Tim Sparks は1993年のフィンガースタイル・チャンピオンで、あの Leo Kottke から絶賛された凄腕のギタリスト。たびたび来日もしています。
ユダヤのクレツマー音楽をギターソロで表現するなど、その音楽性は実に豊かな人ですが、最新作はアメリカのラグタイムやブルースをテーマにしたもので、発表が楽しみです。

サンプル音源でメイプル・リーフ・ラグのアレンジもやっていますが、彼にしかできない素晴らしいバージョンで、もう脱帽です。

私が国産アコースティック・ギターのファンであることは、自分のホームページで堂々とひけらかしています。国産オールド中心の品揃えは私好みで、まさに夢のような...家の近くになくてよかった（近くだったら入り浸っているところ）というお店です。

私は会社員の頃、ヤマハFGの赤ラベルを買うために、わざわざ東京から京都の中古楽器屋さんに新幹線の日帰りで行ったくらいですから、本当に時代は変わりましたね。

気になっているのは、オール単板なのに定価でも１０万円台というバグズギアのＯＭギター。こんな安くていかしてるギターは他にないのではないでしょうか。
確か、谷本光くんがドレッドノートタイプを使っていたような．．．

もし、このバグズギアについて詳しい方がいらっしゃったら、ぜひご教授ください。

これからも入力したら少しずつ更新していきたいと思います。弾き方を忘れそうな編曲モノもどんどん入力していきたいと思いますので、運河はシーズンオフで暇なのに、当分はこれのおかげで忙しい日々が続きそうです。

（過去の作品を視聴できます。お勧めです。）

オフィシャルサイトもありました。
http://www.stevemanngtr.com/

ああ、気づくのが遅かった．．．
この新作、万難を排して手に入れたいと思います。

全９曲、そのうち彼のオリジナルは６曲（こらっ谷本くん、いくらJASRACの許諾を受けているからって、ライナーに作曲者の表記がないのはマズイよ）。

「夏空蝶」「カムイミンタラ」は、過去の雑誌やＤＶＤですでに発表していますし、「ターゲット」はかなり前の作品でちょっと若さも感じるものですから、正直に言えばもう少し新作のギターソロ曲を入れてほしかったです。気になる「ＤＪテク」というものも聞きたかったかな。

とはいえ、５年のブランクを埋める待望のアルバム。自信に満ち溢れた演奏とスケールの大きなダイナミズムに、ギタリストとしての成長を感じました。
また、アレンジ物の３曲は心癒される素晴らしい出来で、これだけでもこのアルバムを買う価値があります。谷本くんの新境地を感じました。