マイミクのアコースティック・ギタリスト、赤猫トムさんが2004年に発表したギターソロCD『With
The Wind...』(Voiceless Violence TAEK-0917)を数日前に購入して楽しんでます。
http://f57.aaa.livedoor.jp/~akaneko/http://www.voicelessviolence.com/
全11曲、アストリアスのソロ・ヘリンボーンというギターが使われていて(ウクレレの曲も一曲あり)、実に完成度の高いギター音楽が楽しめます。全ての曲で生の感覚が心地よく、どの曲にも日本的な情緒を感じます。
童謡のようなバラード、ラグタイム、さらにドン・ロスのようなアグレッシブな曲までスタイルにもバリエーションがあって、最後まで飽きさせません。
4曲目の「SoRAN Soul Run」はおそらくソーラン節を基にしていると思いますが、アジアの香りが漂う素晴らしくエキサイティングな演奏で、昔の名ギタリスト小林たけしさん(ア
ジア的な表現にこだわっていました)はこんなことをやりたかったんじゃないかな、と感じました。
7〜9曲目の組曲「桜舞」も起伏に富んだ構成で、感銘を受けました。
敢えて言えば、印刷物のフォントやレイアウトに改善の余地がありだと思いますが、文句なく優れたギターアルバムです。
このアルバムは在庫が希少らしいので、ギターファンは以下のサイトで急いで入手されることをお勧めします。
アディミュージック
http://www.ady.co.jp/music/
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