ライブ日記 2011・春の本州ツアー (2011年10月31日更新) NEW!!

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 目 次

はじめに

4月1日(金)名古屋 源 (with 益田洋)
4月2日(土)兵庫県・姫路 喫茶 みんと(with 榎本里佳、大野充)
4月3日(日)大阪 Live Bar Vaughan(with Yousei、クロエ)
4月4日(月)大阪 町屋カフェなかむら(with 河栄)
4月5日(火)奈良 ビバリーヒルズ(with 古泉一平、益田洋、伍々慧、松谷康晴、竹内いちろ)
4月6日(水)空き日程
4月7日(木)岡山・総社市 スタジオ・ザ・ブーン(with 土師剛)
4月8日(金)広島 Live Juke(with Pauline and Yoshi)
4月9日(土)北九州・小倉 フォークビレッジ(with 福松幹夫)
4月10日(日)福岡・六本松 カビリアカフェ(with ろく)
4月11日(月)北海道へ帰還

 

◎ はじめに

 3/11に起きた大地震による東北・関東大震災の影響が、いろんなところで多くの人に襲い掛かったのはご承知の通りです。
 私も、数ヶ月前から企画していた東京〜九州のツアーのうち、関東ツアーが中止になってしまいました。
 以下は、ツアーキャンセルのときの告知(3/19)です。
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 数ヶ月前から企画・告知に務めてきた「春の本州ツアー」の開催についてですが、
 本当に大変申し訳ございませんが、関東方面の以下のライブを見送りたいと思っています。
 現在、ライブ関係者の皆さんに連絡している最中です。

× 3月26日(土)千葉ライブレストラン・シーブリーズ(with Nem、Yasu)
× 3月27日(日)東京・新橋 レッドペッパー(with 打田十紀夫)
× 3月28日(月)埼玉・東浦和 宮内家(with 一卓嗣)
× 3月29日(火)東京・国分寺 クラスタ(with 覆面シンガー)
× 3月30日(水)横浜・二俣川 サムデイ(with 益田洋)
× 3月31日(木)東京・八王子 ふらっとん(with 吉村真奈美)

 私は、この数日真剣に悩みましたが、3/18にライブ関係者の皆さんとお話して熟慮した結果、私の結論として、今は無理をする時ではないという考えに至りました。停電、交通障害(人でごった返す駅の写真を見て脱力しました...)、原発の不安、ガソリンをはじめとする物資の不足など、今回の大震災の関東への影響を決して軽く見てはいけないという気持ちが強くなりました。お店にも、来るはずだったお客様にも、そして共演者にも迷惑をかけることになり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。私としても、自分のライブをキャンセルするということ自体初めての経験なので、断腸の思いです。

 今回の非常事態が早く収まり、みんなが一日も早くいつも通りの生活を取り戻すことが先決です。
 私はまた関東ツアーの機会を作りますので、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。

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 本当につらい気持ちで一杯でした。
 こうして、私は関東方面の予定をキャンセルし、残りの予定である4/1から名古屋〜九州までのツアーに行ってきました。
 このツアーは、いろんな意味で私の心に残る、思い出のツアーとなったのでした。

 

★ 4月1日(金) 名古屋 源 (with 益田洋)


 [写真:新千歳空港にて。気を取り直して、いざ出発!]
 待ちに待ったツアー初日。いざツアーが始まると、もう私は楽しいことしか考えないようにしています。とにもかくにも、出発です!

 セントレア空港に着くと、まるで初夏の陽気でした。5月人形が飾ってあったり、いつも通りの穏やかな風景でしたが、外国人の観光客と思われる人はやはりまばらでした。

 新たに発見した名古屋の安ホテル、チェックインが4時からだったので、2時間程度時間を潰す事も兼ねて、近くの白川公園でたっぷりギターの練習をしました。すごく気持ち良く集中できました。


 [写真:先行は私(浜田隆史)。ステージでギターを弾ける幸せ!]
 源の山下さんのお人柄に癒されながら、やっぱりライブっていいなあ、と思ったのでした。

 関東方面のライブがキャンセルになった空き時間をせめて活用しようと、懸命にギターを練習した結果、新しくレパートリーになった「マグネチック・ラグ」「メリーズ・フィッシュ・マーケット」。イメージ通りに演奏できたと思います。気合十分で、やれるだけの事をやったつもりです。

 益田洋さんとは、3/30の二俣川でご一緒する予定を、私が震災の影響でキャンセルしたものの、店に穴を開けられなかったので益田さんだけ出演したのでした。私がこのツアーで一番悔いが残った事で、益田さんには大変ご迷惑をおかけしました。


 [写真:益田洋さん。ナイロン弦ギターの音色と巧みな演奏。]
 益田さんは気にするなと言ってくれて(気にしないわけにいかないのですが)、いつも通りの調子で励ましてくれて、少しでも救われた気分でした。

 あの時点では正しい判断だったと思いますが、本当に正直な気持ちでは、今でも、ライブをキャンセルした事をすごく悔やんでいるのです。女々しい自分が嫌になりますが、この悔しさはこれから先、ポジティブな力に昇華して行きたいと思います。

 益田さんの演奏は、自作曲の比率が多めでとても新鮮でした。ギターの美しい響きを大切にした、円熟の演奏に感服しました。予定されているオリジナル集、ぜひ早く聞きたいです。


 [写真:近くの中華料理店で。みなさん、ありがとうございます!]
 打ち上げは、いつものように楽しく、終電近くまで盛り上がったのでした。

 この楽しいツアー初日で、ふさぎこみがちだった私の心が開放された気分で、次以降のライブにも弾みがついたのでした。

 やはり、ライブって、素晴らしい!

 

★ 4月2日(土) 兵庫県・姫路 喫茶 みんと(with 榎本里佳、大野充)


 [写真:商店街に飾ってあった、お菓子細工の姫路城。]
 初めての姫路への旅。
 今回のライブをお世話してくれた、ラグタイム・ピアニストの榎本里佳さんが姫路駅まで迎えに来てくれました。

 私は以前、神戸でライブをした事はありますが、姫路にお邪魔したのは初めて。姫路城は、残念なことに工事中で、その雄姿を拝むことはできませんでした。

 しかし、短い時間でしたが、やっぱり歴史あるたたずまいの街の雰囲気を味わいました。


 [写真左:大野充さん。正統派のラグタイム・ピアノ!/右:おかもとやすろうさんと浜田隆史。]
 アーケード街の一角にある喫茶みんとでのライブ。アットホームな店内の雰囲気に和みつつ、初めてなのに大勢のお客様にお越しいただき、本当にありがたかったです。

 榎本さんの他にも、現在製作中の日本ラグタイムクラブのオムニバスCD第三弾に参加していただいた大野充さんをはじめ、気さくで心温まる方たちとの出会いを楽しみました。



 [写真左:榎本里佳さんの豪快な演奏!/右:浜田隆史。]
 また、昔の同好会「ギタリスツ」の仲間で、かねがねお会いしたかったヤマハ愛好家のおかもとやすろうさんとお会いできたのも、心からうれしい出来事でした。おかもとさんが左利きでエリザベス・コットンのような奏法をされることを、この時初めて知りました。すばらしい!

 結局、私のソロライブのような体裁にしていただき、恐縮でした。前半は私のソロ、後半の冒頭で大野さん、榎本さんのラグタイム・ピアノを堪能して、また私のソロ。そして、総勢5人のセッションで「聖者の行進」を演奏して大団円となったのでした。

 榎本さんには大変お世話になりました!
この場を借りましてお礼申し上げます。

 

★ 4月3日(日) 大阪 Live Bar Vaughan(with Yousei、クロエ)

 大阪の安宿(大阪で安宿でないところに泊まったためしがありません)を拠点にして、マイペースで休みつつ、
 茨木駅から歩いて10分程度の場所にあるLive Bar Vaughanでのライブに臨みました。
 リハの時間にお店がまだ開いていなかったので、Youseiくんと、初顔合わせとなるクロエくんと、近くの喫茶店でお茶しながら、親睦を深めたのでした。


 [写真:7弦バリトンギターを弾くクロエくん。]
 Live Bar Vaughanは、ビルの五階にある適度な広さのバー。ステージ側が窓になっていて、夕方から夜景に至る時間の経過をステージで見ることができる、雰囲気抜群のお店でした。

 クロエくんは、クラシックのバリトンギター、しかも7弦のギターを使い、ニック・ドレイクに影響を受けた、詩的で印象派的なギターを情感豊かに演奏していました。さすがYouseiくんとも競演しているだけあって、独特の世界観のあるアーティスティックな感覚が素敵でした。


 [写真:Youseiくん。バリトンと比較するとギターが小さく見えます。]
 Youseiくんは、もはや説明不要の、アメリカン・プリミティヴ・ギターの達人。

 新しく導入したKヤイリのOタイプのギターを使って、不可思議かつ力強い音の冒険を楽しみました。むき出しの感情だけでなく、それを一定の形に整えて提示するセンスの良さが光っていました。


 [写真:そんなわけで、ヘンタイギター三人衆!]
 私は、この個性バリバリのすばらしい若手ギタリストたちに刺激を受けつつ、ラグタイムと歌ものを交えて楽しく演奏させていただきました。この日は、Uストリームによるインターネット配信もあり、ご覧になった方もいらっしゃったかもしれません。

 最後は、満月ライブにちなみ、三人で「月」(クロエくん命名)のセッションを決めて、有終の美を飾ったのでした。

 打ち上げは、近くの「うまい」大阪ラーメン(なぜかとんこつラーメン!)でお開きとなったのでした。

 このへんで、↓安ホテルネタ。

 大阪には、日本全国で一番と言っていいくらい安ホテルが密集している場所があります。

 以前お世話になっていた2300円の安ホテルも、このときに泊まった2000円の安ホテルにはかないません。
 安いといっても、無線LANの電波は飛んでいるし、シャワー室は24時間入れるし、受付も夜遅くまでやっているし、寝に帰るだけの人間としては、全然文句はありません。

 この安宿には、火災が起きても逃げられるように、素晴らしい注意書きまで貼ってありました。
 なんと言うか、妙に説得力のある、具体的なリアリティーを感じるので、たぶん本当に危険があるのでしょう(笑)。

 

★ 4月4日(月) 大阪 町屋カフェなかむら(with 河栄)

 前の日に引き続き、大阪のライブ。
 町屋カフェなかむらは、味のある和風のアットホームなお店。
 毎年競演している大阪のナイスガイ、河栄(=KOEI)さんとのジョイント・ライブでした。


 [写真:熱気溢れる店内と、河栄さんの熱演!]
 平日のお忙しい中、足の踏み場もないほど多くの方にお越しいただき、感激多謝。

 いつもお世話になっているjokeさん永田義明さんJRCオムニバスVol.1にギターで参加されています)、カンちゃん、そしてこれまた以前からお会いしたかった楓ギター工房の坂東さんにもお会いできました。

 河栄さんは、今回、ウクレレで全曲、洋楽曲を演奏!いつものオリジナルソングとはまた違った味で、ウクレレの巧みなアレンジと男っぽい歌声を聞かせていただきました。


 [写真:歌にギターに大活躍状態!]
 私は、歌ものの比率をいつもよりちょっとだけ多めにしつつ、強弱のメリハリを意識した演奏を心がけました。

 このような生音の生きる場所で、自分の音楽で思う存分遊ばせていただいた感じで、すごく楽しかったです。

 なによりも、お客様の熱気が間近に感じられて、ここで盛り上がるのはある意味、自然の摂理のようなものでした〜!

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 さて終演、歓談の後、さて帰るかというところで、またまた私はやらかしてしまいました。

 「iPhoneがない〜!」


 [写真:町屋カフェに集う、つわもの達!]
 探してもない、河栄さんに電話してもらっても鳴らない(いつもマナーモードにしているので)、ひょっとして、河栄さんとの待ち合わせ場所だった喫茶キジムナーに置いてきてしまったか、と大騒ぎになったのですが、....なかむらのマスターさんが、テーブルの下に落ちていたiPhoneをひょっこり見つけて、みんなで胸をなでおろしました。

 いやあ、本当に、すみません〜!大変ご心配をおかけしました!

 最後に、河栄さんたちと、知る人ぞ知る「難波屋」で真夜中の飲み会をして、お開きとなったのでした。また競演しましょう!

 

★ 4月5日(火) 奈良 ビバリーヒルズ(with 古泉一平、益田洋、伍々慧、松谷康晴、竹内いちろ)

 私にとって初めてのライブハウス、古都・奈良のビバリーヒルズにて、フィンガースタイル・ギタリスト大集合というオムニバスライブが行われました。
 開演前から、出演者みんなで腹ごしらえにマクドナルドに行ったりして、楽しい機会になりました。
 会場も大勢のお客様で盛り上がり、なんと光栄にも、日本を代表するギタリストの一人、Oさんにもお越しいただき、恐縮至極でした。


 [写真左:古泉一平さん。/右:松谷康晴さん。]
 まず、はじめてご一緒した地元奈良の古泉さんの美しいオリジナル、富山の松谷さんの暖かい響きを感じるソロを堪能しました。

 日本は広く、優れたギタリストは多い!


 [写真左:益田洋さん。/右:ちょっと遠いですが、浜田隆史。]
 いちろさんとは意外にも初対面という益田さんのギターは、ナイロン弦の落ち着いたタッチを生かした心憎い演奏でした(写真は省略でごめんなさい〜)。

 私も、30分の持ち時間がすごく短く感じられましたが、この貴重な機会を思う存分楽しませていただきました。


 [写真左:伍々慧くん。/右:竹内いちろさん。]
 伍々くんは、ずいぶん前に大阪のライブでオープニングアクトをしていただいたことがあり、それ以来の再会でした。あまりの成長振りに、最初に挨拶されたとき「どちらさまでしたっけ?」と言ってしまいました(笑)。音楽的にも見事に成長していて、目の覚めるような快演でした。久しぶりのソロ新作CDが楽しみです。
 (ところで、この日、彼はギャラを忘れて帰ってしまいました〜。そそっかしいなあ[笑]。)

 いちろさんとも1年ぶりくらいの競演。何度聴いてもオリジナリティー溢れる素晴らしいギターソロに、印象的な歌。目の覚めるような快演でした!


 [写真:思い出のスナップショット(真ん中が私)!]
 フィンガースタイルの世界で地道にがんばっているギタリストが、6人も一堂に会する機会は、よく考えてみたら、コンテストでもない限り、なかなかありません。

 この貴重な機会を与えてくださった全ての方々に、改めて感謝したいと思います。

 お互いがんばりましょう!

 

★ 4月6日(水) 空き日程

 前日までで、前半戦終了。この日は一日お休みをいただき、一泊お世話になった益田さんと通天閣を見学しました。


 [写真:「新世界」で、有名なビリケンさんの足の裏をなでる。]
 まあ、特にこんな写真は、なくてもいいんですが。

  この日はホテルを変え、ついに一泊1500円の世界に突入しました(笑)。テレビと冷蔵庫はありましたが、暖房や空調がなく、寒いときは電気アンカを抱いて寝るんだそうです。

 

★ 4月7日(木) 岡山・総社市 スタジオ・ザ・ブーン(with 土師剛)

 合計で5日も滞在した大阪に別れを告げ、岡山県への旅。
 岡山駅で、今回お世話になった土師剛(はじ・ごう)くんの車に便乗させてもらいました。


 [写真:客席から撮ったスタジオ・ザ・ブーンのステージ。]
 土師くんは、以前から会いたかったカリプソ・ギターの名手

 打田十紀夫さんからCDを紹介してもらったことがあり、その楽しいギタースタイルに親近感を持っていたのでした。今回、競演できることになったのは、とてもうれしいことでした。

 スタジオ・ザ・ブーンは、北海道で言えば江別の「ども」に少し似ている、ステージをお客様が見下ろすような形の素敵なライブスタジオ。音楽に限らず、演劇やアートなど、さまざまな文化の発信地として魅力的なお店です。


 [写真左:立って演奏する土師くん。右:山本さんと土師くんのユニット演奏。]
 前半は土師くんのステージ。

 すごく楽しそうに、カリプソ風のオリジナル曲を立って演奏するその姿は、お世辞抜きでとてもカッコイイ。ルーツ音楽にきちんと向かい合っている人が持てる、奥の深い文化を感じるすばらしい演奏でした。

 そしてフルートの山本弥生さんとのユニット演奏は、一転してゆったりとした和の心を感じる演奏でした。


 [写真:土師くんと浜田、ナイスなセッション!]


 [写真:倉敷のお刺身盛り合わせ、ん〜、美味い!]
 初めての町・お店、そして平日のお忙しい時期にもかかわらず、またまた多くの方にお越しいただきました。

 私にとって岡山の恩人であるギタリストのmasakiさんに来ていただいたのも、すごくうれしかったです。

 感激しつつ私も、自分の持ち味であるラグタイムを中心とした演奏を聴いていただきました。カリプソ繋がりということで、バナナ・ボート・ソングの替え歌「もうケータイはいらない」も久しぶりに歌いましたが、ケータイは、やっぱり要るのです(笑)。

 お開き後、土師くんと倉敷の海産物レストランで豪華な食事! こうして楽しい一日がまたも過ぎていったのでした。

 一泊のお世話をしていただいたりして、土師くんには本当にお世話になりました。ありがとう〜!

 

★ 4月8日(金) 広島 Live Juke(with Pauline and Yoshi) NEW!!

 この日は、総社からJRの鈍行でゆっくり広島入り。
 あいにくの雨でしたが、よく考えたら2月に来たときも雨でした。


 [写真:PAを操作するYoshiさん。]
 雨を避けていつもの安ホテルにチェックインして、しばしの休息の後、初めてのお店「Live Juke」にお邪魔しました。

 Live Jukeは、その名の通りビルの19階にある、豪勢な作りのバー・ラウンジ。音楽教室に併設されている形の新しくデラックスなスペースでした。

 高層ビルの最上階から見下ろす景色は、なんというか、エグゼクティブの気分。天下獲った!という雰囲気でした。


 [写真:PaulineさんとJamieさんのユニット。]
 以前競演したギタリストのYoshiさんは、今回裏方に徹して、海外のお仕事から急遽日本に戻ったPaulineさんと、スコットランド人のJamieさんのユニットが、オープニングで演奏しました。

 気分はアメリカ摩天楼、という感じの大人の音楽でした!


 [写真:居酒屋さんの店先で、フネさんと一緒にお辞儀。]
 私はいつもと同じくマイペースで、ラグタイムから歌ものまでたっぷり演奏させていただきました。

 カーペンターズのカバー曲なんかもやってみましたが、ラグタイムより雰囲気がこの場にピッタリでした(笑)。

 終演後は、近くの居酒屋さんで軽く一杯、...のはずが、結局遅くなってしまい、安ホテルのお風呂の門限(夜12時まで)ギリギリでした〜!

 今回お世話になったYoshiさんには、本当に心から感謝いたします。

 

★ 4月9日(土) 北九州・小倉 フォークビレッジ(with 福松幹夫) NEW!!

 広島から、またJRでトコトコ九州まで行こうと思っていましたが、なぜか乗り換えるのが面倒に思えてきました。
 そこで、このツアーで初めて、高速バスで小倉に向かいました。
 実は、このルートは以前にも経験があり、小倉の降り口は駅ではなく高速のIC
 小倉駅前まではここからバスで30分くらいかかり、こちらのルートも決して最良ではないことを知っていました。
 ただ、バスの中でゆっくり休むことができたので、まあよかったと思います。


 [写真:旦過近くのお寺の境内に、満開の桜。]
 旅の途中で楽天トラベルで予約した小倉のホテルは、自販機とエレベーターの前という「ワケあり価格」で安く泊まることができました。

 いつも話だけは聞いていて、なかなか入ることのできなかった旦過市場のおでん屋さんに、初めて入ることができました。やった〜! しかし、あせって、おでんではなく親子丼を頼んでしまった(笑)。


 [写真:福松さんのギター演奏。南米大好きな私のツボにはまるのです。]
 いつもお世話になっているフォークビレッジでのライブ。

 フォルクローレが印象的な福松幹夫さんのギターと歌、今回は長谷川きよしさんなど、日本の歌ものが多く、また新鮮な気持ちで楽しめました!


 [写真:浜田隆史。お越しいただいたみなさん、ありがとうございます!]
 このところ私は、健さんや益田さんと一緒のライブというパターンも多く、私がボケて相手が突っ込む、という形に慣れていたのですが、久々の完全ソロの時間をいただきました。一人でボケたり突っ込んだりしながら、思う存分いろんな曲を演奏することができました。

 こうして、また楽しいライブをさせていただいたのでした。

 

★ 4月10日(日) 福岡・六本松 カビリアカフェ(with ろく) NEW!!

この日がツアー最終日。小倉から福岡までは、いつも意外な遠さに驚きます。
何とか早起きして六本松に向かい、ろくさんと合流。
昨年秋に、健さんと一緒にお世話になったカビリアカフェでのジョイント・ライブでした。


 [写真:れいらさんの癒されるステージ。]
 オープニングでピアノ弾き語りをしていただいた、れいらさん

 美しい歌声と誰もが癒されるメロディーに、しばしツアーの疲れを忘れてリラックスしました〜!


 [写真上・下:盛り上がりの中、歌うろくさん。]
 ろくさんは、渋いサングラスをかけて、男っぽい歌声で70年代アメリカの歌を中心にギター弾き語り。

 パワフルで、しかし周りへの気配りを忘れない余裕のステージでした。ろくさんには、いつも九州男児の心意気を感じるのです。

 ツアー最終日に、お昼のライブでたくさんの方々にお集まりいただき、感激でした。私は、歌物とギターソロの比率を少し歌物にシフトさせて、最後まで楽しく演奏させていただきました。

 (私の写真は無し〜!)


 [写真:舞鶴公園の桜と浜田隆史。]
 ライブ終演後は、なんとみんなで舞鶴公園に行って、満開の桜をめでる楽しい花見に突入!

 このご時世、花見にすら自粛ムードが漂う中、花見で盛り上がってこそ景気が良くなり、ひいては社会に貢献するという信念で、思う存分楽しませていただきました!

 おいしいワインをいただいたり、2次会3次会まで突入して、ヘビーだけども気持ちよい酔い方をしました!

 こうして、私の春のツアーは大団円となったのでした。

 

★ 4月11日(月)北海道へ帰還 NEW!!


 [写真:自分へのご褒美、新千歳空港のカツ定食(こればっかり)。]
 この2011年春のツアーは、関東方面の予定を全てキャンセルという、かつてないツアーになってしまったのですが、皆さんの応援のおかげで、何とかここまで務めることが出来ました。

 普通に演奏できることの素晴らしさ、幸せな気持ちを、改めて噛みしめることになった、自分にとって意義深いツアーになりました。

 本当にどうもありがとうございました!

 なかなか日記を形にする時間がなくて、春のツアーのページを秋にようやくまとめることができました。
 これからもどうぞよろしくお願いします。

(完)

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