回文の部屋(2007年2月13日更新) めざせ二千回文!!(その日は遠いけど)

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 目次

   1.序文
   2.浜田作の回文など  NEW!!
   3.いただいた回文など  NEW!!
   4.回文リンク
   5.回文文献

1.序文

 一応真面目に序文を。
 私の一部の友達しか知らないことだが、私は現在とある掲示板の常連である。「批判とメディア」のページで触れたように、顔が見えない人同士の良識が問われるネットの掲示板への参加には、私は多くの場合二の足を踏んでいる。しかし、その掲示板には私の昔からの知り合いが多く参加しているし、とても良い雰囲気なので、楽しんで参加させていただいている。

 そこで、以前回文の話題が出てきた。ずいぶん前、その知り合いたちが回文にのめり込んでいたことを何となく知っていたので、面白いなと思い、自分でも作りだしてみると、もう止まらなくなってしまった。あまりに面白い。面白すぎる。これはもう自分の回文を発表するしかないだろうと、このページを作ってしまった。

 回文は、まだ駆け出しの私が言うのもなんだが、制約の多い、とても高度なユーモアをもつ定型詩の世界であり、その表現には無限、いや正確には無限の半分の可能性がある。また、回文ならではの奇妙な論理と、人によりけりだが現実が見え隠れするペーソスも、その魅力である。こう書くと何だか偉大な文芸作品のようだが、要は語呂合わせであり、実は結構お下劣なものもあるらしい。やはり、たかが回文なのだ。

 一応このホームページは、いまいちマイナーなラグタイム・ギタリストの宣伝のページのはずなのだが、どんどんその主旨と離れていってしまうことが、自分でもとても愉快なのである。回文だろうが俳句だろうが、楽しいと思ったことはとことんやってみたい。

 堅苦しくて失礼しました。それでは回文いってみましょう。以下のように記します。

「回文本文(句読点などをつけた脚色表記)(ひらがな表記)

例:1.「好きに回文全部以下に記す」(すきにかいぶんぜんぶいかにきす)

 

2.浜田作の回文など

 知り合いや地元の人にしか通用しないような「ローカル回文」もあるのですが、ここではそういうものはなるべく載せないようにします。まだ工夫も修行も足りないと思いますが、これから精進していきたいです。
 いっぱい作ったからか、更新や登録にメチャメチャ時間が掛かるようになってきたので、ページを分けておおまかなジャンル別に並べ替えました。
 いつの間にか、千回文という目標を達成してしまいました。次は二千階分じゃない、二千回文を目指します。

 <野球他スポーツ系> 現在 164

 <音楽・芸能・マンガ・内輪ネタ系> 現在 181

 <政治・社会情勢+電機労連系> 現在 240 NEW!!

 <お気楽・ダジャレ・ナンセンス・ダメダメ系(1)> 300

 <お気楽・ダジャレ・ナンセンス・ダメダメ系(2)> 300

 <お気楽・ダジャレ・ナンセンス・ダメダメ系(3)>(新作はこちら) 現在 71(計671) NEW!!

 <18禁系> 18歳未満の方は見ないでください(といっても、それほどでも...) 現在 61

 合計 1317

 

3.いただいた回文など

 あなたの作った回文を募集いたします。私のメール宛にお気軽にどうぞ。

 私の回文大先輩である HARD TO FIND の小松崎健さんが作った、素晴らしい名作の数々。健さんのホームページには面白い回文が満載です。ここでも一部をご紹介していましたが、直接行ってもらった方がいいので消します。このページ一番下の回文リンクよりどうぞ。

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 先日私が、TABギタースクール打田十紀夫さん「夜泣き十紀夫よ、起きときなよ」(よなきときおよおきときなよ)という回文を捧げると、1のように回文返しされました。CDを買おうとしている、私の貧乏な心情を一句で言い当てている秀作です。続きもいただきました。

1.「仕方ない。買いな、隆史」(しかたないかいなたかし)

2.「レアな人間になあれ」(れあなにんげんになあれ)

3.「ヨダレだ。この子、誰だよ」
(よだれだこのこだれだよ)

4.「灘も、イタリアも、肉の国も。あり?タイもだな」(なだもいたりあもにくのくにもありたいもだな)

5.「諭す。天こ盛りもコンテストさ」(さとすてんこもりもこんてすとさ)

6.「ん?オリオン?」(んおりおん)

7.「やれ、ゴールデン。混んでる、おごれや」(やれごおるでんこんでるおごれや)

8.「確かレアなあれ貸した」(たしかれあなあれかした)

 さらに、以下の懐かしい情報をいただきました。
 「確かもう7〜8年も前になりますが、ロッテリアでデザートのナタデココを発売したときに下記のような回文をキャッチ・コピーにしていました。覚えていますでしょうか。すごく印象に残っていたのでご紹介します。」
★「ナタデココ、出たな」(なたでここでたな)

 企画会議で得意げなコピーライターの顔が目に浮かびます。
 打田さん、超多忙なはずなのに回文にはまってしまわれたようで、私は罪の意識を感じています(?)

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 さらに回文に入れ込むのは親だけでなく、打田さんの息子・昇太郎くんまではまってしまったそうで、以下の力強い回文をいただきました。はっきり言って親を越えたシュールなセンスで、末恐ろしい。私も、この回文親子に負けずにがんばりたいものです。

1.「借りる靴を作るリカ。」(かりるくつをつくるりか)

2.「モンキーさ。いつ?つい最近も?」
(もんきいさいつついさいきんも)

3.「マラのパンツ。ん?パノラマ?」
(まらのぱんつんぱのらま)

4.「回文答えた昆布イカ。」
(かいぶんこたえたこんぶいか)

5.「ボロケツ草。うそつけ、ロボ。」
(ぼろけつそううそつけろぼ)

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 また、ロックバンドSpeedRider田村幸司さんも、某掲示板に素晴らしい回文を寄せています。

1.「今晩居てる?さあ!サルティンバンコ!」(こんばんいてるさあさるてぃんばんこ)

2.「倉木麻衣は、今、気楽」(くらきまいはいまきらく)

3.「プッチモニにも チップ」(ぷっちもににもちっぷ)

-----(2006-1-12)-----------------------------------------------

★ 2006年1月、何と地球の反対側の国・ブラジルのリオデジャネイロ日本人学校4年生・藤田亜弓さんから回文をいただきました。ありがとう!

1.「床の間の琴」(とこのまのこと)

2.「宇津井健氏、神経痛」(うついけんししんけいつう)

3.「雅子様」(まさこさま)

----- (2006-1-13)-----------------------------------------------

★ さらに藤田亜弓さんから追加の回文をいただきました。ありがとう!
 担任の先生のご協力もいただきました。

@「くるまはまるく」(くるまはまるく)

A「建て増し待てた」(たてましまてた)

B「たつまき待った」(たつまきまつた)

C「旅先さびた」(たびさきさびた)

D「たぶん ぶた」(たぶんぶた)

E「てんぐの軍手」(てんぐのぐんて)

F「ダンスがすんだ」(だんすがすんだ)

G「近寄るよ勝ち」(ちかよるよかち)

H「血まなこな町」(ちまなこなまち)

I「竹馬の友とのバクチ」(ちくばのともとのばくち)

J「そうするの?美波の留守ウソ!」(そうするのみなみのるすうそ)
(藤田さんのコメント「美波というのは、学校の女の子のなまえです。」)

K「そうそう けさの新聞紙の酒ウソウソ!!」(そうそうけさのしんぶんしのさけうそうそ)

私も回文をお返ししましたが、最近回文から遠ざかっていたもので、千回文を作った頃の調子が出ません。
これからも気が向いたら精進していきたいと思います。私の最新の回文は2に統合しました。

----- (2006-2-9)-----------------------------------------------

★ KIBAさんという方から以下の回文をいただきました。この方からのメール文はまさにこの回文だけで、私は何と言って良いものか、実にリアクションしがたい。

1.「橙好きの傷偉大だ」(だいだいずきのきずいだいだ)

-----(2006-3-1)-----------------------------------------------

★ まんさんキングさんから以下の回文をいただきました。当ホームページでは18禁に入れるかどうか迷いました。

1.「何て躾良い娘、良い尻してんな」(なんてしつけいいこいいけつしてんな)

----- (2006-3-3)-----------------------------------------------

★ トツローさんから以下の回文をいただきました。これは、かなりの実力者とお見受けいたしました。

1.「八木さん近年年金詐欺や」(やぎさんきんねんねんきんさぎや)

2.「ムカ!サブちゃん今夜乳房噛む。」(むかさぶちやんこんやちぶさかむ) 18禁?

3.「カンニング、スイス軍認可。」(かんにんぐすいすぐんにんか)

4.「美しい体位、痛いし苦痛。」(うつくしいたいいいたいしくつう) 18禁?

5.「夜、遠藤寝付き、きつねうどん得るよ。」(よるえんどうねつききつねうどんえるよ)

6.「い、いかんな!土井たちの団体運賃浮いたんだ。のち、態度なんか良い。」(いいかんなどいたちのだんたいうんちんういたんだのちたいどなんかいい)
----- (2006-3-23)-----------------------------------------------

★ トツローさんからさらに以下の芸能回文をいただきました。な、長い!

1.「夜ね、月見うどん姉と食べ食べ、トレカしたあと、あたし、彼とベタベタとね。…安藤美姫、つねるよ!」(よるねつきみうどんあねとたべたべとれかしたあとあたしかれとべたべたとねあんどうみきつねるよ)

2.「余談さ。ヒロミの妻、松本伊代は良い友、妻。松野見ろ、悲惨だよ…」(よだんさひろみのつままつもといよはよいともつままつのみろひさんだよ)

-----NEW!! (2006-6-1)-----------------------------------------------

★ YAMAさんから以下の回文をいただきました。

・「亀田さん検査だめか・・」(カメダサンケンサダメカ)

このじわじわ怖い回文を受けて、私も以下の「検査回文」をお返し。
だんだん「揚げ足取り」が重要な回文モチーフになってきました。

1.「検査が怖いわ、子が産気」(けんさがこわいわこがさんけ)

2.「バリウム売場」(ばりうむうりば)

-----NEW!! (2006-7-20)-----------------------------------------------

Hirobumi Sugiyama さんから以下の回文をいただきました。
  喫煙の害を訴えた社会派回文です。

・「タバコの吸いすぎ、スイスの子、バタ!」(たばこのすいすぎすいすのこばた)

では私も一首お返しします。久々の回文は苦しい...。

・「岡島さんが禁煙祈願さ、マジかお?」(おかじまさんがきんえんきがんさまじかお)

-----NEW!! (2006-9-15)-----------------------------------------------

★ ブラジルの小学生・藤田亜弓さんから再び素敵な回文をいただきました。ありがとう!
  担任の先生が帰国しても回文を続ける亜弓さん、まさに回文の自立です。

@リアルに人間に似るあり(りあるににんげんににるあり)

A一塁にいる地井(いちるいにいるちい)

Bムカッ べッカム(むかっべっかむ)

Cどうなろうと打倒ロナウド(どうなろうとだとうろなうど)

D夜何着る気になるよ(よるなにきるきになるよ)

E保安官アホ(ほあんかんあほ)

Fイチローにデニーロ地井(いちろーにでにーろちい)

Gカモのモカ(かものもか)

H下手なあたし作る靴下あなたへ(へたなあたしつくるくつしたあなたへ)

I暗いイラク(くらいいらく)

J家にエイ(いえにえい)

-----NEW!! (2007-2-13)-----------------------------------------------

★ 「城」さんから回文投稿をいただきました。私の知っている「城」さんといえばギタリストの城直樹くんですが、この方はちがうみたいです(笑)。

1.井内和子は小遣い無い(いないかずこはこずかいない)

 

4.回文リンク

回文関連リンクです。リンク切ればっかりだったので直しました。
まあ、これに限らず、グーグルでネット検索すれば20万件くらい出てきますから、どうぞ勝手に飛んでいって下さい。

小松崎健さんの回文ページ」:回文仲間で、この分野での私の大先輩。自然で意味の通る回文は素晴らしい。

小松崎健さんの掲示板」:「某掲示板」です。ハード・トゥ・ファインドと札幌のジャック・イン・ザ・ボックス界隈の掲示板。また回文掲示板っぽくなってくれるといいなぁ。

たいこめ−回文を超えることば遊び」:おもしろさ保障付きの言葉遊びページ。「たいこめは'94年,週刊文春に連載された回文に似た言葉遊びですが、連載後も会を作って創作を続けております。回文を作られる方も数多く参加しておりますし、回文とはちがった面白みがあります」とミドリムシさんの弁。私も今度トライします。

ゆくぞ家族湯」:題名からしてナイスな回文です。ギタリスト斎藤誠さんのバンドのパーカッショニスト、成田昭彦さんによる回文ページ。ミュージシャンの回文好きは、私やコンペイ党界隈だけではなかったということがわかり、やれ一安心。

 

5.回文文献

 回文関連文献の詳細については、ネットなどでご覧いただければと思います。

 ときに、私は先日小松崎健さんの家に泊まったのですが、そこで『回文のすべて』という素晴らしい本を見ました。以前から話には聞いていたのですが、もうこれでもかこれでもかという、めくるめく回文世界に、ただただ圧倒されました。しかも、回文作成のルールが当ホームページよりも厳しく、よくこんな制約でいろいろできるなと感心しきりでした。特に「大人の回文」には執念すら感じました。そのまま書いてしまったら発禁確実なので、その本では伏せ字になっていましたが、逆から読んだら一目瞭然なのであんまり意味無いと思います。とにかく、全ての回文ファンの必見本でしょう。

 「よし、この本には負けないぞ」と意気込みたいものですが、まず勝てないということは確かでしょう...

 

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