ライブ日記 2012 10月ソロツアー(名古屋〜小倉) (2012年10月29日更新) NEW!!

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 目 次

はじめに

10月16日(火)大阪 Live Bar Depo (with 河栄、Joke)
10月17日(水)大阪 5th Street (with Yousei)
10月18日(木)大阪 フィドル倶楽部 (with 益田洋)
10月19日(金)名古屋 源(with つるみまさや)
10月20日(土)京都 cafe Green(with ゆあさまさや)
10月21日(日)姫路 みんと(with おかもとやすろう)
10月22日(月)岡山 Cafe Antenna(with masaki μ、小西泰寛)
10月23日(火)広島 OTIS!(with SHiMA、唐津人士)
10月24日(水)山口・徳山 憧古木屋。
10月25日(木)空き日程
10月26日(金)小倉 フォークビレッジ(with 福松幹夫)
10月27日(土)小樽に帰還

 

◎ はじめに


 [写真:行きの飛行機にて。いい写真が撮れました〜。]
10月も、9月と同様にソロツアーを行いました。

前回は新潟から甲府経由で関東、さらに道東という変則的なツアーでしたが、今回は西日本を順に巡る、いつものマイペースなツアーでした。

ただし、ブッキングのまずさから、大阪からいったん名古屋に戻るような形になり、一部だけジグザグ旅程になりました。

さて、今回のツアーの顛末は。

 

★ 10月16日(火)大阪 Live Bar Depo (with 河栄、Joke)


 [写真:関空にて、左から山口智さん、阿知波一道さん、浜田。]
いよいよ、秋の本州ツアー(西日本編)がスタートしました。

新千歳空港から関西国際空港へ、空の旅は快適。季節柄、修学旅行生が多いのはお約束でしたが、今金町のシンガー・阿知波一道さんと、京都のハンマーダルシマー奏者・山口智さんにも偶然お会いできて、旅の縁の不思議さを感じました。


 [写真:河栄さん、JOKEさんのウクレレ共演。]
いつもの安ホテルにチェックインして、長居公園にて河栄さんとJOKEさんと合流、長居にあるDEPOにお邪魔しました。
こじんまりしていますが洒落たバーで、生音の響きが素敵でした。

オープニングのJOKEさんのハワイアンウクレレで和み、河栄さんのロッケンロールで盛り上がり、私も初日の演奏を思う存分楽しみました。


 [写真:ツアー通して「渋めの浜ちゃん」的な大人の演奏!]
自分としては特に今までと変わったことをしているつもりもないのですが、演奏上の流れの解釈を少し丁寧にするようになったのと、弾き方が丸くなった感覚はありました。

その甲斐あってか、この日お客様としていらっしゃった益田洋さんから「前より良かった」と言われて、とても励みになりました。

初めてのお店、そして平日にも関わらず、初日から盛り上がり、皆さんに改めて感謝したいと思います。

 

★ 10月17日(水)大阪 5th Street (with Yousei)


 [写真:お昼ごはんは浸け麺うどん。]
大阪二日目。

まずはお昼にYouseiくんと待ち合わせて、噂のCD・LPショップ「Po'Boy Records」に行きました。アメリカのルーツ系音楽を中心に、タコマ、キッキングミュールまで網羅する、実にマニアックな品揃えで興味しんしんでした。

お値段も良心的で、ガイ・バン・デューサーの初めて見るCDと、ニューオーリンズ・ジャズのCDを購入。お金があったら大人買いしたいくらいでした(^_^;)。

全く関係ありませんが、悪玉コレステロールが気になる私、今回のツアーは極力ヘルシーメニューにしております。


 [写真:万難を排して、5thでのステージ!]
さて、いよいよ大阪のギター音楽のメッカ、5th Streetでのソロライブ。

あいにく、大雨洪水警報が出るくらいの悪天候で(私の5thでのライブの時、なぜか雨が降る率が高いということが判明(^_^;))、もうダメか〜、と思っていたら、幸いにも何名かのお客様にお越しいただき、感激でした。

私が前半1ステージ。ソロライブならではのゆったりした時間を使い、前半はクラシックラグ中心の選曲でした。最近レパートリーに加わった「Creole Bells」「Powder Rag」、そして自分の「Tanne Nay」「Merry's Fish Market」など、思う存分弾きました。


 [写真:Youseiくんの不思議なギターソロと歌の世界。]
後半は、まずゲストのYouseiくんの演奏。

新作CD「Broken Woods & Some Prayes」を発表して、そのキレのある充実したギタープレイに改めて唸ってしまいました。時間の使い方が本当に独特。

「彼のようにギターを弾ける人は他にいない」と評することのできるギタリストは、実はそんなに多くないのですが、Youseiくんは間違いなくそんな一人です。


 [写真:Youseiくんとの記念写真。]
そして、後半再び私のステージ。前半とは打って変わって、オールドジャズやラグタイムブルースのアレンジ曲も演奏。まだまだ演奏したい曲はいっぱいありましたが、いつもより余計に弾くことができて、とても良いライブでした。

最後のYouseiくんとの即興セッション「雨の吹田」も、かなりイケていたと思います。

改めて、こんな大変な状況でも快くサポートしていただいた5thのスタッフの方々、そしてお越しいただいたお客様に感謝したいと思います。

 

★ 10月18日(木)大阪 フィドル倶楽部 (with 益田洋)

大阪・フィドル倶楽部にて、先輩ギタリストの益田洋さんとのジョイントライブが行われました。


 [写真:ツアー中はなかなか食べる機会のない、焼き魚定食。]
ツアー最初は、大阪3連泊ということで、体を休めながらマイペースにライブをこなしていくことができました。

いつも泊っている西成地区の安ホテルから歩いて数分の場所にある「新世界」。通天閣の雄姿を遠めに見ながら、またもヘルシーにお昼ごはんをいただきました。


 [写真:益田洋さんのギターソロ、久しぶりに拝聴!]

この日もあいにくのぐずついた天気でしたが、益田洋さんとのライブは半年ぶりで、とても楽しかったです。

フィドル倶楽部、お噂はかねがねお聞きしていましたが、光栄にも出演が叶いました。

この日目当てだったのは、益田さんが今年発表したオリジナル曲集「Folk Songs」
この日の演奏でも、前半がオリジナル、後半がアレンジものと、好対照になっていました。


 [写真:浜田。フィドル倶楽部のステージ、なんか豪華〜!]
私は、益田さんに敬意を表して、冒頭はビートルズメドレー。二曲目以降はいつものクラシックラグ中心の選曲、そしてラグタイム・ブルース、健さんに教えてもらったトルコの曲「ニハヴェント・オリエント」など、またしてもいろんな曲を演奏させていただきました。

最後のセッションは、もはや恒例となった「さらばジャマイカ」「メイプル・リーフ・ラグ」。手に汗握るいいセッションでした。

益田さんは、これ以降しばらくライブの予定がないそうですが、次回の機会にはもっと二人の共演曲を増やしてみたいなあ、と思う私でした。

これにて、大阪3連続ライブが終了しました!

 

★ 10月19日(金)名古屋 源(with つるみまさや)


 [写真:ロッカーほどの狭い扉ですが、中は快適の安宿@名古屋。]
昨日は、大阪のホテルをチェックアウトしたあと、昨日のライブでお世話になった益田洋さんと軽くお茶して別れ、心機一転して名古屋へ。

近鉄アーバンライナーは、安く快適に移動できる電車で、いつも乗るのが楽しみです。

名古屋での新たな安宿は、なんと一泊1800円。多少狭いけれども、快適に寝ることができる素晴らしい宿で、これからの私の定番宿になりそうです。


 [写真:つるみまさやくんの素晴らしいステージ。]
さて、いつもお世話になっている源へ。源の山下さんからご紹介を受け、若手ギタリストのつるみまさやくんとジョイントライブが行われました。

つるみくんは、若干23歳ながら、昨年のフィンガースタイル・コンテストで優秀賞を獲得した素晴らしいギタリスト。あの竹内いちろさんのお弟子さんで、なるほど上手いわけです!

前半はそのつるみくん。スタンダードジャズをベースに、優しいサウンドのオリジナル曲もセンスが良く、聴いていてとても楽しかったです。ブレイクで魅せるあまたのフレーズも、ギタリストとしての絶え間ない修練と、誠実で謙虚な人柄を感じさせるものでした。私も多いに刺激を受けました。


 [写真:浜田のステージ。皆さん、ありがとうございます〜!]
後半は私。クラシックラグから歌ものまで、あまりマニアックにならないように(?)いろんな曲を楽しく演奏しました。

日本ラグタイムクラブの室町さん、青木さんはじめ、平日にも関わらず多くの方にお越しいただいて、感激でした。


 [写真:つるみくんとの記念写真!]
最後のつるみくんとのセッションが、また楽しかった(^-^)/
「PAブルース」「聖者の行進」、どちらも思わずにやりとするようなソロをとってくれて、まだまだ演奏していたかったです。

打ち上げも盛り上がり、立ち去り難い一日でした。

 

★ 10月20日(土)京都 cafe Green(with ゆあさまさや)

昨日は私にとって初めての京都でのライブが、祇園四条のcafegreenにて行われました。

名古屋からまたも近鉄アーバンライナーで大阪に行き、前回と違うホテルですが同レベルの場所にチェックイン。
京都に安い宿がないため、苦肉の策で大阪・京都間を往復するのです。
今回の安宿はさらに安くて1400円!と思ったら、予約したのは「就活応援プラン」で、学生証がないとダメなのでした。
仕方ない、正規料金との差額を払ったのですが、たった100円・・・要するに1500円で泊まれたのでした(^-^)/。


 [写真:京都 祇園・南座。ここから徒歩一分でライブ会場。]
京都・祇園四条は、最も人がごった返す繁華街であり、南座から歩いて1分くらいのところにcafegreenがありました。

本来は喫茶店で、催し物があると時間いくらで貸切にするというスタイル。京都には、キチンとしたライブチャージを設定してライブできるお店がなかなか少ないようで、ここを使わせていただいたのも窮余の一策でした。

お客様が一定数以上来ないと赤字になってしまうところ、何とかその数に達して、損することなくライブができたのでした(⌒-⌒; )。この日ほど「お客様は神様です」という言葉を噛み締めたことはありませんm(_ _)m


 [写真:ゆあさまさやくん。カッコイイ!]
ゆあさまさやくんとは、昨年の12月に札幌LOGで共演して以来、久しぶりに会いました。ますます特殊奏法の技も切れ、グルーブ感が洗練されてきた彼のステージ、とても魅力的でした。

人からなんと言われようとも自分のいいと思ったことを貫くその姿勢に、改めて感激しました。一人ハイウェイスター、見ていて実に楽しかったです(^-^)/


 [写真:浜田。京都にいながら、アットホームなライブになりました。]
私はまたしてもいつも通り、ラグタイムの魅力をお届けすべくせつせつとプレイしました。生音の微妙な表現に気を使いながら、環境にも合ったプレイを模索しつつ試行錯誤が続きました。まだまだ弾き足りないくらいの気持ちでした。

私のわがままに付き合ってくださったお店の方、OAを務めてくれたゆあさまさやくん、そしてお客様には本当に感謝したいと思います。

 

★ 10月21日(日)姫路 みんと(with おかもとやすろう)

大阪の安ホテルは、11:00チェックアウトという余裕がうれしかったです。
最初の安宿は9:00チェックアウトだったので、余計にうれしい。
おそらく、主な顧客が外国人のバックパッカーだからなのでしょう。

その後、ゆっくり姫路へ。
2時間くらいだったと思いますが、iPhoneアプリで作曲に熱中していたら、あっという間に着いてしまった感じ。
姫路のホテルのチェックイン時間まで少し余裕があったので、姫路城壁跡の中のひと気のない場所で30分くらい練習しました。
しかし、この日の陽気のせいか、蚊にガッツリ刺されてしまいました。
恐るべし、10月の蚊!


 [写真:おかもとやすろうさんの演奏。]
いよいよ、1年ぶりのみんとでのライブ。みんとは姫路城近くの古いアーケード街にある素敵な喫茶店。今回は、エリザベス・コットンのように左利きで右用のギターを弾く、地元のギタリスト・おかもとやすろうさんをゲストにお迎えしてのソロライブでした。

おかもとさんと私は、昔、南澤大介くんが会長だったギター同好会「ギタリスツ」の会員仲間で、ヤマハFGの研究家としても有名な方です。以前からセッションで参加していただいてましたが、今回正式には初めてご一緒したことになり、とても感慨深かったです。

チェット・アトキンス風のギターソロ、高田渡のラグタイムブルースなど、味のある懐かしい音楽。じんわりといい感じで楽しませていただきました。


 [写真:みんとでのハートウォーミングな生音ライブ!]
この日は完全生音のライブ。

おかもとさんのご尽力で多いに盛り上がり、私は心行くまでリラックスした楽しい演奏を心掛けました。

最後は、おかもとさんとのセッションで「聖者の行進」、そしてぶっつけ本番で「アリスのレストラン」も演奏して、気持ちよく終演となったのでした。


 [写真:おかもとやすろうさんとの記念写真。すでに忘れ物が...]
終演後、おかもとさんと二人でファミレスでコーヒーを飲みつつ、同好会時代のマニアックな昔話に花が咲いたのでした。

また是非共演したいです(^-^)/

 

★ 10月22日(月)岡山 Cafe Antenna(with masaki μ、小西泰寛)

昨日は、姫路のホテルで身支度していて、久しぶりに「やってしまった」ことに気づきました。
どうやらお店に帽子を忘れてきたようなのです(上の記念写真で、すでに帽子がないことに気付かなかった...)。
ここしばらくそういう失敗はなかったのですが、「忘れた頃にやってくるのが忘れ物」(by 浜田)
しかも月曜日はみんとがお休みだったので、取りに伺うことも叶いませんでした。

(このときはお電話も通じず、そもそもお店に忘れたかどうかもわかりませんが・・・)。
ネタではないのです。「真剣に生きた結果の忘れ物」(by 浜田)

気を取り直して、姫路から岡山へのJRの旅。
連絡待ちで苦労するも、のんびりと着いたらいい頃合い。
以前泊まったことのある岡山のカプセルホテルにチェックインしました。
と言っても、鍵のかけられる「カプセルルーム」で、無料ドリンクバーと無料の朝食が付いて一泊3000円という、なかなかの安さでした。


 [写真:「Cafe Antenna」でいただいたスリランカカリー。]
岡山のギタリスト、masakiさんのご尽力により、マルチ弦楽器プレイヤーの小西泰寛くんも含めた三人で、初めてのお店「アンテナ」でライブさせていただきました。

場所は日本三大庭園の一つ・後楽園の近くで、古い街並みの一角にある、これまた古い建物を利用した、素敵なカフェでした。ずいぶん前の奉還町でのライブをご覧いただいた女将さんとの語らいも楽しかったです。

お店で食べたスリランカカリーは、スープカリーではなく、日本で言えば混ぜ御飯のような、独特の風味が味わえました。何でも、ご実家が神戸で、そこでスリランカの方から教わった家庭の味らしく、一朝一夕ではない歴史をも感じる絶品でした(^-^)/


 [写真:リハ中の小西泰寛くん。]
小西泰寛くんとは初顔合わせでしたが、アメリカ伝統音楽をキチンと消化して、若いのに風格のある見事な演奏と歌で、高田渡さんを思い起こさせるようなナイスなアーティスト。私も一発でファンになってしまいました。

この日は女性ヴォーカルの岡田なつみさんと息の合ったステージを楽しみました。


 [写真:masakiさん。PAも担当されながらの熱演でした。]
masakiさんは、6年ぶりとなる最新CD「μ4」がタッチの差でプレスが間に合わず、本当に残念・・・フレットレスギターのラインから音が出ない不運もありましたが、その代わり、カナダ製の新しい手工ギターを駆使した、masakiさんならではのイマジネーション溢れるソロギターの世界をしっかり堪能させていただきました!

岡山のギター界にmasakiさんあり。改めて確信した一夜でした。


 [写真:浜田。お店のろうそくの火のディスプレイがステキでした!]
月曜日の夜、雷注意報も出る中で、多くのお客様にお越しいただき、私も感激しながら演奏しました。

ツアーの失敗譚をさっそくネタにしたり、いつも以上に調子に乗って歌ものを頑張ったら、終演後に「ギターのライブでこんなに笑ったのは初めて」とのうれしいお言葉が(笑)。ひええ(^_^;)

最後は、岡田さんも含めた出演者4人全員で、ぶっつけ本番のセッション「聖者の行進」をやって、楽しく終了したのでした(セッションの聖者の行進率、高いなあ)!

本当にどうもありがとうございました(^-^)/

 

★ 10月23日(火)広島 OTIS!(with SHiMA、唐津人士)

岡山の朝はあいにくの雨。前日は夏じゃないかと思うくらい暑かったのが、一気に秋めいた寒さになりました。
駆け足でいつも利用していた天満屋バスセンター(両備バス)のあった場所に行くと、何と別のお店が入っていてびっくり。
よく調べてみると、ここのバスセンターは廃止になり、岡山駅の西口に移動したとのことです。
雨をやり過ごしつつ何とか移動して、広島行のバスに乗り込みました(^_^;)。

広島に着いたら、幸いなことに雨は上がっていて、またまたいつもお世話になっている安ホテルにチェックイン。


 [写真:唐津人士さんの演奏。]
そして、いよいよここまで来ました、OTIS!へ!
佐伯さんとの楽しい語らいもそこそこに、ギターのSHiMAさん唐津人士さんとの再会を懐かしむ間もなく、あれよあれよという間に開演となったのでした。幸せな時間は、経つのがメチャ早い(^_^;)。

 [写真:SHiMAさんの演奏。どちらも心温まりました。]

いつもお越しいただいている方から、今日たまたまいらっしゃった初めての方まで、皆さんのおかげでまた盛り上がりました!

唐津さんのスズカワギターによる名曲のカバー、SHiMAさんのハワイアンスラックキーによる音楽世界巡りと、たっぷりギターソロの世界に浸りました。お二人の優しい人柄もあいまって、心温まるひと時でした。


 [写真:浜田の演奏。成長できてるかな〜?]
そして、私のソロ。このツアーで起きた様々な失敗譚、いい思い出、これからの抱負など、いい調子で語りつつ、自分でも楽しめる演奏になりました。

リハの時に、以前と同じセッティングで音を出すと少しハウる感じでした。ひょっとしたら我が愛器マスターOMは倍音が成長したのかも。私も、一つのツアーをする度に、少しは成長していくミュージシャンになりたいものです。

そんなわけで、終演後も楽しく語り合い、立ち去り難い広島ライブが終わったのでした。唐津さん、SHiMAさん、佐伯さん、そしてお越しいただいた皆さん、どうもありがとうございました(^-^)/

 

★ 10月24日(水)山口・徳山 憧古木屋。

広島の安ホテルをチェックアウトして、次の目的地・徳山に向かう時間を計算すると、
だいぶ時間が余るようだったので、以前使って重宝した自遊空間(ネットカフェ)に入りました。
3時間パックで500円。
各種ドリンクお代わり自由、しかもかなりの分量のランチが平日100円で食べられて、結果的に一番お得でした。


 [写真:iPhoneアプリ「Music Sudio」操作画面。使いやすい。]
そして、広島から徳山へのバスの旅。今回のツアーでは、iPhoneを使った作曲が絶好調で、バスの中で4曲目のクラシックラグを仕上げました。手直しは小樽に帰ってからやりますが、実は以前から持っていた「Music Studio」というアプリの使い方にやっと慣れてきたところです。

今回泊まった徳山のホテルは、以前のホテルより高いのですが、前のホテルが値上がりしたらしく、3800円が地区最安値・・・カツカツの貧乏旅行には痛いですが、泊まらないワケにもいきません(^_^;)


 [写真:徳山駅。どうやら駅ビル新築に着手されたようです。]
一年ぶりの出演がかなった周南市の憧古木屋。でのライブ、オープニングアクトも共演者もなしの完全ソロは、今回のツアーで初めて。

今まで時間の関係で後回しになっていた曲などもジックリ演奏できました。お仕事が忙しくて広島のライブに来られなかったこーしかさんが、遠路はるばる来てくれたのもうれしかったですm(_ _)m

自分の演奏写真がなくてすみません...。


 [写真:打ち上げでは、マスター寺本さんの奥さんの歌が聴けました!]
終演後の飲み会がまた楽しくて、マスター寺本さんの奥さんの歌も聞けて、私もつい井上陽水の「野イチゴ」などを歌っちゃったりして(笑)。旧店名が「フォークソング」だった頃の思い出話も懐かしかったです。

お越しいただいた皆さん、どうもありがとうございました(^-^)/

 

★ 10月25日(木)空き日程


 [写真:今月再スタートしたばかりのホテル。]
この日は、このツアーで唯一の空き日程でした。山口県の徳山駅を出発して、JR鈍行を二度乗り継いで小倉駅へ。2時間ちょっと掛かりましたが、このくらいはもはや快適の部類。

日本全国寒いような事をテレビで言ってましたが、小倉はとても過ごしやすく、ノンビリ過ごすには十分でした。

今回連泊する旦過駅近くの「ホテル1-2-3」は、以前廃業した「コクラセントラルイン」の跡に入った格安ホテル。オープン価格でまずまずの安さで泊まれました。

ランドマークだったこの建物が、無駄にならずに再利用されているのは良かったです。


 [写真:旦過市場。平日の昼間は混んでます。]
日中は、あの旦過市場を散策したり、古本屋を物色したりしました。

夜は一心不乱にiPhoneアプリで作曲。
今まで2〜3日で一曲仕上げていましたが、空き日程の時間をまるまる使ったおかげで、1日で4楽節ラグを仕上げることができました。

いくら私でも、ラグタイムの中でも長い4楽節ラグを、ここまでのスピードでうまく作曲できるとは思いませんでした。

鉄は熱いうちに打てと言いますが、何でも調子のいいうちにやってしまうのが良いという事でしょう。

 

★ 10月26日(金)北九州 フォークビレッジ(with 福松幹夫)

ついに今回のツアー最終日、小倉のフォークビレッジにてソロライブが行なわれました。

一般的にホテルというものは、連泊とはいえ、お部屋の掃除には一度外に出ないといけません。
私は散歩がてら、近くの川(紫川)に行ったり、お昼ごはんを食べて時間を潰し、その後は部屋でゆったりお休み・・・
と思いきや、翌日のLCC(格安航空会社)二連続の旅に向けてチェックインの手続きをしたり、結構やることが多かったのです。


 [写真:福松幹夫さんのフォルクローレ音楽。]
その後、歩いて数分のフォークビレッジへ。いつもお世話になっているお店です。

オープニングの福松幹夫さんの歌とギターは、いつも以上に気合が入っていて、アルゼンチンのギタリスト、アタワルパ・ユパンキの味わい深い世界を聞かせてくれました。

最近導入したというホセ・ヤコピのギターの音色、何とも言えない艶と響きが大変美しかったです。


 [写真:浜田。弾くときはガッツリ!]
この日は、福松さんのご家族、さらに広島・OTIS!でのライブにいらっしゃった方が再び遠路はるばるお越しいただいたりして、これでいい加減なプレイはできません。

多少歌ものの比率が高かったのも今回の特色だったでしょう。しかし、弾くときは弾く、メリハリのついたプレイを心がけました。おかげさまで、最後にふさわしい満足いくプレイができました。


 [写真:浜田と福松さん、初めてのセッション!]
最後には、福松さんの持ち歌である「灰色の瞳」(アルゼンチンのケーナ奏者ウニャ・ラモス作)を二人で演奏できました。これからもこういう機会には是非共演したいです(^-^)/

終演後は、福松さんのご家族と一緒にお夕飯をご一緒させていただき、とても恐縮でした。
おかげで、有終の美で終わる事ができました!

 

★ 10月27日(土)小樽に帰還

帰りの飛行機は、私のツアーでは初めて、格安航空会社(LCC)を利用しての旅となりました。
といっても、福岡から北海道までの直行便はまだ大手でないと存在しないので、成田経由で乗り継ぐ形になりました。

福岡から成田まではジェットスター。
成田から新千歳まではエアアジア。
こんな形で2連続LCCの旅をした人間は、まだまだ珍しいのではないでしょうか。

使用してみた感想は、意外とまあまあ、普通に利用できたということ。
ただし、預かり荷物の超過料金に関しては、どちらの航空会社もシビアなので、事前にしっかり計量しておくことが望ましいです。
(1キロでもオーバーしたら、高い超過料金を取られるので、LCCを使う意味がなくなります。)

また、一人でWEBチェックイン出来ない人は、特にエアアジアでは手数料が取られるので要注意です。
時間も、私の場合はたまたま定刻どおりでしたが、万が一のために、かなり時間に余裕を持って空港に行き、手続きを早く済ませるのが一番です。

比較するのはためらわれますが、私の個人的感想として、ジェットスターの方がサービスは上だと感じました。
機内誌は日本語、受付カウンターの対応は比較的良心的、機内の狭さがまだ許せる範囲、などなど。
ともあれ、これからの旅路でも、たびたびお世話になることでしょう。
LCCのさらなる切磋琢磨を望みます。

さて、長く辛かったツアーも、終わってしまえば良い思い出。
ソロとしてはまた来年、是非もっといっぱいライブツアーの機会を作りたいです。
みなさん、どうもありがとうございました(^-^)/

(完)

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