浜田隆史 ミクシイ日記 (2007年6月分

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 ソーシャルネットワーキングサイトの「mixi.jp」で執筆している日記の過去分[親記事のみ]をここに公開します。
 記事が古いのはご容赦ください。

2007年06月02日10:45  勘違いと忘れ物
先日行われたSketchさん北海道ツアーの最終日(5/29)に、小樽から札幌に向かう高速バスの中に自分の帽子を忘れました。すぐに気が付いて翌日受け取ることができましたが、度重なる忘れ物の嵐に、さすがの私も自分が心配...

これでよく「忘れません」なんて歌えますね。

今日、アイヌ語ペンクラブの編集会議があったと思って準備していたら、来週の土曜日だったことに先ほど気づきました。今日はちょうど快晴なので得した気分ですが、やれやれです。

あっ、詩ができた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(ハイサイおじさんの節で)
/傘忘れ 帽子忘れ
チューナー 足台 カポタスト
何でもかんでも忘れるよ

/あれあれ 私も若ボケか
あなたのこともひょっとして
知らない間に忘れるよ

/何せおじさん
若いというのはもう止めて
ヒモでも付けておきなさい
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

おそまつさま...。
2007年06月05日19:45  ソラースの編曲
ずっと前から編曲したかった(そして人からもリクエストされていた)スコット・ジョプリンの名曲「Solace -A Mexican Serenade」(1909)のギター編曲が、何とかできました。

なんと小樽運河で、編曲の着手から運指、練習まで全部やってしまいました。今年はどういうわけか人が少なくてヒマなので、こんなことができてしまうのです。

今回のアレンジは、先日まで来道していたSketchさんの影響を受けたようです。SketchさんもチェットのアレンジでソラースをC・D楽節だけ演奏しますが、その直接的な影響と言うよりも精神的なものです。
つまり、メロディーラインが低くなってベースラインとぶつかっても、どうにかしてうまいやり方で破綻を回避するという、いわば編曲の粘りというべきものを勉強して、今回試してみたらたまたまうまくいったのです。

練習が必要なのはもちろんですが、ずっと弾きたかった曲なので感慨もひとしお。当分は指から離れなくなりそうです。
2007年06月07日10:33  ラ・ゾーヌと「fox」
先日Sketchさんとのジョイントライブでお世話になった札幌のカフェ、ガンゲットダイマを拠点に活動する楽団「ラ・ゾーヌ」。
その初めてのCD『ミュゼット小屋の夜』(LA-2007)がとても良いアルバムで、思わず頬が緩んでしまいました。皆さんにもご紹介したいと思います。
http://lazone.hp.infoseek.co.jp/

ラ・ゾーヌは2003年に結成、フランスの大衆音楽ミュゼットを演奏する日本でも珍しい楽団(なぜかバンドという言葉よりこちらの方が合っている)です。ボタンアコーディオンのKumiさん、バンジョーのJoさん、ピアノのNaomiさんの三人編成で、明るいながらも哀愁のある音楽がとても素敵です。
唯一、ライナーノーツに曲目解説や作曲者の表記があれば、もっと良かったと思います。

収録曲の約半分はワルツ(valse)ですが、面白いと思ったのは「fox」という舞曲の形式。これはどう聞いてもラグタイムの兄弟分、名前からはフォックストロットのイメージにもつながります。

マイミクのラゲディ・アンさんの昨年のブログによると、フォックストロットは1914年にボードビル俳優Harry Foxのダンスから始まったとする説が紹介されていますが、1911年にアメリカからフランスに渡ったカッスル夫妻が流行らせた簡単なラグタイムダンス「カッスルウォーク」が起源という説もあるようで、どうやらフランスもこの舞曲の流行に絡んでいるようです。
トロットという言葉自体、中期フランス語のtroter(速足する、小走りする)が語源とされています。[ジーニアス英和大辞典より]

さらにネット検索すると、より古いSP音源に、ここではfoxとされている曲「ボヘミアの花」がハンガリー風マズルカとなっている記述もあります。

ラグタイムの歴史ともクロスするかも知れない、興味深い音楽です。

2007年06月09日11:05  アイヌタイムズのコミュニティ作成
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2270423

アイヌタイムズのコミュニティを作成しました。
創刊以来10年が経過しましたが、ここ数年は残念ながら読者の減少傾向が続いています。入手方法、取り上げてもらいたい記事の内容、読者投稿についてなど、ぜひ皆さんのご意見をいただければと思います。

2007年06月14日09:20  水琴窟
昨日の夜、小樽運河で演奏していると、自転車でやってきた若者が話しかけてきました。その人は最近小樽で「水琴窟」という宿屋を作った佐藤さんという人で、なんと自作のムックリで演奏を聞かせてくれました。そのままノリで私もセッションに突入、気持ち良い時間を過ごしました。

(おかげで投げ銭が入った!)

投げ銭のお礼と宣伝もかねて、自分のCDをお渡ししました。
6月22日の夏至の日に、全世界で数時間電気を消そうというイベントがあるそうで、そのときにお店で行われるライブセッションに、私もちょっとだけ参加することになりました。

「水琴窟」、まだ行ったことがありませんが、山田町(水天宮さんの近く)とのこと。素泊まり3000円、依頼があれば別に食事も用意できるという話ですから、小樽にやってくるバックパッカーたちは要注目の宿屋です。
2007年06月18日
10:51
 落札しちゃった
どうせないだろうと思いながら探していた、モラレスのBM-100というギターをヤフーオークションで偶然見つけ、速攻で落札してしまいました。
こんな無茶なギターの買い方をしたのは生まれて初めてです。

BM-100
ボディータイプ:F型(マーチンのOOOO)
表面板:えぞ松単板
側板・背面板:ローズウッド単板
指板:黒檀
ネック:マホガニー

私は下位機種のBM-50を持っていますが、実に音が良いギターです。ネックが順ぞり気味で弦高が高いのが難点ですが、家ではもっぱらこれを弾いています。
http://www.otarunay.com/retuden-morales.html

到着したら、レポートを書くつもりです。

2007年06月25日23:22  BM-100とピックアップ

先日入手したモラレスBM-100、何度弾いても感心するくらい音が良い...国産ギターに長年愛情を注いできた私に、神様が新たなご褒美をくれたみたいです。

しかし、私は現在小樽運河で長時間ギターを弾いているため、外で鳴らせないギターはなかなかかまってあげられません。一刻も早くBM-100にピックアップを付けて、その日の気分でマスターとモラレスを弾き分けるという贅沢なことをしてみたい...。

そんなわけで、いつも使っているハイランダーIP-1を今回も導入しようと思ったのですが、BM-100はブリッジの形やサドルの長さが通常のギターと少々異なるので、加工の難しさからバランスの悪い音になる可能性が高いようでした。よって、思い切って別のタイプのピックアップを検討しました。

ピックアップを全くの必要悪と割り切る私は、この辺の知識がそんなにないので、インターネットでいろいろ検索してみました。すると「iBEAM ACTIVE」というブリッジの裏に貼り付けるタイプのピエゾ・ピックアップがギターソロに最適な感じだったので、小樽のギター店トーンポエムに依頼して取り付けを任せることにしました。

時期は未定ですが、取り付けが完了したら新たにレポートしたいと思います。

2007年06月27日10:05  CD『With The Wind...』
マイミクのアコースティック・ギタリスト、赤猫トムさんが2004年に発表したギターソロCD『With The Wind...』(Voiceless Violence TAEK-0917)を数日前に購入して楽しんでます。

http://f57.aaa.livedoor.jp/~akaneko/

http://www.voicelessviolence.com/

全11曲、アストリアスのソロ・ヘリンボーンというギターが使われていて(ウクレレの曲も一曲あり)、実に完成度の高いギター音楽が楽しめます。全ての曲で生の感覚が心地よく、どの曲にも日本的な情緒を感じます。
童謡のようなバラード、ラグタイム、さらにドン・ロスのようなアグレッシブな曲までスタイルにもバリエーションがあって、最後まで飽きさせません。

4曲目の「SoRAN Soul Run」はおそらくソーラン節を基にしていると思いますが、アジアの香りが漂う素晴らしくエキサイティングな演奏で、昔の名ギタリスト小林たけしさん(ア ジア的な表現にこだわっていました)はこんなことをやりたかったんじゃないかな、と感じました。
7〜9曲目の組曲「桜舞」も起伏に富んだ構成で、感銘を受けました。

敢えて言えば、印刷物のフォントやレイアウトに改善の余地がありだと思いますが、文句なく優れたギターアルバムです。

このアルバムは在庫が希少らしいので、ギターファンは以下のサイトで急いで入手されることをお勧めします。
アディミュージック
http://www.ady.co.jp/music/

2007年06月28日
22:32
 旭川に行ってきます
明日の夜から計3日間、旭川の買物公園などでギター演奏してきます。他にも大道芸の方たちのパフォーマンスがあり、楽しい旅になりそうです。

私は旭川でのライブ演奏の機会に恵まれず、未だにやった事がないのですが、いかにも自分らしい旭川初演だと思ってがんばってきます。

心配なのは明日夜の雨...(一日中降るみたいです)。
2007年06月29日10:55  自主制作映画
東京の「高田馬場BABACHOPシアター」にて、自主制作映画『有限会社 劇団デボ』(74分)が7月6日に上映されます。
この映画は現代の「スティング」を目指し、音楽にロシア人ピアニストのアレェクスェイさん、私、そして吉村真奈美さんのラグタイムが使われています。また、ジャズピアニスト外谷東さんの曲も使用されています。

詳細はこちらです。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=20146630&comment_count=0&comm_id=78358

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