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Silks And RagsAlexei Rumiantsev(赤坂工芸音研 AKL-018、2004年)

1. 12th Street Rag/2. Palm Leaf Rag/3. The Stinging Bee/4. Key-Stone Rag/5. Charleston Rag/6. Eugenia/7. Shovel Fish Rag/8. Silks And Rags/9. The Entertainer/10. Cataract Rag/11. Red Peppers/12. Maple Leaf Rag/13. Granpa's Spells/14. Swipesy/15. Carolina Shout/16. Horseshoe Rag/17. Who Let The Cows Out?/18. Tom Cat Blues

 関東方面での精力的なライブ活動で、今や音楽ファンにおなじみ、ロシア人ピアニストの Alexei Rumiantsev さんのデビューCD「Silks And Rags」を購入しました。素晴らしく痛快でした!
 Alexei さんの演奏は、ストライド風にスイングする楽しいスタイルで、クラシックに裏打ちされたテクニックも正確無比、さらに快速に飛ばします。何も悩まず肩の力を抜いて、気軽に楽しめるアルバムだと思います。

 選曲はジョプリンだけでなく、モートン(やはり Granpa's Spells は絶品!)、James P. Johnson、有名・無名の作曲家まで多岐にわたっています。有名な「12番街のラグ」のオリジナル・バージョンは、フルで聴いたことのある人は意外と少ないかも。タイトル曲「Silks And Rags」は初めて聴きましたが、音楽的に変化に富んでいて、素晴らしい曲だと思います。

 日本人ラグタイム・ピアニストで有名な人には池宮正信さんがいますが、その主な活動拠点はアメリカです。日本で活動するアーティストの本格的なラグタイム・ピアノ・アルバムは、実は意外にもこれが初めてなのではないでしょうか。
 このアルバムが呼び水となって、日本でももっとラグタイムの陽気な響きが受け入れられる日が来ることを望みます。

http://homepage3.nifty.com/grandpasragtime/index.htm

 

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