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南米音楽(ブラジル、キューバ、カリプソ)/V.A. (CD三枚組、Amuse Media MA-400、発表年不明)

曲目:全45曲(多すぎるので省略!)

 先日、札幌に行った際、『南米音楽』という三枚組の韓国製の廉価版CDを買いました。ブラジル、キューバ、そしてカリプソのベストコレクションです(一枚につき15曲ずつ)。版権の切れた古い音源を集めているのが、逆に魅力になっています。

 割と知られている他の二つに比べて、「カリプソ」という音楽は恥ずかしながら全く聞いたことがありませんでした。ジョン・デンバーの名曲「我が友、カリプソ号」でしかこの名を知らなかったと言ってもいいでしょう。今思い起こせば、ナベサダの有名なオリジナル曲(名前失念)も、カリプソの曲みたいです。この三枚組は、そのカリプソ目当てで買ったのです。

 いや、これはイイ! 素晴らしい! アンチル諸島の音楽「ビギン」に夢中だった私には、さらにルーツが古そうなこの音楽にも心を奪われてしまいました。
 カリプソは、サッカーワールドカップに代表が出たカリブ海の島国、トリニダート・トバゴの音楽。小節を越えてシンコペートするのはビギンと似ていて、やはりラグタイムと非常によく似ています。

 ただ、割と上品なビギンとは少し雰囲気が違い、歌詞が英語であり(昔はパトワ語だったそうです)、男性ボーカルが大活躍しています。日本で言えば大阪の河内音頭のように、時事ネタや人生訓など様々なことが早口で唄われていきます。

 このCD、当分繰り返し聴き続けることでしょう。もし、もっと詳しい方がいらっしゃれば、是非カリプソについてご教授下さい。

 

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