える
 /aynu itak eci=epakasnu    kusne na poronno eraman ani
   アイヌ  語 私があなたに・〜に〜を教える つもりだ よ たくさん 〜を覚える 〜してね
 「アイヌ語を君に教えるからたくさん覚えてね」(『萱野茂のアイヌ語辞典』より引用。ローマ字化した。)

 

 動詞の活用

1.動詞の人称変化

 アイヌ語の動詞には、日本語のような「格による活用」はない。これは、かんたんにアイヌ語を学ぶ上で有利なことだ。しかしアイヌ語の動詞は、「人称による活用」をする。その活用は、動詞本体に「人称接辞」と呼ばれるものが接頭または接尾する形を取る。ローマ字表記では、その接合を「=」で表すのが一般的である。
 アイヌ語の人称は、大きく分けて4種類ある。動詞が人称変化するので、逆に代名詞「私」「あなた」などの使用頻度は日本語よりもかなり低い。なお、第一人称複数と「ア、アン」の人称では、自動詞と他動詞で活用の仕方が異なる。

第一人称  単数と複数がある。

 自動詞の場合:例 yaynu【自動】思う → ku=yaynu 私は思う(単数)
                    → yaynu
=as 私たちは思う(複数)

 他動詞の場合:例 kor【他動】〜を持つ →
ku=kor 私は〜を持つ(単数)
                     →
ci=kor 私たちは〜を持つ(複数)

なお、沙流・千歳方言だけの特別ルールとして、i 以外の母音で始まる動詞に人称接辞 ku=, ci= が接頭する場合、 k=, c= という形になってしまう。例:arpa【自動】行く(単数形) → k=arpa 私は思う、uyna【他動】〜を取る(複数形) → c=uyna 私たちは〜を取る

第二人称  単数と複数がある。なお、単数を目上の人に使うと失礼になることもある。

 自動詞の場合:例 yaynu【自動】思う → e=yaynu おまえは思う(単数)
                    →
eci=yaynu おまえたちは思う(複数)

 他動詞の場合:例 kor【他動】〜を持つ →
e=kor おまえは〜を持つ(単数)
                     →
eci=kor おまえたちは〜を持つ(複数)

第三人称  単数と複数があるが、形の上では人称接辞が表れず、単複の区別もない。

 自動詞の場合:例 yaynu【自動】思う → yaynu 彼(彼ら、彼女、彼女ら、それ、それら)は思う

 他動詞の場合:例 kor【他動】〜を持つ → kor 彼(彼ら、彼女、彼女ら、それ、それら)は〜を持つ

「ア a=、アン =an」の人称  いろいろな用法を持つアイヌ語独自の人称。単数と複数は、その用法で使い分ける。

 (1)一般称。「人が〜する」「普通〜する」という場合。
 (2)受動態(受身)。「〜される」という場合。
 (3)話し相手を含めた第一人称複数。「(話し相手を含めた)私たちが〜する」という場合。
 (4)yukar や uwepeker のような口承文芸、または引用文における第一人称単数。
 (5)敬意を込めた第二人称単数。「あなたが〜する」という場合。

 自動詞の場合:例 yaynu【自動】思う → yaynu=an 私たちは思う

 他動詞の場合:例 kor【他動】〜を持つ →
a=kor 私たちは〜を持つ

 

2.動詞の複数変化

 アイヌ語の動詞の一部は、複数形を持つものがある(詳しくは割愛。個別に覚える必要がある)。
 例1:arpa【自動】行く(単数形) → paye【自動】行く(複数形)。
 例2:uk【他動】〜を取る(単数形) → uyna【他動】〜を取る(複数形)

 なお、複数形を持たない動詞の多くは、助動詞「pa」を使うことによって特に複数を表すこともできるが、複数ならば必ず必要というものではない。

 

 名詞の所有表現

 アイヌ語では、名詞の所属関係(例えば「私の目」「あなたのタバコ」「山のふもと」など)を表すには、二種類の言い方があり、単語やその表す所有関係によって、そのどちらかを使うかが決まっている。一つは、名詞が所属形に変化する言い方。もう一つは、「kor【他動】〜を持つ」を使う言い方である。

1.所属形に変化する名詞

 アイヌ語の一部の名詞は、概念形と所属形を持つ。概念形はその名詞の元の形で、所属関係を表さない。それに対して所属形は、所属関係を表す。用法と意味によっては、所属形は人称変化もする。沙流方言の場合は、所属形を持つのは次のような名詞である。

@身体部位名称
  例:tek[概念形]手 → ku=teke(he) 私の手[所属形、一人称変化]
  例:tem[概念形]両手を広げた長さ → e=temi(hi) あなたの両手を広げた長さ[所属形、二人称変化]

A親族名称の一部(中には kor を使う単語もあるので注意。)
  例:ak[概念形]弟 → e=aki(hi) あなたの弟[所属形、二人称変化]

B身につけるものの一部(中には kor を使う単語もあるので注意。)
  例:ker[概念形]靴 → ku=keri(hi) 私の靴[所属形、一人称変化]

C一般に何かの「一部分」または「派生物」を表す語
  例:nit[概念形]柄 → nici(hi) 〜の柄[所属形]
  例:hum[概念形]音 → humi(hi) 〜の音[所属形]
  例:nipek[概念形]光 → nipeki(hi) 〜の光[所属形]

D位置名詞(後述)

 開音節で終わる概念形は、そのままで所属形にもなり得るので簡単だ(例:kema(ha) 足)。しかし、閉音節で終わる概念形は、母音の語尾を加える形で所属形になる(例えば tek-e, ak-i, nipek-i)。この語尾はそれぞれの名詞によって違うので、個別に覚えなければならない。こうしてできた所属形は、さらに直前の母音を伸ばした長形語尾(-ha, -hi, -hu, -he, -ho)で、意味を強めることができる。

 実際にこれらを使い分けるには、少し細かい文法も説明しなければならない。まず、一般的な名詞句を作る際には概念形を使う。また、特にCの名詞には、あえて誰かへの所属を表すときは、概念形の言い回しを使うものもある。では、名詞の所属形はどういうときに使うかというと、(1)一般的ではなく具体的なものの場合、(2)所属の母体が念頭に置かれ、単独で「その〜」と所属関係を第三人称で表す時に主に使われる。つまり、名詞が第三人称以外の人称にきちんと変化する場合は、かなり限られている。一概には言えないところもあるので、詳しくは名詞一つ一つについて勉強すること。

  例:nit[概念形]柄 → nici(hi) 〜の柄[所属形]
              e=kor op nici(hi) おまえの槍の柄 (1)の例
              op nit 槍の柄(一般的な名詞句)

  例:hum[概念形]音 → humi(hi) 〜の音[所属形]
              a=kikkik humi(hi) 私がぶん殴る音 (1)の例
              hum as 音がする(合成語)

  例:nipek[概念形]光 → nipeki(hi) 〜の光[所属形]
               nipeki pirka (明かりが)明るい (2)の例
               cup nipek 月の光(一般的な名詞句)

  例:kam[概念形]肉 → kami(hi) 〜の肉[所属形]
              a=onaha tantane kami tuk wa paye
               父(の遺骸に)は、だんだんに肉がついていった (2)の例
              piye kam 脂肉(一般的な名詞句)

  例:itak[概念形]言葉 → itaki 〜の言葉[所属形](nep itaki「どんな言葉(でも)」という例にしか出てこない)
                a=kor itak 私たちの言葉(言い回し)
                e=ye itak あなたの言った言葉(言い回し)
                sisam itak 日本語(一般的な名詞句)

2.kor を使って所属関係を表す名詞

 上記以外の多くの名詞は固有の所属形を持たず、もっぱら「kor【他動】〜を持つ」を使って所属関係を表す。

  例:seta 犬 → ku=kor seta 私の犬
 

 

 場所を表す名詞

 アイヌ語の名詞の中で、特に注意しなければいけないものが、「場所」を表す名詞です。
 場所を表すかそうでないかで、アイヌ語の名詞は文法的な扱いに区別があります
 例えば、日本語では同じ「山」と訳されがちな二つの名詞があります。これには以下のような用法の違いがあります。

kim 「山」 場所や方向としての山
 「× 大きな山 poro kim」とは言えません。
 私は山に行く→ kim ta k=arpa
 (場所を表す名詞には、場所を要求する言葉 ta を直接使えます)
 私は山の中を歩き回る→ kim peka ku=omanan (同じく peka を直接使えます)

nupuri 「山」 モノとしての山
 「○ 大きな山 poro nupuri」
 私は山に行く→ nupuri or ta k=arpa
 (作例。モノを表す名詞に ta を直接は使えません)
 私は山の中を歩き回る→ nupuri or peka ku=omanan
 (同じく peka を直接は使えません)

 場所を表す名詞かそうでないかは、日本語の訳だけではわからないこともありますので、慣れない人は辞書などで確認しましょう。さて、場所を表さない名詞、例えば nupuri を場所にするためには、その nupuri の「位置」を指す言葉(ここでは「or 〜の所」)を付けて使う必要があります。

 この「or 〜の所」のような、もっぱら何かの位置関係を指す少数の特殊な名詞を、アイヌ語の文法用語で「位置名詞」と言います。これには、「上下左右」「端と真ん中」「中と外」など、空間的な位置関係を指すものだけでなく、「山側と浜側」「海側と岸側」「前後」「初めと最後」など方向的または時間的な位置関係を指すものもあります。これらの位置関係を表す名詞は、日本語などよりもかなり豊富です。

 例えば、「前」を表す位置名詞は、沙流方言では大ざっぱに見ても5つ以上あります。派生形などを含めると数知れません。

 etok (etoko) 移動するものの前/行く先/時間的に前
 kotpok (kotpoki) 移動するもの前/時間的な直前
 kotca (kotcake) 静止したものの前
 tukari (tukarike) 静止したもの前/時間的な直前
 sa (sake) 前方(浜手の方)

 この位置名詞の用法は、基本的には前述した「所属形に変化する名詞」に準じます。ただし位置名詞は、他の名詞を修飾したりその名詞の意味を受けたりすることはあっても、「× 大きな山 poro kim」のように別の言葉によって自ら修飾を受けることは普通できません

 なお、意味だけ見れば似ていますが、形式名詞の「uske 所」という言葉があります。これは「場所」を表す名詞ですが、位置名詞ではありません。形式名詞は、位置名詞と全く反対に「修飾を受けなければ使えない」のです(形式名詞については、「アイヌ語地名の部屋」でも解説しています)。

 

・語彙

 文法の解説はそこそこにして、文章を作る際によく出てくる語彙のごく一部を、品詞別に列挙していきたいと思います。例文は、辞書の例などを元に浜田が作文したので、間違いなどがあればどうぞご指摘下さい。

 田村すず子『アイヌ語』によると、アイヌ語の品詞分類は大まかに分けて7つになります。
 1.動詞、2.名詞、3.連体詞、4.副詞、5.接続詞、6.助詞、7.間投詞

 

1.動詞 (日本語と同じく時制による動詞変化は無し。場合によって言い回しなどで表現する)

 アン an[単数]、オカ oka[複数]【自動】ある、いる。
  /ペック
 タ シネ チセ アン 川の向こう側に一軒の家がありました
  /エチ・イワンケ ノ エチ・オカ ヤ? (君たち)元気だったかい?

 パ arpa[単数]、パイェ paye[複数]【自動】行く。
  /フナ
 タ エ・アパ? どこに(君は)行くの?
  /オタルナイ オッタ パイェ・アン ロ! 小樽に(私たち)行きましょう!

  ek[単数]、キ arki[複数]【自動】来る。
  /ネン カ エ
 シラン 誰か来るようだ
  /ネロ
 ウタ ネ カ コ カ ソモ キ ノ アキ その人たちは何も持たずに来た

 エ e【他動】〜を食べる。
  /イナン ペ エ・エ ルスイ? どれが(君は)食べたい?

 ク ku【他動】〜を飲む。
  /イテキ ワッカ エタ
カ ク!  水をやたらに飲むな!(イテキは禁止を表す副詞)
  /タンパク ク たばこを飲む

 カ pirka【自動】良い。きれいだ。
  /ピ
カ メノコ  美しい女
  /エ・シノッ ヤッカ ピ
カ  (おまえ)遊んでもいいぞ

 

2.名詞  NEW!!

 ヘマンタ hemanta[疑問文の場合]、 nep[不定文の場合]【疑問代名詞】何。
  /タンペ ヘマンタ アン? これは何ですか?
  /ネ
 ネ ヤッカ ピカ 何でもいい

 フンナ hunna[疑問文の場合]、ネン nen[不定文の場合]【疑問代名詞】誰。
  /フンナ エ・ネ ルウェ アン? あなた誰ですか?
  /ネン カ アン 誰かいる

 フナ hunak[疑問文の場合]、ネイ ney[不定文の場合]【疑問代名詞】どこ。
  /フナ
 ワ エ・エ? どこから(君は)来たの?
  /ネイ タ カ イサ
 (それは)どこにもない

 

3.連体詞 (体言を修飾する語) NEW!!

 ヘンパ hempak【疑問連体詞】いくつの。
  /ヘンパ
 ペ エ・エ ルスイ? いくつ(きみは)食べたい?

 

4.副詞  NEW!!

 ヘンパラ hempara[多くの場合]【疑問副詞】いつ。
  /ヘンパラ アン コ
 エ・カンピヌイェ? いつになったら(お前は)勉強するんだ?
  /ヘンパラ カ パイェ・アン ロ いつか(私たちは)行きましょう
 (ネイ ney[不定文に]【疑問代名詞】いつ。
  /ネイ タ パ
ノ エン・テレ クニ ク・ラム いつまでも(彼が)私を待つと(私は)思った

  mak(マカナ makanak)[疑問文の場合]、ネウン n`eun[不定文の場合]【疑問副詞】どう。
  /マカナ
 イキ ワ ギタリスト ネ ハウェ アン? どのようにして(彼は)ギタリストになったんだ?
  /ネウン ポカ ク・イキ ワ カリキキ (私は)どうにかしてがんばった

 

(追加予定)

 

 HOME