ライブ日記 2009・11月(九州ツアーwith健さん)(2009年12月18日更新)
目 次
11月22日(日)福岡・ケルツ(with 小松崎健)
11月23日(月)北九州・フォークビレッジ(with 小松崎健)
11月24日(火)福岡・DANCITY(「Finger Magic Orchestra」に参加)(with Charlie、城直樹、小松崎健)
11月25日(水)熊本・ヌアージュ(with なゆた、小松崎健)
11月26日(木)久留米・ライブインジャスト(with 小松崎健)
11月27日(金)移動日
11月28日(土)大分・九重ホームコンサート/九重観光ホテル(with 小松崎健)
11月29日(日)大分・大分市ホームコンサート/宮崎 高鍋町・JAZZ SPOT DOLPHY(with 小松崎健) NEW!!
11月30日(月)北海道に帰還 NEW!!
ご好評いただいている、小松崎健さんとの珍道中ツアー、ついに九州へ行ってきました!
私は9月から10月にかけて、ソロで過去最長の本州ツアーに行ってきましたが、そこでの最後の地はやはり九州・熊本でした。
2ヶ月と空けずに再び九州へ行くことになるとは、なかなか充実したツアー日程でした。
私にとっては、九州単独でこんなに長くツアーをやったのは初めてで、とてもいい体験になりました。
健さんは、過去にハードトゥファインドで九州を回ったことがあり、また様々な地元の方たちの暖かい助けもあり、そのおかげで旅がうまくいきました。
まず最初に、お世話になった皆さんにお礼申し上げたいと思います。ちなみに、ギターはやはり1本だけを持っていきました。ギター選びに悩んだ挙句、しばらくツアーに持って行ってなかった名器、ヤマハS-51を選びました。バランスの良さではエアーズA-07、深さ・パワフルさではマスターOM、残響の心地よさではイバニーズAW-95やモラレスBM-100、音の硬さ・太さならフィールズなどなど、いろいろ選ぶポイントがありましたが、単純に音が一番デカイものを選んだらヤマハになってしまいました。あんまりボロボロのギターなので、見栄えは悪いかも知れませんが、やはり私の一番の相棒です。
また今回は、私にとってレンタカーで移動するという、初めてのツアーでした。
新千歳から福岡空港まで2時間半ほどの空の旅。
あいにくこの日は九州だけが雨。
前回ソロツアーのとき、ろくさんと待ち合わせした福岡・六本松で雨に濡れてビシャビシャになったときの記憶がよみがえりました(笑)。せっかく南にやってきたのに、意外と肌寒いあいにくの天気でしたが、福岡の「薬院」にあるアイリッシュのお店「ケルツ」でのライブ、盛り上がりました。
そもそもこの日は、予定していた企画がダメになっていた経緯があり、一時は空き日程として「天神でストリートでもやりませんか?」と相談したりしていましたが、その後mixiの書き込みでこのお店を教えていただき、お店のご厚意で急遽実現したライブだったのでした。蓋を開けてみたら初日から最高の盛り上がりを見せ、改めてアイリッシュ愛好家の絆の深さを感じ、私はついうらやましく思ってしまいました。
ツアー初演で多少緊張はあったものの、幸せな気分で演奏できました。健さんとのライブは実際久しぶりでしたが、もはやこのユニットでのツアーも三回目、お互いに補い合える間柄になっていることがうれしいです。ライブ終演後、お店に集う愛好家の皆さん達が楽器を持ち寄ってのアイリッシュ・セッションに突入しました。私は曲を知らないので横から見ているだけでしたが、同じくセッションを横目で見ていたお客様との話が盛り上がりましたし、その間も皆さんの素晴らしい旋律、いつ果てるとも知れないダンスチューンに、しばし聞き惚れました。
こうして、一日目が無事終了したのです。
(ちなみに、写真一枚目は「ケルツ」に教えていただいた近くのラーメン店でのひとコマ)。
さて、今回の忘れ物情報(またかいな!)。
大盛り上がりの会場でしばしばやってしまう率が高くなりますが、今回はお店にセーターを忘れてしまいました。
さらに、お店の中でiPhoneを使ってネット予約したカプセルホテルの名前を間違えて、「ウェルキャビン中州」だったものを「ウェルビー中州」と勘違いして行っちゃいました。(ウェルしか合ってない)。着いてから予約が入っていないことが判明し、そこでやっと正しいホテル名に気づき、15分くらい歩いてやっと正しいウェルキャビンに着きました。
健さんは「やっぱり浜田クンだね...」、と半ばあきらめ顔(笑)。
思えば、初めての本州ツアー、あの伝説の「リュック忘れ事件」の関係者でしたから、無理もないです。
しかも、忘れたセーターを、後で「ケルツ」のマスターがホテルのフロントに届けてくれたのですから、さらに全くなんと言ってよろしいのやら、申し訳ございません。
後で電話で謝っておきました...トホホ。
★ 11月23日(月)北九州・フォークビレッジ(with 小松崎健)
この日から、福岡空港前のレンタカー店に行き、健さんの運転するレンタカーで楽々の移動を体験。
あまりに快適すぎて、申し訳ないくらいです。
今までものすごく小さな苦労や面倒の多かった、公共交通機関を利用した旅が、一気に地味に思えてしまうくらいの素晴らしさ。
しかも私は免許があるのに全くのペーパーで、運転できないので、乗っているだけ!
健さんには悪いと思いつつ、超デラックスな籠に乗って移動するお殿様の気分をしばし楽しみました。
前日とは打って変わって快晴となり、らくらくの小倉入り。
小倉城の近くの公園で、小春日和の日差しを浴びながら、有意義な練習の時間が取れました。とても気持ちよかったし、公園でくつろいでいるいろんな人たちが声を掛けてくれて、なんだか幸せな時間でした。中には、小樽運河に昔来てくれていたらしい自転車のおじさんがいたりして、人の縁を感じるのでした。
さて、小倉のフォークビレッジにて、二日目のライブ。
いつもお世話になっているマスターの小野さんのお顔を拝見して、やっと九州ツアーをしている実感が出てきました。
今回は忘れ物もなく、またいい感じで演奏ができました。昨日のケルツに引き続き、二日連続で来ていただいたハンマーダルシマー愛好家の方(実は有名な少女漫画家の方なのですが、今のところお名前は伏せさせていただきます)もいらっしゃり、さらにお昼の公園で知り合った方がお客さんになってくれて、心から感謝しながら、昨日と違うプログラムも織り交ぜて演奏しました。
オープニングの福松幹夫さんのギターと歌も、とてもよかったです!
アタウアルパ・ユパンキの歌を中心に、ギターの故郷を感じさせる素晴らしい演奏だったと思います。
終演後もダルシマー談義などで盛り上がり、その後は福岡に借りた安宿にとんぼ返りするのでありました。
着いたのは12時を回っていましたが、やはり飲まないと気が済まない健さんと一緒に日本酒をいただき、バタンキュー。
健さんとのツアーでアルコール率が高くなっていくのは、まあ、お約束です。
★ 11月24日(火)福岡・DANCITY(「Finger Magic Orchestra」に参加)(with Charlie、城直樹、小松崎健)
泊まっている福岡の安宿のあるロケーションがなかなか面白く、ちょうどこの頃行われていた大相撲九州場所(11月場所)の会場・福岡国際センターが、歩いてすぐの場所にあったのでした。近くでは、力士たちの姿もちらほら。もしこの日が空き日程なら迷わず見に行くところでしたが(まだ大相撲を生で見たことはありません)、残念ながら外から雰囲気を味わうだけでした。
この日のオムニバスライブは、以前からのギタリスト仲間の城直樹くんが開催している「Finger Magic Orchestra」。福岡と千葉で交互に開催されるイベントで、フィンガースタイル・ギターの魅力をアピールする意義深いライブなのです。彼は、健さんが主催の「追分ラッキーフェス」に参加したことがあり、今回は逆に私たちが彼の企画に参加することになったのでした。この日は事前に城くんのうちにお邪魔して、簡単な打ち合わせも兼ねてお昼をご馳走になりました。
なんでも新婚ホヤホヤだとかで、おめでとう!その後、会場入り。DANCITYはとてもクールなライブハウスで、こういう機会でもないとなかなかお邪魔できないようなデラックスな雰囲気を味わいました。
城くん、そして若手ギタリストのCharlieくん、ともにリハがものすごく長い〜(笑)。
オープニングを務めてくれたともぞ〜くんの叙情的なギターソロの後、ギタリスト三人がステージ前でDJ形式で会談し、一人ずつギターソロで演奏という、しゃれた構成でした。Charlieくん、ギターの叩き方がカッコいいなあ。昨年CD「Connected」を発表した城くん、もうこれ以上叩いたらギターがマジでバラバラになるよ(笑)。
彼ら若い才能に囲まれて、私にとってもすごい刺激になりました。
私といえば、この日ゲスト扱いだった健さんと数曲共演したり、城くんのラグタイム風の新曲をギタリスト三人でセッションしたり(タイトル決めてよ!)、新鮮な気持ちで楽しく演奏できました。最後の全員セッションでは、選曲に困っていた城くんに「この曲、メロディーもコードも簡単だしセッションしやすいんじゃない?」と私が持ちかけて決まった「聖者の行進」を演奏。図らずもクリスマスシーズン近くで、いい選曲になったと思います。それにしても、城くんとCharlieくんが一生懸命「聖者の行進」のメロディーを覚えようとしているのを見て、私はちょっと時代を感じました...次は「漕げよマイケル」でもやりましょう!終演後は、また安ホテルに戻り、実に自然な流れで健さんと一献傾け、またアルコールと柿ピー率が上がるのでした。
(写真二枚目、向かって左から城くん、Charlieくん、ともぞ〜くん、浜田)。
★ 11月25日(水)熊本・ヌアージュ(with なゆた、小松崎健)
福岡を離れて一路熊本へ。
晴れ渡った青空の下、健さんの運転するレンタカーで快適な移動でした。レンタカーにはカーナビ兼ラジオ・CDプレイヤーも搭載されていましたが、聞くためのCDは持ってきていなかったので、私がiPhone自慢がてらiPod機能を使って音楽をかけたりしました。
熊本のこれまた格安のホテルにチェックイン。この宿は城くんに教えてもらっていた場所で、おかげで旅が快適になりました。しばらくの休憩の後、ヌアージュへ。マスターの片山さん、そしてなゆたさんとの再会! 前回と同じく「アコースティック・なゆたさん」バージョンで、渋く決めていただきました。どうやら階下のお店に配慮してあまりドンドンと足踏みしたりロック風のステージはできないらしかったのです。
私と健さんの演奏も息がピッタリ。「熊本史上初」かもしれないハンマーダルシマーのライブが終わったのでした。
終演後、あの城くんと再会して、3人で記念写真。
みんなでビックリしているところを撮ろう、と発案したら、こんな写真になりました。
なゆたさんとの打ち上げは、いつも盛り上がるのですが、今回は健さんも加えて大焼酎大会になってしまい、最初はこれからの予定に備えて早く帰ろうとしていたのに、ついついタクシー帰りになってしまいました。
それにしても、熊本の馬刺は、最高です。
★ 11月26日(木)久留米・ライブインジャスト(with 小松崎健)
この日は、大牟田で、前回ツアーでお世話になりっぱなしだった、ろくさんと待ち合わせしました。お宅で一休みした後、お知り合いのお店に立ち寄って何曲か演奏してPR。図らずもいい練習になりました。
その後、久留米のライブインジャストにてリハをした後、私と健さんは、iPhoneを使って(この辺がポイント[笑])急遽確保した安ホテルにチェックイン。我々の旅は、安ホテルを抜きには語れないのですが、このホテル、実は2005年秋のツアーでも一度泊まった事があるのでした。
(そのときの日記はこちら)
あの時と料金もサービスも変わらず、夕食・朝食つきで格安料金、なんと素晴らしいホテルでしょうか。
あの時と違って、今度は正真正銘、久留米のライブをやりにきたのです。感慨無量でした。さて、そのライブインジャストでのライブ、おかげさまで大勢の方にご覧いただき、さらに前のツアーでお世話になった晴留音のマスター・しんげんさんなど、前のツアーで知り合ったみなさんにも再会でき、またまた皆さんのパワーをいただきました。当たり前ながら、前の私のソロライブとは全く違う曲目でしたから、驚かれた方もいらっしゃったかもしれません。
ところで、久留米は、他の町と比べてもiPhone率が高くて、自慢しても突っ込まれない(笑)。私のiPhone自慢にただでさえ業を煮やしていた健さんは、この思わぬ状況に「久留米、おかしい!」と言ってました。そのiPhoneを周囲に一気に広めた張本人、今回のライブを企画していただいたターザンさん、そしてろくさんをはじめ、いろんな方達のおかげで、ライブは大いに盛り上がりました。
なんと、福岡のDANCITYで知り合った若手ギタリスト、ともぞ〜くんもお客さんとして来てくれていたので、ついでに演奏してもらったり、充実のライブでした。打ち上げもすごい〜(iPhone秘話、等などについて、いっぱいいじられました...くあ〜)。
結局帰ったのは1時くらい?
それでも、この状況でまた日本酒を飲む健さん...はいわかりました、お付き合いします、という感じで、いよいよツアーも中盤に差し掛かったのでした。
(写真三枚目のiPhone野郎どもの写真、素晴らしいですね)。
この日は、久留米の良心的な安ホテルで、無料チケットにて朝食をいただいた後、健さんの運転する車で大分県まで長い旅をしました。
野を超え山を超え、曲がりくねった道をひたすら走る。街中でコンビニに寄るのが普通だった今までの感覚でいたので、最初に食糧を買い込んでなかったことを悔やみつつ、途中立ち寄った古びた田舎の商店でミカンとパンを買い、健さんと分け合って食べながら旅を続けました。このように、日本の原風景を垣間見るような不思議な道を通って、やっとお世話になる九重観光ホテルに到着。
この地名、「ここのえ」と読む場所もあれば、「くじゅう」と読む場所もあり、実際「久住」という字になっている場所もありました。
おそらく「くじゅう」という音が一番先にあって、そこから漢字を当てて分かれていったものではないかと想像しました。健さんの古いお知り合いで、今回のツアーでは本当にお世話になったMさんに、あちこち観光に連れて行っていただいたりして、充実した移動日でした。
特に、日本最長の吊り橋、九重"夢"大吊橋(全長390m)を渡る事ができたのは、いい思い出です。
最初は、橋を渡るのにお金がいると聞いて「じゃ、いいや〜」とか健さんと言い合っていたのですが、この壮大な景色を目の前にして、そうたびたび来られる場所ではない、びびって逃げ帰ったと思われるのもシャクだと思い直し、思い切って二人で渡ったのでした。あんまり長すぎて、往復したら時間が掛かる掛かる。特に怖くはなかったのですが、最後の方では揺れて、さすがにひやっとしました。その後、ホテルの素晴らしいお食事をいただき(今までの生活から一変して、あまりにデラックスだったので、自分たちのことを「ニセ黄門さまご一行」みたいに感じてしまいました...)、さらに効能豊かな温泉に浸かって、明日からの演奏に向けて英気を養いました。
(写真二枚目が、日本最長のつり橋。長すぎてあきれてしまいます)。
★ 11月28日(土)大分・九重ホームコンサート/九重観光ホテル(with 小松崎健)
この日はお昼に、地元のみなさんの音楽の集まりにお呼ばれして、ホームコンサートをさせていただきました。
その前に行われた演奏会で、老若男女、様々な方たちが集い、ピアノその他の楽器を使い、それぞれ思い思いの曲を演奏されているのを聴きました。もちろんほとんどの方が趣味で演奏されているのですが、いろんな方の人生とともにある音楽の喜びを目の当たりにして、なんだか感動してしまって、ついホロッと来てしまいました。素敵な年の取り方、夫婦の絆、地域の友愛など、いろんなことを感じる貴重な機会でした。晩は、いよいよ九重観光ホテルの施設での演奏。
泊り客にこのような音楽のライブ演奏を楽しんでいただくというのは、演奏したミュージシャンが言うのもなんですが、とても素晴らしいことだと思います。さて、ホール入りする直前に「この曲を演奏していただけますか?」と渡された楽譜には、「坊がつる賛歌」とありました。
こりゃ大変。リハの時間中、ずっと健さんと練習。
こんなときに楽譜が読めないなんて、情けないことは言っていられません。根性で読解しました。
譜があると、チューニングはヘンタイでなくスタンダードになりやすい、というのが私のギターの特徴です。
ギターソロ部分も一応アレンジしましたが、どうやらお客さんはみんな歌う気満々らしく(笑)、結局私はアルペジオに終始しました。
でも、なかなか刺激的で面白い体験でした。おかげさまでライブはたいそう盛り上がり、打ち上げも含めて大団円となったのでした。
さあ、いよいよツアーは明日が最後です!
★ 11月29日(日)大分・大分市ホームコンサート/宮崎 高鍋町・JAZZ SPOT DOLPHY(with 小松崎健) NEW!!
またもや、分不相応なまでにデラックスな朝食をいただき、二日間お世話になった九重観光ホテルを後にしました。
Mさんと健さんの車で大分のとあるお宅に伺い、そこの仏壇のある畳のお部屋で、ごくプライベートなホームコンサートを行いました。
お家の方がご結婚されて、その記念として音楽会を催すという素晴らしい企画なのでした。
完全生音、しかも至近距離で、私たちは、ある時はしっとりと、ある時は楽しく演奏。
幸せを祝うこのような席の雰囲気の中で、今回のツアーでも屈指の、ピタッとはまった素晴らしい演奏になったと思います。
改めまして、おめでとうございます!ここで、いろいろお世話になったMさんとお別れして、大分から宮崎・高鍋町までの長い長い旅路になったのです。
健さんには本当にご苦労をおかけしっぱなしで、せめて途中のコンビニでアイスクリームをおごって差し上げたのですが、「なんかコレうまくないなあ。失敗だ〜」とか言って、まったくもう、おごり甲斐のない人(笑)。こういう軽口で旅の退屈を紛らわせながら、途中お土産を買ったり、海の見える岬にある公園で一休みしながら、高鍋町に着いて、あのROOTSの天満俊秀さんと待ち合わせしたのでした。天満さん、実家がこちらなので、今日の会場、DOLPHYをご紹介いただいたのです。本当に、いつもいつもお世話になってます。先の城くんもそうですが、最近自分の身近で「幸せ」になる人が増えていますが、天満さんも幸せもゲットされたそうです。本当におめでとうございます!DOLPHYは、過去そうそうたるミュージシャンが演奏してきたお店で、入り口から想像していた以上に広く、ゆったりできるお店でした。マスターの藤澤さんがまた面白い方で(打ち上げでは坂庭省吾さんの歌を歌ったり、怪しげなアイリッシュフルート?も吹いてました)、ものすごい枚数のあるLPレコードからミニチュア模型、アイリッシュウイスキーに至るまで、こだわりの品々が店内に溢れる素敵な空間でした。私が注目したのは店内にあったKヤイリの名器YW-1000! 国産ギターマニアに悪い人はいないのです(笑)。
このツアー最後のライブ、おかげさまで大盛況でした。
何日かやっていなかった「ボーナス・ラグ」「ファンファーレ」も含めて、最高のパフォーマンスができたと思います。
終演後はそのまま飲み会になだれ込み、写真のような盛り上がり。気が付いたら日付が変わっていました。
その後、天満さんの家に行き、もう寝るかと思ったらやっぱり焼酎をいただきました。この焼酎「百年の孤独」はかなりの名酒だそうで、こんなへべれけの状態で飲むのは申し訳ないくらいうまかったです。明日は早いのに、ツアーの最後を惜しむかのように、いつまでも続く宴会とオフレコ話に花が咲いたのでした。
ついにツアーも終わり、後は帰るだけなのですが、おそらく私のツアー始まって以来となる遠距離からの帰還。
実はこのツアー最大の難所がこの帰り道なのでした。
高速を使っても5時間はゆうに掛かる長い道のりで、当然朝早くからの出発。
私は一生懸命助手席で健さんを応援しました(それしかできない...)。
しかし、結果がまだ見えない状態の旅ならともかく、それなりに懐も暖まり、ツアーをやり遂げた充実感でいっぱいで、心にはすでに北海道への羽が生えていました。
福岡空港前でレンタカーを返し、お土産も買い、カエルコールをして、飛行機に乗り込んでめでたしめでたし。
この二人で九州ツアーができたらいいね、という話から、いろんな方々のご支援を受けて、ついに実現したこのツアー、こうして幕を閉じたのでした。
次の予定はすでに決まりつつあります。
2010年の2/12(金)〜2/21(日)まで、東京から広島という、冬の本州ツアーです。
こちらもどうかよろしくお願いします!(完)