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4.2006年10月28日(土) 名古屋・パラダイスカフェ21でのコンサート風景。
三連泊した上野のホテルを(ゆっくり)チェックアウトして、一路名古屋へ。
RagtimeCaveさんは、大阪まで所用のため、途中まで一緒に行きました。
デヴィッドさんはかなり荷物が多いので、手伝っていただいて助かりました。
何とかホテルにチェックインして、その後、会場となる「パラダイスカフェ21」へ。
(リハーサル風景。かっこいい!)パラダイスカフェさんは、このツアーで唯一となるライブハウスの会場。
他の会場はホールや貸しスタジオなのですが、ここだけはテーブル席にドリンクオーダーも可という、
実にリラックスした聴き方ができる素敵な場所です。
しかしピアノはヤマハのグランドピアノで、とてもよく鳴っていました。
このツアーの中でも、実は名古屋のお客様は得をしたのではないか、と思えるのです。
(コンサート本番中。ピアノマニアの面々、手元を見ようと左に寄ってます...)名古屋は、日本ラグタイムクラブ(事務局・室町一攻さん)のお膝元。
しかし集客には不安があったため、当初はここでの開催が危ぶまれたのです。
でも、私は無理を通して名古屋にデヴィッドさんを連れてきました。
結果もまずまず、お客様みんなに真剣に聴いていただき、私は本当にここに来て良かったと思います。
通常プログラム二日目ですが、場所のせいか少し雰囲気が違って聞こえました。
後半の最初は新作のタイトル曲「Discovery」。彼の新たなる代表曲です。
次は、長年のファンならおなじみの「Through The Bottomlands」。人に訴えかける力のある名曲です。
続く「Memories Of A Missouri Confederate」は、比較的近年の密度の濃いラグタイム。
なお、「ミズーリ」の発音、デヴィッドさんによると古くは「ミズール」「ミズーラ」のように聞こえる発音だったようです。
その後、コラール(私はCD解説などで「コーラル」と書きましたが本人はこう発音していました)の荘厳な世界。
そしてもはや説明不要の名曲、「Maria Antonieta Pons」と「Roberto Clemente」。
どちらも彼の代表作ですが、「Maria Antonieta Pons」の方は近年あまり演奏していなかったそうです。
来日交渉時、私がこの曲に強い思い入れがあることを話すと、「じゃあプログラムに入れよう」と決めてくれたのです。
本当に恐縮でしたが、心から聴きたかった曲なのです。日本ラグタイムクラブの皆さんのおかげで、名古屋のコンサートもこうして無事に終了しました。
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終演後の面白いエピソード。
ホテルに戻った後、小雨の中、どこか食事できるところは無いか探していると、ココイチを発見。
今回のツアーでは今まで見栄を張って割と高めのレストランに連れて行くこともあったと思うのですが、
何とデヴィッドさんはココイチのカレーがお気に入りになってしまいました。
運悪く、この日以外はココイチに出会えませんでしたが、ココイチばっかり食べてくれれば
食費も安上がりだったかも...(笑)
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